『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』の衝撃から早2ヶ月・・・
ようやく呆然とした気持ちが落ち着きはじめてきたとことで、MCUの最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が公開となりました。
まさに10年築いていきた「アベンジャーズ計画」の集大成となった『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』の次の作品って、めちゃくちゃプレッシャーですよね〜
どの作品が次に公開されるMCUにふさわしいかなと考えてみたのですが、やはりスパイダーマンが一番適している気がしますね。
アベンジャーズたちの戦いは、一応の決着がついたわけですが、MCUはこれからも続くということで、これからどんなふうに世界観が展開されるのか、要チェックですね!
Index
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
監督 | ジョン・ワッツ |
---|---|
脚本 | クリス・マッケナ エリック・ソマーズ |
出演者 | トム・ホランド サミュエル・L・ジャクソン ゼンデイヤ コビー・スマルダーズ ジョン・ファヴロー J・B・スムーヴ ジェイコブ・バタロン マーティン・スター マリサ・トメイ ジェイク・ジレンホール |
公開 | 2019年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
あらすじ
師であるアイアンマンことトニー・スタークから託された、ヒーローとしての責任。
ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、悲しみを忘れ去る為、街の平和に努めていた。
そしてようやく訪れた夏休み。ピーターは、大好きなMJ(ゼンデイヤ)、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)達と共に楽しみにしていたヨーロッパ旅行に出かける。この旅でMJに自分の気持ちを打ち明け、最高の夏休みにしたいと願うピーターを待っていたもの、それは元S.H.I.E.L.D長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だった。
迫りくる新たなる脅威を察したニックは、異次元から来たというミステリオ(ジェイク・ギレンホール)と共に既に戦う準備を始めていた。
そこにスパイダーマンの力も必要としていたのだ。 楽しみにしていたヨーロッパ旅行に出かける。突如としてヴェネチアに出現した巨大な人型の“水”。
その圧倒的なパワーに翻弄されるピーターは「ソーは? キャプテン・マーベルは?」とアベンジャーズのヒーローたちに助けを求めるも、彼らは不在。
この巨大な敵を相手にまだ戦い方すら掴めないスパイダーマンに替わり、果敢に戦いを挑むミステリオ。
空中で両手から強力な光線を放ち、敵を制する。ここに新ヒーローが誕生した。ヴェネチア以外でも、“火”や“土”の巨大な敵が現れ、ニックを中心とした攻防戦が続く中、ピーターは決意する、「世界には新しいアイアンマンが必要だ」。
トニーから引き継いだ“鉄の意志”。親愛なる隣人から、真のヒーローへ。厳しい戦いに立ち向かい、挑み、闘うスパイダーマン。
新しいアイアンマンとなる為に—。(公式サイトより)
MCUとしては23作目、『スパイダーマンシリーズ』としては2作目の作品となります。
監督は前作の『スパイダーマン:ホームカミング』に引き続き、ジョン・ワッツが務めます。
主役はもちろんトム・ホランド。そしてネッドやMJなどのクラスメイトたちも引き続き出演していますよ〜
ピーター、でっかくなれよ!
ほわわわわ〜〜〜〜〜〜ピーターとMJめっっっっっっっっっっちゃかわいいんですが!!
今作も成長ありバトルありラブありのピーターの青春物語でしたね。どれもが前作よりもパワーアップしていておもしろかった!
ストーリー展開もテンポよく進んでいくし、映像演出の緩急のバランスがよくて、最後まで飽きずに、あっという間に2時間が経っていました。
バトルシーンの映像の滑らかさにも驚かされますね。
リサ
ピーターの成長物語、第2弾
アベンジャーズたちがサノスとの死闘を繰り広げた、あの出来事から月日が経ち、ようやく人々は元の生活を取り戻しつつあったところからストーリーは始まります。
一連の出来事を「指パッチン事件」って呼んでいるのがおもしろかった(笑)そんな軽いんかい(笑)
そういえば、オープニングの演出もどうなるのか気になっていたのですが、本作までがフェーズ3ということもあってか、「MARVEL」のクレジットは今までと同じものでした。ただバックで流れている曲がホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」だったのがグッときちゃいましたね。
リサ
夏休み、ピーターたちは研修旅行でヨーロッパに行くことに。MJと仲良くなりたいピーターはあの手この手で彼女に想いを伝えようとしますが、うまくいかず・・・
そんな中、世界は再び謎の脅威に襲われることに。
アイアンマンとキャップがいなくなった後の世界。思ったより人々は日常を取り戻していましたね。
現実で考えたらそんなもんかもしれませんね。
ストーリーは、フェーズ3のエピローグという感じで物語は壮大になりすぎず、1作品できれいにまとまっていました。
Cパートも、次の展開をチラ見せしつつ、まだ謎が残っているという感じでしたね。
原作を読まないので、敵キャラの登場には驚かされました!
こんなきれいなどんでん返しがあるんですね。完全にしてやられました(笑)
きちんと敵キャラの背景が過去のMCUとつながっているのもよかったな。よく思いつくよなあ、と。
さすがにあの敵キャラを出すつもりであのシーンは撮ってないよね?
リサ
スパイダーマンとしての選択か、ピーターとしての選択か
今作でのピーターは、MJとの恋に奮闘しつつも、一方でスパイダーマンとして、ヒーローとしての覚悟も決めなくてはならない葛藤に悩まされる。
前作はお披露目映画の部分もあったから、ストーリーはシリアス要素が薄めでしたが、今作はシリアスな要素も。いままで「隣人のヒーロー」であり続けたピーターが、アイアンマンなき後の「世界を救うヒーロー」として人々に望まれるのですが、まだまだ思春期のピーターには、その責任を追うには重すぎるんですよね。
人々に求められる姿であるべきか、自分らしく生きるべきか、彼は悩み続けます。
こういったたぐいの悩みは、どこかで妥協しないと一生解決できないと思いますね。
でもきっとまだピーターは妥協するということはできないんだろうな。素直でひたむきな性格と、若さゆえに。
リサ
今回はピーターの素直な性格を逆に利用される展開になりましたが、そうやって少しずつピーターは経験し、学び、大人になっていくんでしょう。
シリーズの展開的に、もしかして今後闇落ちするんじゃないかと心配しているのですが、私としてはこれからも素直でひたむきなままのピーター、スパイダーマンであってほしい・・・!
アイアンマンなきあとは、ピーターがMCUの中心になっていくのかな?
「ヒーロとしての覚悟」の部分は今作でも曖昧になってしまっていたので、今後、ピーターがどのような選択をしていくか見守っていきたいですね。
さて、ピーターの成長物語も見どころですが、MJとの甘酸っぱい恋物語も本作のみどころ。
なーんだよあの子たち、めっっっっっっっっっっちゃかわいいじゃん。え?
どうなの?両思いなの?いい感じなの?とわくわくさせつつ、一回落とし(笑)、そして最後にぶち上げる。王道パターンなんだけど、高校生同士だからそれがぴったりハマるんですわ。
つんけんしていたMJが最後めちゃくちゃにかわいくなって、心臓発作起こすかと思いました。ウブなもの同士のキスがたまらなくかわいい。
リサ
映画の中で映画を作る
今作の敵は、現代の映像技術を駆使しまくった技でピーターたちを翻弄します。
人々には巨大な敵が暴れているように見せておいて、実際はステルス型のドローンから映像を見せているだけというカラクリ。
敵が飛んでいるように見えるのは、モーションキャプチャーで、巨大な敵が攻撃しているように見えるのは、ステルス型のドローンから銃弾が発射されているという、凝りに凝った仕組みでしたね。
今までの敵とはまた違ったテクノロジーを駆使しており、新鮮でおもしろかったです。
外では映像の敵が暴れているのに、本体の人間は橋の中でドローンを一生懸命操作しているというね。
リサ
モーションキャプチャー用のスーツを着て戦っている敵の姿は、実際の映画の撮影をみているみたいで不思議な気分でした。
CGを駆使している姿をCGで作成するという、劇中劇のような・・・
迫力満点のバトルシーンは、映像がより滑らかでスピード感とパワーが増していて、スクリーンに引き込まれそうな勢いを感じるクオリティでした。すごかった。
ピーターがジェット機の中で自分でスーツをカスタマイズしているシーンもすごかったな。
いつかああいう技術も現実の世界で当たり前になるんじゃないでしょうかね。
一生懸命スーツをカスタマイズしている姿がまるでトニーのようで、目頭が熱くなりました・・・
リサ
総評
評価
良かった点
- テンポとバランスのいいストーリー
- 迫力満点の映像
ピーターの成長物語でもあるし、MCU版スパイダーマンらしい青春物語でもあるし、ストーリーがきれいにまとまっていました。
バトルシーンの映像は映画館のスクリーンでみてほしいですね!
悪かった点
- 特になし
まとめ
これまでのエピローグ的な作品となった本作。
MCU版『スパイダーマンシリーズ』らしさが、よりパワーアップしていて、とてもおもしろかったです。
さすがに今までのMCUや前作を観ていないと、満喫することは難しいですが、意外と今作だけの鑑賞でも楽しめるんじゃないかと思いますね。
さて、本作でMCUのフェーズ3が終わったわけですが、今後どう展開されていくんでしょうかね・・・
Cパートの展開も、どういうことなのか気になる!
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