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ミゲルの成長と家族愛、王道テーマに音楽が寄り添う、良い意味でいわゆるディズニー映画『リメンバー・ミー』

2017年度のアカデミー賞で、長編アニメ映画賞と主題歌賞を受賞した『リメンバー・ミー』
ディズニーは、これで6年連続アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞することに。いやあさすが天下のディズニーさん。

今回の舞台はメキシコ、死者の日。
死者の日というと『007 スペクター』を思い出しますね〜
どんな物語なのかワクワクで観に行ってきました!

リメンバー・ミー(Coco)

監督 リー・アンクリッチ
エイドリアン・モリーナ
脚本 エイドリアン・モリーナ
出演者 アンソニー・ゴンザレス
ガエル・ガルシア・ベルナル
アラナ・ユーバック
ベンジャミン・ブラット
レニー・ヴィクター
アナ・オフェリア・ムルギア
公開 2017年
製作国 アメリカ合衆国

あらすじ

主人公は、ミュージシャンを夢見る、ギターの天才少年ミゲル。
しかし、厳格な《家族の掟》によって、ギターを弾くどころか音楽を聴くことすら禁じられていた・・・
ある日、ミゲルは古い家族写真をきっかけに、自分のひいひいおじいちゃんが伝説のミュージシャン、デラクルスではないかと推測。
彼のお墓に忍び込み美しいギターを手にした、その瞬間──先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまった!

そこは、夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。
しかし、日の出までに元の世界に帰らないと、ミゲルの体は消え、永遠に家族と会えなくなってしまう・・・
唯一の頼りは、家族に会いたいと願う、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。
だが、彼にも「生きている家族に忘れられると、死者の国からも存在が消える」という運命が待ち受けていた・・・
絶体絶命のふたりと家族をつなぐ唯一の鍵は、ミゲルが大好きな曲、“リメンバー・ミー”。
不思議な力を秘めたこの曲が、時を超えていま奇跡を巻き起こす!(公式サイトより)

2017年に公開されたディズニーアニメ映画。制作スタジオは『トイストーリー』『モンスターズインク』などでおなじみのピクサー
本作は、ピクサーの長編アニメ映画としては初のミュージカル映画になります。
監督は『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチと、エイドリアン・モリーナ。エイドリアン・モリーナは脚本も手がけています。

家族の絆や愛、ディズニーの王道ファンタジー映画。うつくしい映像にも圧巻

ディズニーらしい、愛に溢れた感動的な映画だった〜!
心の素直な青年が、死後の世界とで大冒険をする不思議なファンタジー物語。
家族とのつながりや、人とのつながりを、うつくしい映像と音楽で描いています。
温かく、時に切ないストーリーは、みていて心が洗われますね。

ピクサーは初めての長編映画というのを知って驚いたのですが、『アナと雪の女王』や『モアナと伝説の海』は製作スタジオが違うんですね。(ちなみにこの2作は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作)
音楽が重要なキーワードで、劇中でも思わず体を揺らしたくなるような音楽や歌がてんこ盛り。
ミュージカル映画好きなのですごく楽しかったです。

それにしても映像のクオリティがものすごく高くて驚きました。
まるで実写!
キャラクターの顔はアニメタッチなんですが、背景や洋服、手や足なんかが実写のようにリアルに作られていて感動しました。
『モアナと伝説の海』の時もリアルなCGに感動しましたが、その比にならないくらいすごい。
CGや3Dアニメーションってもう限界まできたと思ってましたが、まだまだ成長するのびしろがあるのでしょうか・・・

アナと雪の女王/家族の思い出(Olaf’s Frozen Adventure)

本作には、なんとアナ雪の同時上映もあります!
同時上映の映画って久しぶりに観たな〜
ポケモンとかはよく同時上映やってますよね。今もやってるのかな?

ストーリーは、過去の出来事でクリスマスの伝統がないアナとエルサのために、オラフが国の人々の伝統を聞いて回って、2人にとびきりの伝統を届けるというお話。
キャラクターはみんなかわいいし、久々にアナとエルサの歌が聴けたのはよかったです。ストーリーもそこそこ面白かった。
でも正直、同時上映しなくてもよかったんじゃ・・・と思いました(笑)
まず2時間のアニメ作品に、さらに20分のショートアニメをくっつけるってちょっと長いよね。

もう一点はストーリーが完全に時期外れでちょっと興ざめ。
冬のお話、ならまだしもクリスマスってさらに限定しちゃってるんですよね。
本国公開はクリスマスの時期だったからよかったけど、日本ではとっくにクリスマス終わってるし、なんだか話にもイマイチ入り込めない・・・
これは作品のせいじゃないんですけどねー。季節のイベントを関係ない時期にみてもあんまりワクワクしないですよね。

こちらの作品に関しては、アナ雪ファンは楽しめると思いますが、『リメンバー・ミー』を観にきた人にとってはちょっと余計だったかな。

夢、家族、人生になくてはならない存在を改めて大切に思う

主人公はメキシコの小さな町に住む少年、ミゲル
本作は、メキシコの伝統行事「死者の日」に、死者の世界にうっかり迷い込んでしまったミゲルが、元の世界に戻ろうとしながら自分の家族のルーツを知っていく冒険物語

ちなみに、死者の日とは、亡くなった人の魂を想って過ごすメキシコの伝統的な行事の一つ。日本でいうお盆のようなものでしょうか。

過去の出来事がきっかけで、ミゲルの一族は音楽を一切禁止されていました。
演奏するのはもちろん、聴くことすら。

しかしミゲルは音楽が大好き
なんとかして家族に音楽を認めてもらおうと、死者の日に開催されるコンテストに出場しようとしたところ、ミゲルはうっかり死者の世界に迷い込んでしまいます。

死者の世界は、その名の通り死んだ人が暮らす世界。
全身骨になった死人は、思い思いに優雅に死後の人生を楽しむのです。
そして、死者の日だけ、死んだ人たちはあの世からこの世にいって、家族の顔を見にいけます。

ミゲルも死者の世界で既に死んだはずの親戚たちに出会うも、音楽を再び禁止されそうになり逃走。
自分の先祖だと思っていた、偉大なメキシコの音楽家エルネスト・デラクルスに、音楽を認めてもらいに行こうとします。
そして、謎の男・ヘクターに出会うのです。

死者の日に死んだ人たちがあの世に行くには、この世で写真が飾られていることが必須。
人々に忘れられてしまったら、死んだ人も消えてしまうのです

これはグッときました。
よく「人が本当に死ぬのは、人々に完全に忘れられたとき」といいますよね。
人は死んだらどうなるのか、これは永遠に解けることのないテーマ。
私は、人は死んだら生まれ変わることはなく、その辺でふよふよしているんじゃないかなと思っています。
本作のような素敵な世界があれば、死んだ後も楽しいなあ。

ヘクターは誰にも写真を飾ってもらえず、人々から忘れ去られそうになっていました。
そこで、ミゲルをデラクルスに会わせる代わりに、ミゲルに自分の写真をこの世で飾って欲しいとお願いします。
お互いの利益が一致した二人は、デラクルスに会いに行こうと、死者の世界を大冒険することに。

このヘクターというのが、もう一人の主人公
ヘクターは消える前に娘の顔をみたいとずっと願っていました。

二人の凸凹コンビは、紆余曲折をへて、友情を築いていきます。
ヘクターは一体誰なんだろうと思っていたのですが、納得。
私は、ミゲルがデラクルスに会った瞬間に「あっ!」と気づきました(笑)

ミゲルの「音楽家になる」という夢を捨てられない情熱は、やがて死者の世界の家族たちをも動かしていきます。
そして暴かれる数々の事実。

最後はもちろん泣かせにくる展開が待っていて、もちろん私も泣きました。
勧善懲悪のハッピーエンドは、さすがディズニー。みていてスッキリしましたよ。

自分の人生にとっては、夢も大切だし、家族も大切
どちらかだけを選ぶことはできないし、どちらかを切り捨てたり、諦めることはしなくてもいいんだという、人生を応援してくれるメッセージが込められています。

自分の夢を追いかけたいと思っていても、なかなか一歩を踏み出せない人や、家族のために諦めようとしている人は、ぜひ本作を観ていただいて、もう一度自分の人生を見つめてほしいなと思いました
私も家族と天秤にかけたくなるような夢があれば、もっと共感する気持ちが湧き上がったかもしれません・・・(笑)

そして、ミゲルの音楽へのひたむきな姿をみていると、家族って必ずどこかで繋がっているんだなあと思いました。

ナイスコンビなミゲルとヘクター

本作は、主人公が二人います。
靴職人一家の息子として生まれたミゲルと、死者の世界で出会うヘクター
二人の凸凹コンビが、衝突したりしながらも友情をはぐくんでいく姿が素敵。

ミゲルは、靴よりもとにかく音楽が大好き!
音楽に触れているときの楽しそうな、ワクワクした表情がとってもキュートです。
身体中からイキイキとしたオーラを感じます。
うまく作ってますよね〜

歳をとると、折り合いをつけるためにいろいろなことを諦め始めてしまいますが、音楽への情熱を忘れないミゲルをみていると、何かに夢中になるっていいな〜と思い出させてくれますね

なんでもないシーンなんですが、広場で靴磨きをしていたミゲルに、一人の音楽家のお客さんがついたときの2人のやりとりがすごく印象に残っています。

音楽家になりたいというミゲルに客の音楽家は、死者の日に音楽のコンテストがあるから出場してみろと勧めます。
人前には出たことないし・・・家族が許してくれないから・・・と尻込みするミゲルに、やってみなくちゃわからないぞ!と後押しする音楽家

そうなんですよね、何事もやってみないとわからないんですよね。
私はよく、どうせやっても無駄と思ってしまうたちなので、ハッとしました。
大きな一歩を踏み出すときは、いつだって緊張するものですが、踏み出さないとなんの意味もないんですよねえ。

ミゲルが死者の世界で出会うヘクターは、実はミゲルとは意外な繋がりがあることがわかります。
それはぜひ映画館で観てほしいところ!

ヘクターは見た目はオンボロだし、適当なことばかりミゲルに言うし、最初はハラハラするのですが、実は面倒見が良くていいヤツ。
そして人一倍家族を大切にしているキャラクター
回想シーンや、後半の展開は、ヘクターの家族想いな面が垣間見えて涙がボロボロこぼれます。

楽しい音楽がいっぱい!

本作はミュージカル映画なので、映像だけでなく、SEや音楽で楽しませてくれます。
ミュージカルパートはノリノリで楽しい楽曲ばかり。思わず体が揺れそうになりました。

ミゲルがヘクターと一緒に披露する「Un Poco Loco」は、陽気で楽しい音楽でお気に入り!

表題曲の「Remember me」もきちんと歌詞をみながら聴くといい曲ですね〜
この主題歌が、きちんとストーリーに活かされているのがまたニクい。
色々なスタイルの「Remember me」が聞けたのも面白かったです。

デラクルスがド派手に、パワフルに歌い上げれば、ミゲルやヘクターがしっとりと聴かせたり。
歌う人やそのときの気持ちで、歌は形を変えるんだなと改めて気づかされました。
まあそれでも今年の主題歌賞は『グレイテスト・ショーマン』の「This is me」だと思うけどなあ。

そうそう、ディズニーって、本編冒頭に「星に願いを」のタイトルコールが流れるじゃないですか、あれがメキシカンな曲調になってるんですよ!
細かいところまでしっかり作品作りしていて、感心しました。

思わずドキっとしちゃうリアルなCG

本作では、アニメーションの技術にも感動!
ものすごくリアルなんです。
例えば、オープニングの切り絵で、ストーリーを紹介するシーンからひいおばあちゃんであるココの手にカメラが移り変わった瞬間は、ココの手がとてもリアルで、これは実写映画だったかなと思い返すほど衝撃を受けました

また、作中の重要なアイテムである、マリーゴールドも印象的。
舞い散る花びらや、地面に散らばった花びらをミゲルが踏んで動く様子が本当に現実感があります。

こういったCGのリアルさや、モーションのクオリティが高いからこそ、死者の国へのマリーゴールドの橋や、死者たちが本当にあるのではないかという、作中への没入感を生みだすのではないでしょうか。この辺りがディズニー映画のうまいところですよね。

また人の描写に注目すると、まず登場人物の顔以外の動きが実写的でありながらも、かつ表情をはじめとするアニメーション的表現との違和感がまったくないのも素晴らしい進化だと思いました。これは2014年公開の『ベイマックス』の時の人の描写に比べてかなりアップグレードしているのでは。

去年観た『モアナと伝説の海』は海の描写が多かったに対して、今回の『リメンバー・ミー』では、実際の街並みや、多くの人を描写しているので、特に、ディズニー映画のCGのリアルさを感じることができました。

良かった点

・映像が綺麗すぎる
・音楽と物語のテーマがマッチしている

実写と見紛うほどの、美しいマリーゴールドや、死者の国の表現はそれだけで一見の価値あり。
また、メインテーマである家族愛に「Remember me」が作中で様々な演出をしていました。

悪かった点

・アナ雪はべつに・・・

同時上映である『アナと雪の女王/家族の思い出』はなくても良かったのでは・・・?

まとめ

音楽が楽しい映画ということは聞いていましたが、思ったより家族愛というテーマに、音楽が寄り添うシーンが多く、ホロっときてしまいました
王道パターンといえば、そうなのですが、その王道をしっかり攻めることのできるディズニーはさすがですね。

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