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全身黒ずくめといえば、やっぱりこのシリーズ!スピンオフで帰ってきた『メン・イン・ブラック:インターナショナル』

続編ものやリブートものって、高確率で1作目の方がよかった、と思ってしまうんですよね。
続きものになることで、深掘りされたストーリーや世界観が複雑化したり、自分の解釈とずれることでついていけなくなってしまうのが、原因なんじゃないかと私は思っています。

しかもシリーズもので、綺麗にまとまっている作品ってなかなか少ないじゃないですか。
3部作のように最初から続編ありきのものだと、ストーリーも整っている作品がほとんどですが、1作目の評判が良かったので続編やります!ってやつは、大抵2作目か3作目くらいから崩れてくるんですよね。

しかし、そんなシリーズものでもすべてがおもしろく、かつ綺麗にまとまっている作品がある!
それが、『MIBシリーズ』

1作目で強烈な世界観や印象的なキャラクターで人気を獲得した『メン・イン・ブラック』は、その後の続編も、世界観やストーリーを逸脱することなく、より大衆が楽しめる娯楽作品にまとめ上げています。

そして、10年ぶりの続編となった『メン・イン・ブラック3』
私が最も評価しているのは、10年ぶりの続編となったにもかかわらず、しっかり世界観やキャラクターを踏襲し、かつ、完結編にふさわしいストーリーにまとめあげている点です。
こんなに綺麗にシリーズものを完結させた作品は、あまりないのではないでしょうか。

リサ

『MIBシリーズ』は、作品自体もコミカルなB級感が好きですが、シリーズものを時が経ってしっかり完結させた、というのも評価ポイント。

そんなパーフェクトな『MIBシリーズ』に、スピンオフが登場!

その名も、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
実は感想を書くまでずっと『MIBシリーズ』の続編だと思っていたので、タイトルの時点ですでにモヤモヤしていたのですが(笑)、どうやら本作はスピンオフなんですね。

リサ

そう思うと、いろいろ書こうと思っていた感想の中身が変わってきますね・・・

メン・イン・ブラック:インターナショナル

監督 F・ゲイリー・グレイ
脚本 アート・マーカム
マット・ホロウェイ
出演者 クリス・ヘムズワース
テッサ・トンプソン
リーアム・ニーソン
エマ・トンプソン
レベッカ・ファーガソン
レイフ・スポール
公開 2019年
製作国 アメリカ合衆国

あらすじ

NYに本部を置く最高機密機関「メン・イン・ブラック」(MIB)。
所属するエージェンチたちはブラック・スーツとサングラスに身を包み、地球に生息するエイリアンが犯罪や侵略行為を行わないように監視し取り締まっている。

エリート新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)は、エージェントO(エマ・トンプソン)に命じられロンドンへ。
ロンドン支部での初ミッションはMIB内部に潜伏するスパイを摘発することだ。
上官のハイT(リーアム・ニーソン)の指示に従い、イケメンチャラ男だが敏腕のエージェントH(クリス・ヘムズワース)とチームを組み捜査を開始。
何にでも擬態しエージェントの姿にも化けることができるエイリアンを探すため、イギリス、フランス、モロッコと世界各国で捜査を進める2人に危機が迫る。

すでにスパイ側が先手をうち、2人を抹消する裏工作を始めていたのだ。
逆にMIBを追われる身となり、全てのエージェントが信用できない状況の下、追い詰められて行く2人だがーー。(公式サイトより)

1990年代〜2000年代に人気を博したSF映画『メン・イン・ブラック』のスピンオフ作品

制作総指揮はスティーブン・スピルバーグが務めているものの、スタッフ、キャストは一新
監督は『ワイルド・スピード ICE BREAK』のF・ゲイリー・グレイ、キャストはテッサ・トンプソンクリス・ヘムズワースが主演を務めています。

こんなにありきたりな作品を観たのは久しぶりだ・・・

私は『MIBシリーズ』の綺麗なまとまり方が好きだったので、正直新作が制作されることに抵抗があったんですね。
しかし、感想を書くために作品情報を調べていたら、本作はスピンオフだということが判明!えー!続編じゃなくてスピンオフだったんだ!(笑)

ということで、映画への印象ががらっと変わりそうなのですが・・・
まあ続編だったとしてもスピンオフだったとしても、これだけは言えます。

なんだそのありきたりなストーリー展開は!
びっくりするくらいありきたりで、序盤の時点で話の展開が読めてしまった!
今時あんなコテコテのストーリーをみせられるとは思いませんでした(笑)

ストーリーはなんじゃそりゃだったのですが、今までの『MIBシリーズ』に比べると、映像のクオリティは段違いであがっていますし、ワイスピの監督がメガホンをとっているだけあって、アクションシーンの迫力はさすが
武器商人リザの登場に、かわいいなこの人、みたことあるな〜と思ってたら、ムッキムキの腕とキレッキレのアクションでレベッカ・ファーガソンと気づきました
やっぱレベッカのアクションいいよな〜!

リサ

レベッカのチョイスは心から監督に賛成。ありがとう監督。

MIBに潜む「ねずみ」探し!

地球に住むエイリアンたちを監視する組織、「メン・イン・ブラック(MIB)」。
MIBきっての凄腕エージェント、JとKがいなくなったMIBを舞台に、あらたな若手エージェントたちが活躍する物語

主人公の女性新人エージェントMが、「メン・イン・ブラック」という組織名に疑問を抱いているのが、時代を考慮したジョークでおもしろかったです。

Mは、新人研修としてロンドンに派遣され、そこで出会ったHとともに、とあるエイリアンの護衛任務につきます。
そこで事件が発生し、MとHはさらに大きな事件に巻き込まれていくのです。

序盤の序盤はおもしろかった。
MIBに入るには、基本スカウト式なのに、Mは自らMIBの本拠地に殴り込みに行くのも、今までのシリーズとは差別化されていましたし。
知恵と話術で研修エージェントながら英雄と称されるエージェントHの任務に同行する展開も、ワクワクしました。

ところが!ところがですよ、MIBにスパイがいるって話になった瞬間、がっかり
なんじゃそりゃ、そんな話山ほど転がってんじゃん・・・
スパイがいると判明した時点で、大体の展開は読めてしまったし、こいつが黒幕だろ、ってのもわかっちゃったし、もうね、その手の話はスパイ映画だけでいいよ!

リサ

作品を鑑賞していたときはまだ本作が続編だと思っていたので、内心かなりがっかりしていたのですが、まあスピンオフと思えば許せなくも・・・ううん〜

自分がスパイ映画見過ぎなのかな〜、起承転結全てがコテコテで、なんというか、スピルバーグ本当に制作関わってた!?と言いたいレベル。
スピルバーグそのものが我々の思う「王道」なので、多少の王道、ご都合主義展開はまあいいとしますよ。過去のシリーズもそういうシーンありますし。ただ、MIBらしいご都合主義だったので、きちんとおもしろかったし、なんなら感動したわけですよ。

ところが本作は、MIBらしいのではなく、王道ストーリー展開のご都合主義なシーンが多かったため、なんだかつまらなく感じてしまったのかもしれませんね。

キャラの扱いが雑じゃない?

キャラクターの描き方に関してもやや不満、というか物足りなさがありました。
登場人物自体は少ないのですが、それぞれのキャラクターの掘り下げ方が中途半端かつご都合主義で、雑なんですよね

例えば青くて毛むくじゃらのエイリアン、ルカ。
本編の冒頭で、幼い頃のMの家に隠れていたところ、MIBに囚われそうになったルカ。ところが、Mがルカのことをこっそり逃がしてあげます。
こんなの、どう考えてもクライマックスへの伏線じゃないですか。これ絶対最後の最後でMがピンチになった時に助けてくれるやつでしょ!

そして大方の予想通り、ルカとMは再会するのですが、物語の中盤にすっと登場し、あっさり再会なんだか盛り上がりにかけるんですよ・・・
冒頭で尺をとった割には、ドラマチックさがない。Mはルカとの出会いによって人生を変えられているんですよ?だというのに、大きくなったわね、くらいの会話で終わり。
しかも、ルカはMと別れた後はいっさい本編に登場しません。
これずっこけたくなるでしょ。

ルカの扱いの雑さが一番疑問だったのですが、もう1人の主人公、Hの雑さも目立ちましたね
危険なエイリアンを倒し、英雄扱いされてきたH。Hは手柄を立てたことや、MIBの有能な上司ハイTの後ろ盾により、実力のわりには傲慢で自信家な人間になってしまっていました。

Hは、いわゆる「調子に乗っているヤツ」という感じのキャラクターで、Mと行動を共にし、彼女に自分の性格を指摘されてもなんのその。しかし、今回の事件を通して「真実」を知ることで、ようやくHは本来の自分を取り戻すのです。
ストーリー展開上はHも成長するのですが、それも、事件の勢いで成長しましたという感じでもやもや。自分で自分の行動を理解し、反省し、成長した感じがないんですよね。

Mが理論的で冷静な考えを持っている人間だから、余計Hの成長力のなさが目立ったのかも(笑)
結果的にHは騙されていて、危険なエイリアンを倒したという事実は嘘だったのですが、その辺の展開も駆け足で雑なんだよな〜

ついでに今思い出しましたが、恋愛の話も中途半端にやっていたな。
恋したことある?というHの質問に、Mは、恋愛は論理的なものではないから、思考を邪魔するのでしない、とかシャーロック・ホームズみたいな回答をしていたM。これは、もしやフラグか?と思っていましたが、お互いに気になる存在かも?くらいで終わってましたね。今の時代の映画って感じ。

リサ

Mのことは、ていねいに描写されていたと思いますが、Hの視点ももっとあったらおもしろかったかもしれませんね。

お久しぶりのレベッカのアクションに歓喜!

キャラの掘り下げは物足りませんでしたが、主役のコンビは最高
まさかのソーとヴァルキリーで、MCUファンにはたまらなかったです(笑)

クリヘムは、ソー(エンド・ゲーム以外)の時のような重量感とパワーを感じるムッキムキさがなくて、スマートなムキムキになっていました
少し体重落としたのかな?きちんと体型も役作りしていて、さすがですね。

リサ

私は今回の体型、どストライクでした。

予告にもありましたが、ハンマーを投げるシーンが完全にソーのオマージュで笑いました。結構客席でもあちこちからクスクス笑い声があがってましたね。

個人的にはレベッカ・ファーガソンの出演に歓喜。レベッカ様!
フォルムは人間ですが、髪型やメイクが完全にエイリアンだったので、最初はリザがレベッカってわからなかったんですよね。
どこで気づいたかというと、アクションシーン(笑)

この顔好きだな、かわいいな、ん?見たことあるんじゃないか?と思っているうちに、Mとのキャットファイトになって、その時のキレッキレの動きとムキムキの腕、今にも誰かを殺しそうな顔つきで、レベッカにつながりました(笑)

リサ

絶対監督は『M:Iシリーズ』みて一目惚れしたんでしょ。わかるわ〜

総評

評価

ストーリー
(2.0)
キャラクター
(2.0)
キャスト
(4.0)
演出
(2.0)
映像・音響
(3.5)
総合評価
(2.5)

良かった点

  • レベッカのアクション
  • 迫力ある映像、アクションシーン

監督がアクション映画を多く作っているだけあって、アクションやバトルシーンはスピード感と迫力があってテンション上がりました。

悪かった点

  • ありきたりなストーリー
  • ひねりのないご都合主義
  • キャラクターの掘り下げが物足りない

たとえスピンオフだったとしても、作り込みが雑かなあと。

まとめ

続編だと思って観ていたから、最初はもっとボッコボコに書くつもりでしたが(笑)、スピンオフと知って急に気が抜けました。

とはいえ、ストーリー展開のひねりのなさや、キャラクター描写の雑さは、ちょっと作り込みが足りないのでは?100万回観た感が強すぎやしないかい?
アクションシーンはよかったけど、MIBはどちらかというとアクションが売りじゃないからなあ

そういえば、今回出演はありませんでしたが、JとKの活躍が描かれた肖像画がありましたね。
やっぱりMIBといったらJとKなので、2人が出ないのなら、シリーズはもう完結ってことで新作はなくていいと思ってしまうな〜

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