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鬼畜な修行シーンは必見!カンフー映画黎明期の名作『少林寺三十六房』

『ドランクモンキー 酔拳』、『燃えよドラゴン』などのカンフー映画にも手を出し始めた今日この頃。
今回もカンフー映画好きの友人に勧められて、『少林寺三十六房』という作品を鑑賞しました!

少林寺三十六房

監督 ラウ・カーリョン
脚本 クァン・リー
出演者 リュー・チャーフィー
ロー・リエ
ワン・ユー
ラウ・カーウィン
公開 1977年
製作国 イギリス領香港(公開当時)

あらすじ

実在の人物とされる劉裕徳をモデルに描かれた少林寺ものの一つで、悪の将軍によって師や友人たちを殺された若者が、少林寺に入門。
それぞれ異なる技を鍛錬する三十五からなる房の中で修行を積み、やがてヌンチャクの変形、“三節棍”を生み出し卒業、復讐を果すまでを描く。

他の少林寺映画との違いは三十五房での修行風景で、そのウソにも本当にも取れる内容は独創性に優れ大いに楽しませる。
最後に新しく“三十六房”目として加えられる“三節棍”は新しい武器として全国の少年たちの心を熱くさせ、にわかにブームを巻き起こした。(allcinemaより)

1977年に公開されたカンフー映画。
この頃はカンフー映画が流行していた時期で、『燃えよドラゴン』や『ドランクモンキー 酔拳』、『スネーキーモンキー 蛇拳』などの、今観てもおもしろい名作が登場しました。

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ちなみに公開順は、『燃えよドラゴン』(1973年公開)『少林寺三十六房』、『スネーキーモンキー 蛇拳』(どちらも1977年公開)『ドランクモンキー 酔拳』(1978年公開)となっています。

監督はラウ・カーリョン、主演はリュー・チャーフィー

このめちゃくちゃ感がいいんですよ・・・

もうめちゃくちゃだ!!だかそれがいい!!
カンフー映画のお決まりスタイルを貫いている、王道カンフー映画。

少林寺の武術を学ぶために三十五の試練を乗り越えていく主人公は、みているとこちらのアドレナリンも高まっていきます。
下の項目で細かく紹介しますが、主人公に立ちはだかる試練の数々が、とても人間のやることじゃないんですよ!

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いやー、カンフーはどの作品みても「人間の身体能力の限界とは・・・」って思っちゃいますね!(笑)

仇を討つために少林寺で修行する!

明の時代から、清の時代へと移り変わっているさなか。清の将軍・天達と彼の部下である張将軍と唐三要の弾圧により、広東地域に暮らす人々は苦しい日々を送っていました。

そんな中、人々は将軍たちを追放し、明の復興を密かに画策しようと反乱軍が立ち上がります。
あらゆる手を使って人脈を集めようとするも、天達将軍にバレてしまい、多くの反乱軍が殺され、また関係のなかった彼らの家族や親戚達も捕らえられ、厳しい拷問の末命を落としてしまうのです。

主人公のサンダも反乱軍として隠密活動をしていたが、無関係の父親が捕らえられ殺されてしまったことをきっかけに、天達への復讐心をつのらせます
そして一つの案を思いつきます。

「少林寺にいき、カンフーを教わり、強くなって敵を討とう!」

こうしてサンダは命からがら少林寺へと向かうのです。

もう王道も王道、敵討ちのために強くなる一人の青年の物語
カンフー映画はこの流れの話が多いですね。
カンフーを学ぶ理由づけになりますし、観ている側としても感情移入しやすいのでいいですね。

ただ、最初の話から少林寺に行くまでが長い長い!(笑)
本編の半分くらいがザンダが少林寺に行くまでの話だったんじゃないかな・・・

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これは他のカンフー映画もそうなんですよね。なんでだろ?

やっと少林寺にたどり着いたと思ったら、今度はここから三十五の場所で訓練を積み重ねていくとのこと。
え?これ終わらないんじゃ?インド映画みたいに3時間くらいかかるんじゃ?と、若干不安を覚えたのですが、修行が始まってからのスピード感がすごい

最初の三十五房での訓練から、サンダはめきめきと成長していき、どんどん強く、少林寺でも大きな存在になっていきます。

三十五房でどんな風に修行を重ねるのかな〜とワクワクしていると、いつの間にか最後の一房になってるんですよ!(笑)
あ?え?!といっている間に、ザンダは最強の存在になってました。

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本編では十房の特訓が展開されて行くのですが、どうせなら三十五房全部みたかったな〜

ちなみになんでタイトルは「三十六房」となっているのか・・・これはぜひ本編でご確認ください。
大体の人は、サンダが少林寺で特訓を始めたあたりで気づくと思います(笑)

そして少林寺でのおもしろい特訓にどんどん引き込まれていくうちに、気がつけばクライマックス。

ついにきたぞ!!復讐を果たすその時が!
いけ!サンダええーーーーーーーーーー決着つくの早ーーーーーーー!!!????

作品的には最も盛り上がるところなはずなのに、あっさり終わるクライマックス。
あまりにも潔い編集で、くっそ笑いました
絶対前半の尺が長すぎるんだよな〜おもしろいからいいけど(笑)

相変わらず構成はめちゃくちゃな気もしますが、なぜかおもしろいんですよね〜
やっぱり修行のシーンがよくできているからなのかな。
カンフーの見せ方はさすが、かっこいいです。

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少林寺で学ぶうちに、復讐心が消えて僧侶として成長するのかな、と思っていたのですが、復讐は復讐できっちり果たしていたのは最高でした

やっぱりこういう主人公なんだよな!

主人公のサンダは、ちょっとおとぼけな男の子。
特訓を始めたうちはどうやってサボろうかと画策したり、とても復讐心のために瀕死状態で少林寺へとやってきたとは思えないダメっぷりです(笑)

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まあまだ彼に比べたらサボり度もマシなんですがね。

最初は楽をしようとしていたサンダでしたが、厳しい修行を積んでいくうちに、修行が楽しくなっていったのか、めきめきと強くなっていきます
人としても成長し、ザンダはやがて少林寺の仕事も任されるようになります。

『燃えよドラゴン』の真面目な主人公と、『ドランクモンキー 酔拳』のおふざけ主人公の、ちょうど中間にいるキャラクターかな。
真面目過ぎないし、ふざけ過ぎないし、おとぼけな部分もあるけど更生するのも早いし。

キャラ的にそこまで濃くはないけど、普通の人に近いキャラクターで、観ている側としては親近感が湧きやすいかもしれませんね。

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私も少林寺やろうかな・・・ってなるかも?

リュー・チャーフィーの気合が半端ねえ・・・

主役を演じたのは、若き日のリュー・チャーフィー
実はリュー・チャーフィーは、『キル・ビル』『キル・ビル Vol.2』に出ている方なんですよ!

Vol.1では敵幹部の男(ザ・ブライドに足を切られちゃうおじさん)、Vol.2では中国拳法の師匠(白ひげがすこいおじいちゃん)をそれぞれ演じています。

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全然わかんなかった!

『キル・ビル』の監督であるクエンティン・タランティーノが、本作をみてリューに興味をもち、キャスティングに繋がったんだそうです。

いやあ確かに、本作を観るとタランティーノの気持ちがとてもわかります。
オープニングで披露される、カンフーの型っていうんですかね?カンフーアクションからもう引き込まれるんです。
なんだこいつ!?すごいやつが出てきたぞ!?とワクワクさせてくれるんですよね。
まあそこからカンフーのシーンになるまでがまた長いのですが・・・(笑)

演技はよくわからないのですが、カンフーに関してはそのレベルの高さに圧倒されました

カンフーアクションのすごさを体感しよう!

ブルース・リーやジャッキー・チェンなどと同様、リューももともとカンフーの修行をしていたそうで、そのレベルも達人並み
劇中では、リューの人間とは思えないカンフーアクションが楽しめます。

先ほど話したオープニングの演技もさることながら、やはり修行中と敵と戦っているときのカンフーアクションはすごい!
三十五房の修行シーンでは、わけのわからない技を次々と披露してくれます(笑)

最初の三十五房では、池に落ちることなく、浮いている丸太の上を渡る技を身に付けるのですが、ザンダは丸太を渡るのではなく、飛び越えるんです。
うまく言葉で説明できないのですが、このときの軽やかな身のこなしに驚きました。

池を飛び越えた次の修行は、水の入った桶を運ぶのですが、両腕の内側に刃物がついていて、少しでも腕を下ろすと刃先が脇腹に突き刺さるというペナルティつき。

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さすがに刃物は本物じゃなさそうだけど、みていて超痛そうでした

その後も、重りのついた竹竿を使って鐘を鳴らしたり(これもなかなか鬼畜な修行だった)、ひたすら頭突きを続けたり、眼力を特訓したり・・・
これらは、カンフーの型を学ぶまでの基礎の修行なのですが、あまりにも鬼畜すぎて、そのあとの修行よりも印象に残ってます

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ちなみに、カンフーの型をおしえてくれる師匠の中には、『ドランクモンキー 酔拳』や『スネーキーモンキー 蛇拳』でおなじみの、ユエン・シャオティエンが一瞬登場しています。

苦労して乗り越えた基礎の修行が、そのあとの展開で活きてくる演出はよかったですね〜

そうだ、本作で忘れちゃいけないのが、「三節棍(さんせつこん)」
サンダは特訓の間に、三本の棍棒を鎖でつないだ武器を発明するのです。

この三節棍を使ったアクションもおもしろかった!
距離をとったり、相手の攻撃を交わしたあとうまく自分の攻撃につなげたり、技の流れがすごくよくできていて、興味深かったです

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アクション好きの方もぜひ三節棍を使ったアクションはみて欲しいですね!

総評

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(3.0)
キャスト
(5.0)
演出
(3.0)
映像・音響
(4.0)
総合評価
(3.5)

良かった点

  • カンフーアクション
  • カンフー映画の王道的な演出・ストーリー

王道だからこそおもしろかった!
カンフーアクションは文句なしです。

悪かった点

  • 修行パートまでが長い
  • クライマックスがあっさりすぎる

まあこれもある意味王道な演出なのかもしれませんが、クライマックスがあんなにあっさり終わっちゃうのはちょっともったいないですよね・・・

まとめ

気楽に観れる王道カンフーアクションでした。

古い映画というのもあって、構成は疑問に思うところもありましたが、一番の見どころであるカンフーアクションがおもしろくて見応え抜群なので、まあいいんじゃないかな(笑)

スピード感のあるカンフーアクションや、人間がやっているとは思えないくらいキツい修行シーンは、アクション好きの方は絶対興奮するはず!

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