「宇宙人」という未知の存在は、過去から現在に至るまで、いつの時代も我々の心をワクワクさせてくれますよね。
映画では、未知の存在だからこそ、いろいろな宇宙人の姿が描かれてきました。
今回はそんな宇宙人と人間がいろいろな形で交流している映画、12作品を紹介します!
作品は公開順に紹介していきます。
Index
エイリアン(1979年)
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元祖「異星人 vs 地球人」映画。
この映画のヒットにより、「エイリアン=異星人」という言葉が世界中に定着したんだそうです。
突如宇宙船に乗り込んできた異星人・エイリアンが次々と乗組員たちに襲いかかるSFパニック映画。
近年のパニック映画を観慣れている方は、新鮮に感じられないかもしれませんが、公開当時はSF映画なのにホラーチックなストーリーや、エイリアンのおぞましい見た目が斬新で大ヒットしたんだとか。
迫り来るエイリアンとの攻防戦に肝を冷やすのですが、それが癖になる。
エイリアンの見た目のグロさもたまんないですね。
乗組員の体内から突然エイリアンが孵化したシーンは子どもながらに忘れられず、一時期トラウマになりましたね(笑)
E.T.(1983年)
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何度みても後半から涙ぐんでしまう名作ですね。
本編を観たことがない人でも、E.T.と主人公が指を触れ合わせるシーンは見覚えがあるのではないでしょうか、
ある日地球に植物採集にやってきたところ、タイミング悪く取り残されてしまった宇宙人を、地球人の少年・エリオットが見つけ、交流を深めていく友情物語。
宇宙人と地球人が出会って心を通わせ、友情を築いていく物語は、今となってはよくある話かもしれませんが、『E.T.』に於いてはいつ観ても胸が温かくなり、優しい気持ちにさせてくれます。
E.T.とエリオットの心がシンクロし始めるうちに、観ているこちらも2人の気持ちに沿っていくんですよね。
あとは音楽がすごく好きで、その場面場面に合った美しいBGMがより映画への気持ちを高めてくれます。
プレデター(1987年)
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『エイリアン』同様、こちらも突如地球を襲いにやってくるSF映画。
ある日中央アメリカへ捕虜を回収しに向かった要人たちが、地球を襲いにやってきた異星人・プレデターと出会い死闘を繰り広げる。
主演はあのアーノルド・シュワルツェネッガー!
まだまだ若くて、筋肉がすごいです。
『エイリアン』はホラー系でしたか、『プレデター』はホラーというよりドンパチバトル系。
といっても80年代映画らしいなかなかグロい描写がたんまりなので、ご期待下さい。
ちなみに『エイリアン vs プレデター』というゲテモノ同士が大激突する最強B級SF映画もなかなかのめちゃくちゃっぷりなので、両シリーズを制覇してぜひ辿り着いてほしいです。
インデペンデンス・デイ(1996年)
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もはや日本ではネタ的な存在となりつつある名作、『インデペンデンス・デイ』。
7月2日。突如謎の宇宙人が地球を侵略しにやって来た。
宇宙人が進行して来てから、アメリカ勝利を掴む7月4日までの激戦を描いた超大作SF映画(1996年当時)。
「インデペンデンス・デイ」とは「アメリカ独立記念日」という意味で、アメリカがイギリスから独立した日が7月4日なので、それとかけているんですね。
とにかくアメリカ万歳映画なので、ある意味客観的な気持ちで半笑いしながら観られます。
後半からの盛り上がりは最高ですね。
大統領の熱がこもった決死の演説はその熱量と名演技っぷりにこっちまでなんだか熱くなってくるし、その流れからの最後のおっさんの特攻にはうおおー!と思わず雄たけびをあげたくなっちゃう。
ちなみに20年ぶりの続編となった『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は・・・うーん(笑)
メン・イン・ブラック(1997年)
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世の中にはびこる3部作映画で、数少ない全シリーズ面白かったと思うSF映画。
ある日宇宙人の存在に気づいてしまった主人公が、宇宙人たちが地球で悪さをしないために監視している秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)で働くことになり、組織のベテラン捜査官Kとコンビを組み様々な宇宙人のトラブルを解決していく物語。
アメリカで有名な数々の都市伝説をベースに、もし宇宙人が地球にいたら・・・という世界観をコメディタッチで描いています。
ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの凸凹コンビにも注目です。
1、2作目はコメディ色が強いのですが、最終作の3だけはお涙頂戴を狙ってくるのでご注意を。私は見事に撃ち抜かれ、泣きました(笑)
宇宙戦争(2005年)
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まあ一応紹介しておきましょうね・・・トムが出てるからね・・・
ある日奇妙な稲妻が地球に落ち、そこから謎の巨大な宇宙船が現れる。
地球を侵略しようとやってきた宇宙人と地球人の決死の戦いを描いた古典的SF映画。
監督は巨匠スティーブン・スピルバーグ。
映像も2000年代の作品なので綺麗だし、役者も問題なし。
ただしストーリーがイマイチ。致命的。
トム好きなので、基本的にトム作品はボロクソ言うことないのですが(大体トムが出てればオッケーだから)、『宇宙戦争』!君だけはダメだ!
序盤は『インデペンデンス・デイ』っぽい(そもそも『インデペンデンス・デイ』が『宇宙戦争』の原作である小説をオマージュしてる)のですが、オチがとんでも展開すぎて酷い。
ぜひ皆様にも全世界ポカンもののラストを確認してほしくて紹介させていただきました(笑)
地球が静止する日(2006年)
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今回ご紹介するのは、1951年に公開された本家ではなく、2006年にキアヌ・リーブス主演で公開されたリメイク版。
突如ニューヨークに謎の球体が現れた。中から出てきたのは地球を救いにきたという宇宙人。
宇宙人を捕獲し研究しているうちに、やがて地球は破滅の危機に襲われる。果たして地球の運命やいかに!?
CGはとても綺麗で、映像の見応えはあります。
しかし、とにかく子どもに苛立つ!(笑)なぜあんなキャラクターにしたんだ!?
ベースは古典的SFといった感じですが、オチがとんでもないどんでん返しで、『宇宙戦争』に匹敵するがっかりストーリーです。
こちらもぜひポカンもののオチをご確認ください。
アバター(2009年)
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本格的な3D映画進出作品として、公開当時はそれはそれは話題になりましたね!
そして、賛否両論の嵐。私は、当時否定派で、3D?夢の国か?観ないぞ!と映画ファンあるまじき態度で世の中の盛り上がりを見つめていました。
いやあ、今となっては3DIMAX万歳派ですからね・・・映像技術の進歩はすごい。
人造生命体「アバター」に神経接続され別の生命体となった主人公が、惑星パンドラに住む原住民ナヴィとの交流を繰り返すことで、やがて彼自身が地球人に対して立ち向かっていくSFドラマ。
WOWOWで観た時、後悔しましたよ・・・なぜ劇場で観なかったのか。捻くれ者め・・・
映像が、それまでのSF作品とは格段に差をつけて美しい。CG技術が一気に進歩したのを感じました。
ストーリーも面白いんですよね。設定があれこれ複雑に感じますが、根本的なテーマ性は一貫していてわかりやすい。
ぜひもう一度映画館で上映してほしいですね〜
宇宙人ポール(2011年)
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サイモン・ペグとニック・フロストの脚本が神がかっている『宇宙人ポール』。
いわゆるB級映画なので、気軽に観れますよ。
SFオタク友達のイギリス人2人が、アメリカでSF聖地巡りをしていたところ本物の宇宙人に遭遇。
宇宙人は自らをポールと名乗り、自分の故郷に帰してほしいと2人にお願いする。
人間と宇宙人の奇妙なSFロードムービー作品。
宇宙人・ポールのキャラクターが最高。
うっかり地球に落ちて来て長い間アメリカの研究施設にいたという彼は、まるでアメリカ人のような陽気な宇宙人。
おしゃべりだし、スナックは食べるし、下品な言葉は吐くし、タバコ、酒なんでもあり。
あまりにもぶっ飛んだポールのキャラに、次第に愛着が湧いてきます。
SFオタクとおしゃべりな宇宙人の爆笑ロードムービー!SFネタがてんこ盛り!『宇宙人ポール』
オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)
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『宇宙戦争』しかり、『オブリビオン』しかり、トムとSFの相性は悪いのではないかと心配になっていましたが、こっちはね!大丈夫!面白いです!
地球外生命体に侵略されている地球。
ある日主人公が、地球外生命体から発された特殊な血を浴びたせいで、彼らのタイムループの世界に巻き込まれてしまう。
タイムループに巻き込まれた主人公が、地球を救うために死と闘いを繰り返す、近代的SFアクション映画。
ちなみに原作は、日本人作家である桜坂洋のライトノベル『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。
SF映画における「ループもの」って意外とないんですよね。そしてストーリーも面白い。
ダメダメなトムも新鮮で、更にそんなダメダメっぷりが徐々に無敵主人公になっていく様もかっこいい!
トムが死んだり生き返ったり。タイムループで勝利をつかむ。日本原作のハリウッド大作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)
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「マーベルコミック」原作の大ヒットSFアクション映画。
種族も性別も違う4人のキャラクターが協力し合い、「オーブ」という宝を守るため敵に立ち向かうSFアクション映画。
思わずノリたくなるようなアップテンポな音楽が流れたり、コミカルなシーンが多く、終始笑いが尽きない作品。
映像も宇宙が舞台になっているので、とても美しく、またアクションシーンは迫力満点です。
「マーベルコミック」原作の映画は作品ごとに関連性があるので、なかなかとっかかりにくいのですが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は単品でも十分楽しめる作品だと思います。
ピクセル(2015年)
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映画館で観てめっちゃ爆笑しました。大勢でワイワイ観て欲しいコメディー寄りのSF映画。
お子さんにもオススメ。
ある日ゲームの世界のキャラクターたちが地球を襲撃しにやってきた。
その正体は、異星人が生み出した兵器で、異星人はNASAから送られてきたゲームを地球からの挑戦状と勘違いしたせいで地球に戦いを挑んだのだった。
とにかくゲーマー、特にレトロゲーム好きにはたまらない映画ですよね!
『パックマン』や『アルカノイド』、『ドンキーコング』など日本に馴染みのあるゲーム作品のキャラクターが劇中に次々登場し、主人公たちと戦いを繰り広げていきますので、日本人にとっても楽しいと感じる映画ですね。
さらにパックマン生みの親である岩谷氏本人の出演もあります。
実際にゲームをクリアする要領で敵を倒していくストーリーなのでわかりやすく、ゲームを知らない人でも観やすい映画だと思います。
まとめ
年代が近年に近づいてくるほど、宇宙人へのイメージは多様化され、色々な姿や性格の宇宙人が描かれていくようになりました。
またCG技術が上がり、より壮大でクオリティが高く、没入感たっぷりの宇宙の世界を描いた映画が増えたように思います。
異なる種族同士が共存している世界が舞台の作品には、『スター・ウォーズシリーズ』や『スター・トレックシリーズ』などもありましたね!
「宇宙人と地球人」をテーマに作られた映画というものは、今も昔も私たちにたくさんのロマンを与えてくれます。
宇宙人は時に仲間で、時に敵で、時に主人公になる。
これからも、たくさんの宇宙人に出逢えますように。
私としては現実の世界じゃなくて、映画の中だけでお願いしたいところ(笑)
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