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初見でもおもしろい!時間移動を具現化したノーランの世界観を堪能!『TENET』

前回よりは間隔を空けずに新作を観に行ってきました!

映画館の座席制限が解除されるなど、徐々に緩和されつつあるようです。
『劇場版 鬼滅の刃』の熱気もすごいですし、これをきっかけに映画館も少しずつ人が戻ってくるかもしれませんね。
(ちなみに鬼滅はコンテンツそのものを完全に乗り遅れました(笑))

さて、何を観たかといいますと、噂の『TENET』
さっぱりわからん、最高!、もう1回見たい!、もうおなかいっぱい、などなど、賛否両論が湧き起こっていた本作。
物理学はもちろんわからないので、どうせわからないだろうから、わからないなりにニュアンスを楽しもう、と気楽に構えて観に行ってきました(笑)

リサ

クリストファー・ノーラン監督の作品は、なんだかんだいって結構観ているのですが、やっぱり独特の雰囲気がいいですね。
いろいろな人の解説記事を読むのがいつも楽しみです。(人任せ)

TENET

監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
出演者 ジョン・デヴィッド・ワシントン
ロバート・パティンソン
エリザベス・デビッキ
ディンプル・カパディア
マイケル・ケイン
ケネス・ブラナー
公開 2020年
製作国 アメリカ合衆国
イギリス

あらすじ

人類を滅亡から救うキーワードは<TENET(テネット)>
満席の観客で賑わうウクライナのオペラハウスで、テロ事件が勃発。罪もない人々の大量虐殺を阻止するべく、特殊部隊が館内に突入する。
部隊に参加していた名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、仲間を救うため身代わりとなって捕えられ、毒薬を飲まされてしまう…しかし、その薬は何故か鎮痛剤にすり替えられていた。

昏睡状態から目覚めた名もなき男は、フェイと名乗る男から“あるミッション”を命じられる。それは、未来からやってきた敵と戦い、世界を救うというもの。未来では、“時間の逆行”と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へと移動できるようになっていた。

ミッションのキーワードは<TENET テネット>。
「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」。

謎のキーワード、 TENETテネットを使い、第三次世界大戦を防ぐのだ。突然、巨大な任務に巻き込まれた名もなき男。彼は任務を遂行する事が出来るのか?(公式サイトより)

意外とストーリーがわかるぞ・・・!

かなり構えて観たのですが、意外と大筋のストーリーはすんなり理解できたので、最後まで世界観に没入しながら観られました
あちこちにパズルのピースが散りばめられていて、少しずつそのピースがハマっていって、最後に一枚の大きな絵になるような、そんな快感がありました。
この快感は『インセプション』や『ダンケルク』でも感じた感覚でした。ノーラン節というかなんというか・・・

ストーリー展開はわかりやすいんですけど、仕組みを説明するのがめちゃくちゃ難しい!
ぼんやりとながらも理解はできるのですが、これを言語化するのがものすごく難しいですね(笑)
物理学の話になるわけですが、個人的には公式サイトの解説ページにもある、哲学的なイメージで捉えたら理解しやすかったです。
さすがノーラン作品だけあって、解説記事はたくさんあるので、仕組みの部分はそちらを読んでいただければ。

リサ

いろいろな解説記事を拝読しましたが、なるほど〜!が多すぎて、自分の頭の空っぽ具合にがっかりしました(笑)

時間の中を「移動」して世界を救う

話の展開だけざっくり紹介すると、人類滅亡をもたらす危険なアイテムを敵から奪取する話。すごいざっくりだけど。
そのアイテムを奪う過程で、主人公たちが時間の中を移動して、未来に過去に行ったり来たりしているんですね。
予告だけをみるとSF映画っぽさがありましたが、実際観てみると、どちらかというとアクション映画、スパイ映画的な要素が強かったです。

ストーリーもおもしろかったですが、作品の世界観やストーリー展開のキーとなる「時間」の仕組みを楽しむ作品でした。
普段から映画に明るい人は、十分楽しめると思います。あー、クリストファー・ノーランっぽいな、とか、こういうタイプの映画か〜、みたいな(笑)
話題ありきで観た人は、ちんぷんかんぷんでしょうね。

科学的な知識は一切なくても問題なかったです。むしろ知識がないと、もう一回観に行きたくなりますね!
とりあえず1回観て、2回目は大枠のストーリーを把握した上で、じっくり考えながら観て、と。
スルメ的な楽しみ方ができるのがノーラン作品のおもしろさでもありますよね。『インセプション』とかいまだに何回観ても新しい発見しますし。

冒頭で散りばめられたピースが徐々に埋まるような快感があると書きました。
後半は「あー、これそういうことか!」という瞬間がラッシュのようにやってくるので、アドレナリンがどばどば。
いよいよクライマックスへと入っていく展開で、徐々に明かされる伏線回収が鮮やか。

キャットを助けるための決死の作戦から、アルゴリズムを奪還するまでの幾重にも折り重なった伏線がするすると拾われていく流れが天才的なまでに美しい。
そして、余韻たっぷりのラスト。いいですね。

思い返せば、すでに前半から、ピースがハメられるシーンがたくさんあるんですよね。
まだ私が世界観を理解し切れていない状態だったので、後半のシーンの方が印象深いです。

没入感を高める映像美

ストーリーがさっぱりだ〜という人は、映像の作り込みを観るだけでも楽しいと思います。
ノーラン監督は映像へのこだわりも毎度すごい。『インターステラー』、『ダークナイトシリーズ』、『インセプション』、『ダンケルク』・・・
今作も時間の変化を体感できるようなギミックが組み込まれています。

時間の逆行が起きているときは、周囲の動きが巻き戻っているように、表現されています。
水しぶきが海の中へ戻っていったり、前へ向かっていた人が後ろへ歩いていったり、前を向いて走っている車が後ろに走っていったり・・・
みていて不思議な感覚に陥りますね。

自分は未来へ時間が進んでいるのに、周囲の人は過去へ時間が戻っている。
それが交差されて、見事に絡み合うのがクライマックスなのですが、ものすごく計算し尽くして作り込まれている。

リサ

めちゃくちゃ美しい。完成されていますね。

なにより、これを実際の映像として作り上げたというのが信じられない
撮影は相当大変だったんじゃないだろうか。
今は時間が逆行しているからこういう動き、今は順行だからこういう動きで・・・とかやったのかな。

個人的にはカーチェイスのシーンの映像が良い意味でめちゃくちゃで、印象的でした。
時間が交差しすぎて、なんかすごいことになってるぞ、という感じ(笑)
伏線が回収されればされるほど、物語に厚みが増していくんですよね。

難しい作品を見事に作り上げる名役者たち

主役の名もなき男(この役名おしゃれ)を演じたのは、ジョン・デヴィッド・ワシントン
どこかでみたことあるな〜と思っていたら、『ブラック・クランズマン』の主人公やってた人だったんですね!
あの時はコミカルなキャラクターを演じていましたが、今回は打って変わってシリアスなキャラクターを熱演。
アクションもかっこよかったですね。というか、作品であんなに雰囲気が変わるのすごいですね。

リサ

目がとても素敵。

名もなき男の相棒、ニール役はロバート・パティンソン
『トワイライト』、めちゃくちゃ流行ってましたね。あのときの印象のままだったので、エンドロール見るまでわかりませんでした(笑)

ニールは、こいつ裏切るんじゃないのかとそわそわしていましたが、むしろめちゃくちゃいいやつだった
最後のシーンは感動的だった。最初と最後が重なるってたまらん。

個人的におっ、と思ったのはエリザベス・デビッキ
コードネーム U.N.C.L.E.』ぶりに拝見しました。
当時もスラットしているなと思っていましたが、久しぶりに見たらさらにスラ〜〜〜ッとしていました。

今作の悪役を演じたのは、ケネス・ブラナー
いい人キャラを演じているイメージだったので、いつもと違う雰囲気がよかったですね。
顔が完全に悪役の顔で威圧感が半端なかった。奥さんにマジギレしている時とかゾッとした。
演じる時はスイッチがバチっと切り替わるんですかね。すごいね。

ご本人もいい人だからすごく役作りに苦労したそうですよ(笑)

総評

評価

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(4.0)
キャスト
(4.0)
演出
(3.0)
映像・音響
(4.0)
総合評価
(3.5)

良かった点

  • 複雑な世界観を見事に表現している
  • 細かい映像の作り込み

監督自身の頭の中のアイデアを、あそこまで具現化して形にするのは相当大変だったはず・・・

悪かった点

  • 特になし

どうせ「話がちんぷんかんぷん」、とか書くことになるんだろうな〜と思っていたのですが、結構ストーリーも分かりやすかったです。
悪かった点ありませんでした。人によっては、ちんぷんかんぷんになるかもしれませんが・・・
個人的には、『インセプション』の初見時よりは理解できました。

リサ

いろいろな映画を観るようになって、己の理解力が上がったのかもしれない(笑)

まとめ

ストーリーはざっくり意味がわかれば良いかな、と思っていたのですが、テーマは難しくないので最初から最後までおもしろかったです
クライマックス、時間の逆行、順行によって物語が完結へと突き進んでいく爽快感がよかったですね。

それにしてもノーラン監督は恐ろしい才能の持ち主ですね。
頭の中にこういうアイデアがあるのもすごいですが、こうして具現化できるというのがすごすぎやしませんか?
おそらく似たようなことを妄想したりする人は何百、何千といると思うんですよ。
でもそれを世界中の人が楽しめる作品にしてしまえるのは、きっと彼しかいない。圧倒的なアウトプット力に感服です。

リサ

私は、もう一回観たい派でした!

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