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全編3DCG版であらたに名作を描く!『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』

今年もポケモン映画の季節がやってきました!
ポケモン映画は、シリーズ公開20周年を記念して、2017年から『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』と、アニメシリーズに準拠しない作品が公開されてきました。
そして2019年。20周年記念のフィナーレを締めくくったのは『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』でした!

『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』の本編上映後に流れた予告で震え上がったのを覚えてますね・・・
21年目にして、これをリメイクするとは思いもしませんでしたね〜!オリジナルが良すぎるのでリメイクするひつようあるのかな?とも思ってましたし(笑)
『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』のテーマが「原点回帰」ということもあり、いろいろな条件やタイミングが揃って、今回リメイクという形になったのかもしれませんね。

不安だったのが、全編3DCG上映ね。私は、アニメはセル画やデジタル派なので、時代に沿った表現方法とはいえ、これは大丈夫なのか?と全体的にややマイナス評価の視点での鑑賞となりました。

リサ

今回は思い出補正もうんと入っていると思うので、かなり厳し目の感想になるかもしれません。

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

監督 湯山 邦彦
榊原 幹典
脚本 首藤 剛志
出演者 松本 梨香
大谷 育江
うえだ ゆうじ
飯塚 雅弓
市村 正親
山寺 宏一
小林 幸子
公開 2019年
製作国 日本

あらすじ

全世界に告ぐ–
原点にして、最高峰。

「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」その二つをもつ冒険者の前にだけ姿を現すという幻のポケモン・ミュウ。
全てのポケモンの”はじまり”と言われ、世界中のポケモン研究者が行方を追うなか、ついに一人の科学者がミュウの化石を発見し、それを元に神をも恐れぬ禁断の行為に手を染めてしまう。

「ここはどこだ・・・わたしは誰だ・・・」
最強のポケモンをつくりたいという人間のエゴによって、この世に生み落とされた伝説のポケモン。
その名もミュウツー。
存在する理由も分からないまま、最強の兵器としての実験を繰り返されるミュウツーは、その心の中に、自分を生み出した人間に対する憎悪の念を宿していく 。

「これは、わたしを生み出した人類への、逆襲だ!」
ついに、あの完全不朽の名作がフル3DCG映像で、2019年夏、世界中にSTRIKES BACK!!

1999年に公開となった『ミュウツーの逆襲』のリメイク版。
監督は湯山邦彦と榊原幹典の共同。
前作は全編2Dアニメーションでしたが、本作は全編3DCGで描かれています。

「原点にして最高」のオリジナルを超えるのは難しかったか・・・

いやー、オリジナルが完成度高かったので、なかなか厳しい結果となりました!
正直本作に関してはリメイクする必要あったか?と。みんなにこの名作をみてもらいたいなら、オリジナル版を再放送なりなんなりしたほうがよっぽど反響があったような気がしますね・・・

ストーリーの流れに大きな変化はありません。びっくりするくらいそのままなんですよ。

私は、「アイ」が登場しないじゃないか!おい!!!と思っていたのですが、アイはオリジナル版じゃなく、完全版に登場するキャラクターだったんですね。
アイというキャラクターは、本作のミュウツーというキャラクターを描く上でかなり重要な役割を持つんです。
彼女がいることで、ミュウツーの心理描写が深まり、ストーリーにより説得力が生まれるんですよ。彼も、ただ一方的にサトシたちに喧嘩を吹っかけている悪役ではないと、わかるわけです。

そんな重要なキーパーソンであったアイすら本作には登場しないって、ただオリジナル版を焼き増ししただけってことになりますよね・・・

リサ

もう・・・どういうこと!?!?ここまでくると、ただ最新の技術でリメイクしたかっただけなんじゃないかって勘違いしてしまいますよね(笑)

確かに、最新のCGはすごかったです。特に皮膚や毛並み
ピカチュウや他のポケモンたちの皮膚や毛並みの作り込みがかなり細かくて、かわいらしさとリアルさが3DCGで絶妙に表現されていました。
バトルの迫力もオリジナル版に比べると迫力が増していて、引き込まれたなあ。

まあでも本作のキモはバトル描写じゃないんですよ。
つまり何が言いたいかというと・・・

リサ

ごめんなさい!!!!オリジナル版をみて!!!!!できれば完全版!!!!

オリジナル版との大きな変化はなし

人間の「最強のポケモンをつくりたい」というエゴによって生み出されたミュウツー。
自我を持ち、発信することができるミュウツーは、自分の存在意義に対して疑問を持ちます。存在意義を与えてくれた人間(サカキ)と行動を共にしますが、利用されていたことを知ると、ミュウツーは怒り、人間に「逆襲」することを決めるのです・・・

より強いコピーを生み出す技術を手に入れたミュウツーは、ポケモンのコピーを生み出し、オリジナルのポケモンを持つトレーナー(人間)たちに戦いを挑みます。
どちらが強いか、どちらが本物か、ミュウツーは己の存在意義を「戦いでの勝利」に求めてしまったのです。

オリジナル版との大きな変化はなし。正直、じゃあなんで今更リメイクしたの?と思わないでもないですよね〜
『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は、大きなストーリーの流れは原作(アニメ無印版)と変わらないけれど、そこにオリジナル要素をかなり盛り込んでいて、オリジナルで作った意味があったわけです。(評価は別として。)
しかし今作は、本当に大きなストーリーの変化もない。しかも、完全版が本当に完全で最高だったのに、完全版の追加要素は丸々カット

リサ

これはねえ・・・いただけませんね!!

作品自体のテーマはとても良いんですよ。
コピーとして生まれた自分の存在意義とは何か、なぜ自分は生きていて、なんのために生きているのかを問いかける物語。
コピーとして生まれたから劣っているのか?オリジナルだから素晴らしいのか?そんなことはないんじゃないか、どちらにもそれぞれに存在意義があって、どちらも生きていることには変わりはないんじゃないか、そんなことを問いかけている、非常に哲学的な物語なのです。

かなり大人向けのテーマで、オリジナル版の公開当時は話題になっていましたね。子どもに付き合って一緒に行った親のほうが感動して泣く、なんて話をよく聞きましたし、我が家も母が号泣していました(笑)

リサ

よく考えると、本作がオリジナル版のコピーっていうのもおもしろいですね。
コピーと本物、どちらも中身は同じで、どっちもいいってか・・・?まあ、まあそうなんだけども(笑)

3DCGにして本編を描く必要性とは?

と、まあ、テーマはとてもおもしろいし、挑戦的でよかったんですけど、それってオリジナル版で十分描かれているんですよ。
オリジナル版を超えることができなくても、リメイク版にはリメイク版のいいところがある・・・というのがまあオリジナル版とリメイク版の折り合いの付けどころだと思いますが、今作に限っては、折り合いの付けどころがない・・・ないんですよ・・・

強いてあげるとすれば映像なわけですが、わざわざ3DCGにして本編を描く必要性がないというか、2Dアニメだからこそ生まれる色彩やタッチの温かさみたいなものが、より作品をいいものにしているんですよね・・・
特にそれを感じたのが、ポケモンたちが涙を流すシーン。

このシーン本当に大好きで、何度みても泣けてくるのですが、アニメでの涙の描写が素晴らしいんですよ。とっても美しい。
瞳を潤ませるって、アニメの方が映えると思うんですよね。CGだと、涙をリアルに描写するから、瞳の中の涙は透明になるのですが、アニメだと、瞳の中の涙は白で描かれるため、より泣いていることが伝わるんですよね。
このシーンだけは、アニメの方がより想いが伝わってきたなあと思ってしまいました。

あとはサトシが石化してしまって、ピカチュウが大泣きするシーン。世の中の大人が泣いた伝説のシーンなのですが、今回かなり演出が大げさで、ちょっとくどいかなと感じてしまいました。あそこまで感動的に仕上げるとちょっと引いてしまう・・・
大谷育江さんの演技はうますぎて、びっくらこきました(笑)

リメイクなりに頑張っているのがわかればまだ評価の死骸もあるのですが、ほんとうにきれいそっくり3DCGで作り直しました、という感じで、私としてはイマイチでしたね。

リサ

いっそのこと、デジタル版のアニメでそっくりそのまま描き直す方向で開き直るか、オリジナル版の再放送とかでよかったと思なあ・・・

懐かしさに感動

散々違いがないと文句を言いつつも、キャストやキャラクターに大幅な変更がなかったのは安心しました
今のアニポケをみている人からしたら、カスミやタケシって誰?何?って思うかもしれませんが。

タケシがシチューをコトコト煮ていたり、相変わらずお姉さん大好きで泣けた。なんなら女性を口説くタケシの耳をひっぱるカスミの図も20年ぶりにみられて、笑いながら泣きそうになりました。
うえだゆうじさんと飯塚雅弓さんの演技や声質が、変わっていなかったのもよかったな〜
市村正親さんのミュウツーもよかったし、山ちゃんのミュウもよかった。

リサ

よかったと思ったり、泣きポイントが「懐かしい」と感じるポイントばっかりでしたね(笑)

総評

評価

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(3.0)
キャスト
(5.0)
演出
(2.5)
映像・音響
(5.0)
総合評価
(3.5)

良かった点

  • 大幅なキャスト変更がない
  • 3DCGのバトル描写

悪かった点

  • リメイクした意味や意図がわからない

オリジナル版観ればよくないかね・・・?

まとめ

正直、ストーリーやキャラクターの評価が難しかったです。
オリジナル版のストーリーやキャラクターは最高なので★5つなのですが、リメイク版で考えるとイマイチなんですよね。
リメイクした意図が伝わらないので、オリジナル版がやっぱり最高だわ!と思ってしまうのってちょっと残念。

実は本編序盤にポケモンのテーマ曲が流れて、「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」ってタイトルが出てくるところでちょっと泣いちゃったんですけど、それってもうただの思い出補正なんですよね〜
あとになって、自分もリメイクで感動するような歳になってしまったのか、って複雑な気持ちになりました(笑)

リサ

ぜひ!ぜひぜひ!オリジナル版も観てください!
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