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働くサラリーマン必見!大企業に中小企業の社長が喰らい付く!『空飛ぶタイヤ』

今週末は、池井戸 潤原作の『空飛ぶタイヤ』を鑑賞しました。
昔はあまりこういうタイプの作品は得意じゃなかったのでスルーしていましたが、たくさん映画を見るようになって理解力も高まったのか(笑)、最近はおもしろく感じるようになりましたね〜

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池井戸 潤の作品はゴリゴリのお堅いストーリーだけではなく、エンタメの要素もあるからいろんな人がみやすいですよね。

空飛ぶタイヤ

監督 本木 克英
脚本 林 民夫
出演者 長瀬 智也
ディーン・フジオカ
高橋 一生
深田 恭子
寺脇 康文
小池 栄子
阿部 顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)
ムロツヨシ
中村 蒼
和田 聰宏
木下 ほうか
浅利 陽介
谷村 美月
木下 隆行
木本 武宏
柄本 明
佐々木 蔵之介
六角 精児
大倉 孝二
津田 寛治
升 毅
笹野 高史
岸部 一徳
公開 2018年
製作国 日本

あらすじ

ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。
整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、車両の欠陥に気づき、製造元である大手自動車会社のホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)に再調査を要求。
同じころ、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査を開始する。それぞれが突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”―。(公式サイトより)

2006年に刊行された池井戸 潤の経済小説。
原作は、2000年に発覚した「三菱自動車リコール隠し事件」を基に描いています。

以外にも池井戸氏の原作が映画化になるのは、本作が初めて
池井戸氏も本作に出資し、製作陣の一人として名を連ねています。

監督を務めるのは『犬と私の10の約束』『超参勤交代シリーズ』、その他数々のテレビドラマシリーズを手掛ける本木 克英
主演はTOKIOの長瀬 智也が務める。

社長さん、部長、課長クラスの人にみてほしい!

働く社会人のみなさんは必見ですよ!!!
特に上の人ほど観て欲しいですね。

大企業・中小企業・ベンチャー、すべての会社で働く人にみてほしい、経済ドラマです。
腐りきった会社のトップ、企業コンプライアンスに一石を投じるストーリーは、まさに痛快。

池井戸潤の作品は、お堅くなりすぎないというか、エンタメの要素も盛り込まれているので、誰でも入り込みやすいですよね。
小さきものが大きなものに喰らい付いて、ガタガタに崩していく下克上の構図は、本作でも楽しめました。

さらにいえば、キャラクターも非常に魅力的
本作では総勢70名ほどの登場人物がいますが、全員がお飾りになることなく、それぞれの正義をもって闘っています。

腐りきった企業の人間にメスを入れてやる!

ある日起きた一つの脱輪事故をきっかけに、運送会社の社長が、巨大な自動車企業に立ち向かっていく物語。

脱輪は整備不良と突きつけたホープ自動車の調査結果に疑問を持った赤松運送会社社長の赤松が、独自に事故の調査をしていくうちに、ホープ自動車が「リコール隠し」をしているのではないかと疑う。
しかし相手は巨大なグループ会社の一つ。赤松の主張を頑なに否定するホープ自動車に対して、赤松はひるむことなく抵抗しつづけていくのです。

従業員を守るため、被害者遺族の無念を晴らすため、熱い闘志を背負った社長、そして保身のために手を替え品を替え隠蔽をし続ける大企業のトップたち
見えない敵と戦い続ける社長の姿に、熱い気持ちがこみ上げてきます。

日本で実際に起きた事件が基になっているのですが、にわかには信じられないですね。
私は小さい会社で働いているので社内の風通しは良い方ですが、大手企業で働く友人の話を聞くと腑に落ちないなあと感じることもありますからね。
大きな企業、それも昔からある企業であればあるほど、「上の考えは絶対」という風潮があるのでしょうね。

赤松は長い間四苦八苦し続け、ようやく光がみえてくるのが本編のラスト30分くらい。
それまでは赤松がどんなに立ち向かっても門前払いで、その上さらに赤松に数々の災難が降りかかるのです。

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どんどん疲れていく赤松をみていてこちらも苦しくなるし、ホープ自動車に対するムカムカがどんどん膨れ上がっていく(笑)

赤松が長岡に一矢報いるシーンは「よくやった!!いいぞ!!」とガッツポーズしたくなりました。
あのシーンいいですよね。
新車の証明書を突きつけられた長岡の口をパクパクさせて動揺していたあの顔!すごい半沢っぽかった(笑)

人間ドラマもたっぷり描かれています

腐った大企業にしっぺ返しする下克上のストーリーもスカッとしましたが、登場するキャラクターたちも魅力的に描かれているんですよ。

ストーリーは、赤松運送会社の社長である赤松の視点で進みます。
赤松は中小企業の社長の鑑のような人望ある人間。
人間味あふれる、情に熱いキャラクターです。

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赤松みたいな人が社長だったらのびのび働けるよなあ。

正義感があり、従業員思いの赤松は、文字通り靴の底をすり減らして事故の調査を独自で行います
普通だったら再調査を受け入れてくれない時点で諦めたくなるよなあ。
もしくはその先まで行っても、一億円の賠償金で手を打たれたらいいかなと思いたくなってしまいそう。
それでも赤松は諦めずに、最後の最後まで闘い続けるのです。

働く社会人、特に部下を持つ男性は赤松の姿勢に共感された方も多いのではないでしょうか。

本編は、赤松一人の努力だけでは解決されません。
赤松が集めた資料だけでなく、ホープ自動車社員の「内部告発」によって、ホープ会社の実態が明るみに出るのです

ホープ自動車側の人間たちにもそれぞれドラマがあり、より本編を分厚く見応えのある物語に仕上げています。
ホープ自動車が好きで働いていたのに、現実を知ってしまった若手社員の勇気ある行動や、自らも疑問に思い独自に調査をする社内の人間たちなど、赤松が見えない側面でも物語が進んでいて、それがやがて事件発覚へとつながっていく流れもよかったですね。

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あくまでホープ自動車の一員だった沢田が「今まで人が亡くなったということは『情報』として捉えていました。」というセリフはささりました。

赤松、赤松の家族、赤松運送で働く従業員、ホープ自動車のトップ、部下、遺族、週刊誌の記者、と登場人物が多く、その数だけの視点でストーリーを捉え描いているので、いろいろな人間の立場や考えを感じながら楽しめました

旬な役者、演技派が勢ぞろい!

登場人物が多いと何度か書きましたが、キャストも豪華なメンバーがぞろぞろ勢ぞろい

長瀬 智也はオラオラした熱血漢なイメージがありましたが(笑)、真面目でアツい男もいいですね!
正義と現実の間に挟まれて苦悩、葛藤する表情はなかなかよかったです。
ホープ自動車が摘発されたとき、従業員たちが大喜びする中、ホッとしたような肩の荷が降りたようなあの表情もよかったな〜

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ちょっと滑舌が気になったけど(笑)

そんな長瀬を支える役の笹野 高史もよかったな〜
笹野さんみたいなキャラクターは作品に一人は欲しいですよね。

ディーン・フジオカも会社の組織に呑まれそうになる一社員をうまく演じていました。
なんというか、いつもスカしているっていうか、クールなキャラクターを演じているイメージだったので、真面目だけど人間らしさもある役がハマっていてよかったですね

ムロツヨシのセリフってアドリブなのか台本なのかよくわからないな〜(笑)
ストーリーを緩めるいい立ち位置のキャラクターでした。

今回のラスボスになる岸部 一徳、久しぶりにみましたが最近はすっかり組織の重役とか悪役のイメージがつきましたね。
そして似合うんだわ。
『相棒』でも確かそんな感じのポジションでしたよね?

遺族役の浅利 陽介やら、赤松の奥さん役の深田 恭子、柄本明に佐々木 蔵之介、津田 寛治、寺脇 康文、小池 栄子、木下 ほうか・・・と、まあ本当にものすごいいい役者が揃っているんですよ
全員にコメントすると気力が失われてしまいそうなので、気になる役者の方がいたらぜひ劇場で堪能してください。

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深キョンは相変わらず若くて綺麗だったな〜

総評

評価

ストーリー
(4.0)
キャラクター
(5.0)
キャスト
(5.0)
演出
(4.0)
映像・音響
(4.0)
総合評価
(4.0)

良かった点

  • 熱いストーリー
  • 大勢の豪華キャスト

やはり一人の人間が大きなものに喰らい付いていく姿は応援したくなりますよね。

悪かった点

  • 本編が長く感じる

テンポは悪くないのですが、一進一退の攻防戦があまりにも続くのでちょっと疲れそうになりました(笑)
苦労している赤松に共感していたということなのかもしれませんが。

まとめ

社会で闘うすべての人に観てほしい!
正義を貫き通す、勇気を持って、諦めないで最後まで戦う、そんな主人公たちの姿勢に心が打たれます。

超真面目なお堅い作品というわけではなく、緩急があり映画らしい娯楽作品っぽさもあるので誰でも観やすいと思います。
彼らを演じる豪華なキャストも堪能しましょう。

毎日頑張って働いているみなさんにおすすめの作品です。
サザンの主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」も良かったな!

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私も負けずに社会に揉まれていこうと思いました・・・
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