公開前からそのド派手なカーアクションに、かなり話題になっていた『ワイルド・スピード ICE BREAK』。
前作の『ワイルド・スピード SKY MISSION』のラストシーンとエンディングの『See You Again』で大泣きしてから、もうこれ以上このシリーズをみると辛くなってしまうのではないかと思っていたのですが、なんとか気持ちを入れて観に行ってきました!
いやそれにしても、ハゲしかいない・・・
Index
ワイルド・スピード ICE BREAK(The Fate of the Furious / Fast & Furious 8)
監督 | F・ゲイリー・グレイ |
---|---|
脚本 | クリス・モーガン |
出演者 | ヴィン・ディーゼル ドウェイン・ジョンソン ジェイソン・ステイサム ミシェル・ロドリゲス タイリース・ギブソン クリス・”リュダクリス”・ブリッジス スコット・イーストウッド ナタリー・エマニュエル エルサ・パタキー カート・ラッセル シャーリーズ・セロン |
公開 | 2017年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
あらすじ
レティとキューバでハネムーンを過ごしていたドム。
ある日、ドムが街を歩いていると見知らぬ女に出会う。
女はドムにiPhoneの画像をみせ、こちら側に味方につくように脅しをかける。一方ホブスはノーバディから、ドイツの武器商人達に奪われた電磁パルス砲を取り戻す任務について欲しいと依頼を受ける。
ホブスはドムたちに声をかけ、再び「ファミリー」は終結し電磁ぱする方を無事回収する。ところが突如ドムがチームを離れ、電磁パルス砲を奪い取り姿を消してしまった。
突然のドムの裏切りに困惑するファミリー。ノーバディからの情報で、ドムはサイファーという最強ハッカーに手を貸していることが判明する。
ファミリーは2人の行くへを追うことに・・・
大人気カーアクションムービーの第8弾。
今までのシリーズで主人公を務めていたポール・ウォーカーが事故で急逝してから、初めての続編となります。
監督を務めるのはF・ゲイリー・グレイ。
ハゲが大暴れ!!車も大暴走!!
あーすっごい脳筋カーアクション映画だった!!
ハゲ最高!みんながハゲハゲ言って盛り上がる理由がわかりますよね。
ドウェイン・ジョンソンの腕みました!?!?なにあれ!丸太なの??
そんでもって全く予想していなかった赤ちゃんが、最高にクールな立ち位置で笑いました。
前作のポール・ウォーカーの旅立ちでかなり悲しみに暮れていたので、一体どんなことになるのやらと心配していたのですが、『ワイルド・スピードシリーズ』の新章のような作品になっていて、よかったですね。
そして所々に感じるブライアンの存在。
ブライアンや今までのシリーズのファンに敬意を示しつつ、作品、ファミリーは次のステージへ進むんだというのを本編から感じました。
続編やってくれて本当に良かったです。
前作で終わっていたら、シリーズに対して悲しい気持ちしか抱けないし、それってポールに失礼な気がしますよね。
ラストの赤ちゃんのくだりは、ドムに名前をつけて欲しいってエレナに言われていたところでなんとなく察していましたが、やっぱりいざ「ブライアン」とつけているシーンをみると泣けてきてしまいました。
あーやっぱりね、まあそうだよね、はは・・・と、3D眼鏡の奥でダラダラ涙を流していたのは私です。
カーアクションに関してはもう予告通りの派手さです。
しっちゃかめっちゃか、そんなのありか!?というくらいの大暴れっぷり。
予告にだいぶ本編のクライマックスなアクションシーンがぶち込まれているので、逆に予告はみないでいった方が興奮度は上がるかもしれませんね。
なかなか難しい話ではありますが。
それにしたってロシアは核爆弾盗まれすぎなんですよね〜
まーたロシアの核爆弾かい!と笑ってしまいました(笑)
発射ボタンはスーツケース型なのって、アクション映画界ではお決まりのスタイルなんでしょうかね?
今回の敵であるサイファーを、どっかでみたことあるんだよな絶対、と思っていたら、シャーリーズ・セロンでしたね!
髪があんなに長いと誰だかわからないや。
新たな敵、そして新たなファミリーの誕生
ストーリーの大筋は、よくあるアクション映画シリーズもののネタになってしまっていますが、まあこれは仕方ないですね。
ご長寿シリーズになると私はストーリーより、シリーズのファンにとって嬉しい小ネタやキャラクターの登場の方に興奮しだすので、その点は今作は十分満足できました。
というより、『ワイルド・スピードシリーズ』っていままでもわけわかんない展開やストーリーばかりだったので、そこんところは求めてはいけないですね(笑)
記憶を取り戻したレティとキューバでハネムーンを楽しんでいたドム。
オープニングでは、ドムのいとこが地元の男とトラブっているという話を聞きつけ、流れでストリートレースをすることになるのですが、ブライアンとドムの出会いの原点を彷彿とさせる憎い演出でした。
その後、突如謎の女・サイファーが登場したことにより、平和だった状況は一変。
ドムはサイファーの仲間に加わり、ファミリーを裏切ることになります。
今回はファミリーの崩壊がストーリーの起爆剤になっており、今までのシリーズとは違った展開をみせています。
最初にサイファーがドムを脅していた時点で、裏切りというのかこれは?と思ってはいましたが、そこを突っ込んだらおしまいですね!
ドムの抜けたファミリーは、ドムの裏切りにはサイファーという女が絡んでいることを知り、彼らの行方を追うことに。
ここで、過去作から嬉しい合流や衝撃の展開があり、シリーズファンとしては興奮するポイントだらけでした。
コミカルでアメリカンなやり取りも多く、特にホブスとデッカードの言い合いには毎回笑わされましたね。
てめえのケツに噛み付いてやるみたいなセリフがあったのですが、アメリカ人の煽り文句には毎回驚かされるばかりです(笑)
結局サイファーとの決戦は彼女に逃げられてしまい、決着つかず。
まさかのラストに、え?もしかして続きやるの?と思っていたらこれ3部作の予定なんですね!!
ということはあと2作、サイファーがラスボスということになるのか〜
なんか今作ではかなり小物感のあるキャラクターでしたが、大丈夫なのかな?あと2作で最強の敵っぽく成長するのかな?
ラストはもう何もいう必要ないです、ありがとう、ありがとう。
お馴染みのキャラ、懐かしのキャラ、そして新たなメンバー?が集結
シリーズものとなると、やはりメンバーが安定してきてチームワークの良さが伝わってきますね。
特に『ワイルド・スピードシリーズ』は「ファミリー」という言葉があるくらい仲間の存在というのは大きい要素だと思います。
シリーズものにハマると、段々キャラ萌えにシフトチェンジしだす身としては、今回の豪華なお馴染みのメンバーにかなり燃え上がりました。
ドム、ホブス、レティ、ローマン、テズ、ラムジー、エレナ、テッカードと安心のいつものメンバーに、帰ってきてくれた!と喜びもひとしお。
もちろんシリーズお馴染みの悲しい別れも・・・
個人的にはテッカードが仲間になってくれてテンションめちゃくちゃ上がりました。
やったぜ!またハゲが増えた!
やっぱりジェイソン・ステイサムかっこいいんですよね〜
時々本編に混じるブライアンは存在するんだという演出にも、グッときました。
映画の中では、ブライアンは家族とともに生き続けているんだ。
そして思いがけない最強のキャラクターの登場にキュンキュンしました。
ドムとエレナの子ども。赤ちゃんです!(笑)
ものすごくかわいいかったです〜
目がクリックリで、たまんない。
自分の母親が目の前で殺されてしまうという展開にはかなり過酷なものを感じましたが、本編終盤のテッカードとのアクションにはやられました。
あのシーン結構好きです。
テッカードが強いというのもありますが、目の前で繰り広げられる銃撃戦をもろともせず笑顔で笑っている赤ちゃんすごすぎる。
肝の座り方が半端じゃない。
ラスト、ドムが彼の名前を「ブライアン」とつけた瞬間にわかっていても泣いてしまったわけですが、こういう風にブライアンの存在を残してくれる演出は嬉しいもんですね。
ハゲはマッチョじゃなきゃいけない法則とかある?
もうハゲマッチョが渋滞していてわけがわかりませんね(笑)
やっぱりヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサムの存在感がすごい。
この3人がいるだけで画面が割れそうなほどの強い勢いを感じます。
動きが大きいからアクションも派手になるし、見栄えもいいですね。
今回はヴィン・ディーゼルが嘘とはいえ敵側に回っていたので、ドウェイン・ジョンソンがチームの中心的な立ち位置でよかったです。
ヴィン・ディーゼルもクールで素敵ですが、ドウェイン・ジョンソンのぶっ飛んだ筋肉バカ感が好きなんですよね。
刑務所でのシーンすごくなかったですか?
両腕を2人の警官の首に一発当ててKO。あれはすごかった。笑っちゃいました。
そして私の中のハゲハリウッドスターNo.2、ジェイソン・ステイサム。
(No.1はもちろんブルース・ウィリス)
嫌味なイギリス人ハゲっていいキャラしてますわ〜
ドムの赤ちゃん奪還のシーンめっちゃくちゃ面白かったです。
ずっと笑ってました。
ぶっ飛びすぎのカーアクション
『ワイルド・スピードシリーズ』ではなくてはならないのがド派手なカーアクション。
これはもう文句なしの100点ですね。
ニューヨークではサイファーが、車をハッキングさせて街を大混乱に陥れるという若干SFチックな展開に苦笑いしそうになりましたが、でもあれだけ大量の車がニューヨークの街で走り回るのは贅沢ですね。
特に駐車場のビルから次々と車が落ちてくるシーンは圧巻でしたね〜
次々と落ちてきてクラッシュする車。
車はおもちゃじゃないんだぞ!!
そして本編後半のロシアでの激闘カーチェイスも、もはや我々の理解の範疇を超えている演出に口が開きっぱなしでした。
あんなド派手で危険極まりない鬼ごっこは、絶対に真似できません(笑)
ボンボン爆発するのは当たり前、車は吹っ飛ぶわその爆発で氷も割れるわ、まさにアイスブレイクしたアクションシーンでした。
魚雷を素手で方向転換させるなんてのも、『ワイルド・スピードシリーズ』にしかできない芸当ではないでしょうか。
良かった点
・カーアクションが派手
・音楽にそったカット割り
カーアクションの派手さに限りますね。
もちろんキャストの素手でボッコボコにしていくアクションシーンも爽快感抜群です。
アクションシーンではズンズン系の音楽がBGMで流れているのですが、その音に合わせて画面が動いていくのが気持ちよかったです。
悪かった点
・シリーズ未見の人にはちょっとわかりづらい小ネタ
・エレナの扱い
ブライアンのことや、エレナ、テッカードなどキャラクターに関する背景の説明がないので、シリーズをみていない人には少しわかりづらい演出もあったかもしれません。
ファンとしてはエレナの最期があんなのって、寂しいんですが・・・
まとめ
ポール・ウォーカーが亡くなり、シリーズはどうなることやらと思っていましたが、新たなシリーズの始まりを感じさせてくれるいいまとめ方だったと思います。
ハゲマッチョ達が大暴れするアクションシーンも必見。
カーアクションはもはや限界なのではないか、と言いたくなるくらいやりたい放題やってくれていて、みていて清々しい気持ちになりますよ!
今回の『ワイルド・スピード ICE BREAK』からシリーズは3部作になるとのことですので、続編が楽しみですね。
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