『ジョン・ウィックシリーズ』を観て、やっぱキアヌ・リーブスってかっこいいよな!と再確認。
時間があるときはキアヌの代表作を見返しています。
最近は時間が取れていなかったのですが、ようやく時間ができたので、『マトリックス リローデッド』を観ました。
前回『マトリックス』を見返してから1ヶ月以上も経ってしまってました・・・
次作の、シリーズ最終作『マトリックス レボリューションズ』は続き物なので、なるべく早く観ようと思います。
Index
マトリックス リローデッド(MATRIX RELOADED)
監督 | ラナ・ウォシャウスキー リリー・ウォシャウスキー |
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脚本 | ラナ・ウォシャウスキー リリー・ウォシャウスキー |
出演者 | キアヌ・リーブス ローレンス・フィッシュバーン キャリー=アン・モス ジェイダ・ピンケット=スミス モニカ・ベルッチ ヒューゴ・ウィーヴィング |
公開 | 2003年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
あらすじ
自分が暮らしていた世界が実はコンピュータが作り出した仮想現実の世界と知り、モーフィアス率いるゲリラ集団に加わり、やがて人類の救世主として覚醒したネオ。
コンピュータの支配から人類を解放するための闘いを続けるネオとその仲間たちだったが、ある時ついに人類最後の都市ザイオンの位置がコンピュータに特定されてしまう。
ザイオンを救うためには、マトリックスの全ての入り口にアクセスできるという人物“キー・メーカー”の存在が不可欠だった。
そこでネオとトリニティー、モーフィアスは彼を求めて再びマトリックス世界へと足を踏み入れるのだったが・・・(allcinemaより)
前作『マトリックス』の衝撃から4年経った2003年に公開。
コンピューターとの戦いに勝利し、全てを終わらせるために、ネオたちは再びマトリックスの世界へと入っていきます。
監督を務めるのは前作に引き続き、ウォシャウスキー姉妹(当時は兄弟)がメガホンを取りました。
『マトリックスシリーズ』はこの2人が監督・脚本・製作総指揮をとっているので、全シリーズこの2人が担当しています。
シリーズ通して同じ人物が監督を担当してくれると、作中での謎の設定改変に遭遇するリスクが減るのでありがたいですね。
主演は変わらず、キアヌ・リーブス。
メインキャストも前作と大きな変化はありません。
前作からかなり大きく物語が動いた!
『マトリックス リローデッド』ってこんなアクション推しだったっけ・・・?
前作とは、また作品の雰囲気がガラッと変わりましたね。
ストーリーもアクションも!と盛り込んだ結果、若干長ったらしく感じました。
大きな騒動が一つ落ち着いたかと思うと、ここからクライマックスまで1時間もかかると(笑)
というかちょいちょいいらないシーンがあるんだよなあ。
でも世界観はやっぱり面白い!
いやあ、何度観ても、アーキテクトが登場してマトリックスのシステムが明らかになったときの絶望感はなくならないですね。
まあネオはさくさく話を進めるわけですが(笑)
前作のような、もっとSFチックで不思議な世界観を醸し出してくれた方が私は好みでした。
そして、昔は子どもゆえにいつもそわそわしていた、ネオとトリニティのイチャコラシーン。
改めてみるとやっぱりめっちゃくちゃイチャこいてるー!!こんなにこいつらイチャついてたっけ!?
ストーリーはしっかり頭の中に叩き込まれているので、そういうしょーもないところばっかり気になっちゃいますね。
アクションもかっこいいんですよ!
かっこいいんだけど、やりすぎ感が否めない。
若干食傷気味になっちゃいました。
ふと気付いたのですが、マトリックスのような説明が必要な作品では、なっちが字幕やるべきではないと思うんですよね〜
なっちって多分英語とか英語圏の文化を理解しすぎていて、あんな超訳になっちゃうんでしょうね。
役者が喋っている量に対して日本語のワードが少なすぎ(笑)
ネオの「shit!」というセリフに字幕がないのですが、「shit」くらいわかるだろが!というなっちの圧を感じます(笑)
マトリックスの真のシステムが明かされる!
今作は、いよいよ救世主という存在についてフォーカスが当てられます。
人間とコンピューターの戦いは激化し、ついにコンピューター側は、殺人兵器センチネルを投入。
ネオやモーフィアス、トリニティたちも戦いに参加し、立ち向かいます。
預言者の通りに行動するネオたちでしたが、マトリックスをつくったというアーキテクトに衝撃の事実を知らされ、ネオは2つの選択をせまられていきます。
ざっくりとストーリー紹介をするとこんな感じ。
途中途中に『マトリックスシリーズ』らしい、哲学的な考えを交えながらストーリーが展開されます。
しかし今回はいろいろと盛り込みたい要素がありすぎたみたいで、話がごっちゃごちゃしてしまっているなあと思いました。
ストーリーは難しくはありませんが、クライマックスにようやく話の筋が見えてくるという構成なので、初見の際はしっかり頭を働かせながら観ましょう。
私は今回見返して、ようやく「リローデッド」というタイトルがついている意味に気がつきました(笑)
救世主というシステムはあらかじめ作られたもので、預言者もコンピューターたちがつくったシステムの一つ。
要は、コンピューターは、わざとバグ(救世主)を生み出し、預言者というシステムで誘導し、ソースに吸収することによって、よりマトリックスを強固で完成されたものにアップデートしようとしていたのです。
ネット環境が発達し、PCやスマートフォンなどの存在が当たり前になった今だからこそ、理解しやすいストーリーかもしれませんね。
救世主は、周囲の言葉と、預言者の言葉に、自分は人々を愛する存在であるべきと考えるようになり、やがてその考えが、身を滅ぼすこととなってしまうのです。
このストーリーも自己犠牲への皮肉に感じますね。
ネオもシステムによって導かれ、アーキテクトと対面することになり、救世主という存在が生まれる真実を知らされます。
ネオは6番目の救世主。つまり、これまでマトリックスは6回のアップデートがなされているわけです。
人間を救うか、トリニティただ1人を救うか、2つの選択肢を与えられたネオは、迷わず、
トリニティを選びます(笑)
かっこよすぎかよ・・・
本当に、全く葛藤することなく左のドアを選ぶんですよ。
お前アーキテクトの今までの話聞いてた!?モーフィアスとかリンクとか死んでしまうんだよ!?と、突っ込みたくなる。
突っ込みたくなる気持ちを抑えつつ、ネオは今までの中の救世主たちとは違った存在であると気付かされるわけです。
トリニティをかなり強引な形で救ったネオ。
蘇生させるシーンが、コードで描かれているのもいいですよね〜
ネオは人間を救う選択肢をしなかったので、アーキテクトの言葉通り、ザイオンにはセンチネルが襲撃にやってきます。
もうどうしようもできないと思った矢先、ネオは「何かを感じる」と言って、センチネルを破壊することに成功します。
しかし、力を使い切ったせいで、ネオは昏睡状態に陥ってしまうのです。
そして「TO BE CONCULUDED」の文字。
シリーズ最終作である『マトリックス レボリューションズ』に続きます。
続編も確か半年後とかに公開されてますよね。
ここまであからさまにぶった切る作品って、今あまりないから新鮮。
邦画はよく前後編で作られることがありますが。
「偶然なんてものはない、全ては運命なのだ」というメッセージが何度も繰り返し登場します。
ネオたちの存在すらもプログラムだった、と判明する展開はなかなか面白いですよね。
一方で、それはいらないだろうよ!と言いたくなるシーンも。
一番いらんだろうよと思ったのは、ザイオンでの謎のダンスタイムですね(笑)
あの10分丸々いらんだろうよ!
なぜあんなアフリカンな感じなのか。セックスアピールが強すぎる。
ネオとトリニティはまたしっぽりしてるし。
モーフィアスの熱い演説も、ローレンス・フィッシュバーンの熱演がとても良かったけど、モーフィアスってあんなキャラだったか?
そしてザイオンにあんなに人間がいるとは思わなかった。
前作だとモーフィアスの船しか生き残ってない、みたいな雰囲気醸し出してたから・・・
ちいさいころは、アクションやべー!ネオかっけー!というしょうもない感想しか抱きませんでしたが(笑)、年月が経って改めて見返すと気になる点がぽこぽこ現れますね。
スーパーマンなネオはトリニティが大好き
モーフィアス「ネオは何してる?」
リンク「スーパーマンやってるよ」
前回のラストでも「スーマーパンかよ」!と思いましたが、いよいよ本編でもネタにされていて笑いました。
ということでめちゃくちゃネオがスーパーマンしてます。
もはやネオは最強すぎて、不安要素ゼロ。
大量発生したスミスの大群にも全くひるむことなかったですしね。
最後は、スーパーマンジャンプで退散。
あの飛び立つ時に床が揺れるCGが好きです。
スミスの「ミスタ〜〜〜〜アンダ〜〜〜ソ〜〜ン」を久々に聞き、テンションが上がります。
吹き替えの「ア〜ン〜ダ〜〜〜〜ソン〜くん〜〜」もいいですよね!(笑)
今作ではそこまで出番がなかったですが、次回がね、もうこれでもかってくらい見せ場がありますからね。楽しみだ。
体はスーパーマンですが、心はティーンエイジャーのよう。
ネオはトリニティ大好きマンで、もうトリニティのことしか頭にない様子。
トリニティとイチャついてばっかりだよ!
昔の映画って、大人気の大作でもこんなにガンガンラブシーン挟むんですね。
今はベッドシーンで5分も10分もつかう映画ってないですよね〜時代だね。
そういうのはネットでみればいいもんね。
でもトリニティを救った後に、彼女がネオに「これでおあいこね」っていうシーンは好きです。
前作のクライマックスのことですよね。
キアヌ美人すぎ
キアヌは相変わらず白くて美しい。
アクションのキレもあってかっこいいですね!
今回は他のキャストもバランスよく登場していましたが、やっぱりキアヌがいるシーンはグッと見入っちゃいますね!
まあほとんどトリニティとイチャイチャしてるだけだったけど(笑)
アーキテクトと対話するシーンで、背景にいろいろなネオが登場するシーンがあるのですが、感情豊かなキアヌがいっぱいでかわいかったです。
キアヌの中指立てはなかなか貴重じゃないですか??
キャリー=アン・モスの出番もかなり多かったですね。
かっこいい。アクションシーンのたくましさは惚れ惚れしちゃいますね。
それにしてもローレンス・フィッシュバーンって、今もこの当時とあまり見た目が変わらない気がします。
今回は彼のかっこいいシーンがいっぱいでしたね!
演説のシーンも(演技が)良かったし、まさかの殺陣!
モーフィアスが刀出した時、でたでた!とつい思ってしまいますよね。
案の定わけのわからない使い方してましたが、力強くてパワーのある刀さばきはローレンスの体格の良さとあいまってよく映えてましたね。
ヒューゴ・ウィーヴィングは、次回に期待。
前作より派手なアクションだが・・・
アクションシーンは、前作よりもさらにパワーアップ。
さすが映画界の歴史を変えただけありますね。
相変わらずバレットタイムやワイヤーアクションがてんこ盛りで、テンションが上がります。
カンフーを交えた接近戦もかっこいい。
キアヌのカクカクした動き印象的でした。
いや全体的にみんなカクカクしてたかな。
とにかくアクションシーンが多くて楽しいのですが、ちょっとしつこさもありました。
スローモーションとバレットタイム、ワイヤーアクションの嵐!
最初はテンション上がるんですが、徐々にまたか?と思ってしまいました。
まあそのアクションがみたい!ってファンはたくさんいるんだと思いますが、あそこまでやる必要あるかな?
またきたぞ、とちょっと冷めた感じになっちゃいました。ここぞ!ってところで出せばいいのにな〜
ワイヤーアクションも、ワイヤー使ってますというのが丸わかりで、逆に面白いです。
ふわあ〜と避けるネオやトリニティ。
ワイヤーアクションは、『マトリックスシリーズ』で流行り始め、『ボーンシリーズ』の登場で終わりを迎えたのかな。
一番盛り上がったのは、ネオがモーフィアスとキーメーカーを助けるシーン。
トラック同士が激しくぶつかるシーンのCGとスローモーションははすごかった!
激しい衝突によって起きたトラックの歪みと、飛び散るガラス片の細かさに息をのみました。
あのシーンなら今でも通用する気がしますね。
高速道路での攻防戦は全体を通しても面白いアクションシーンでした。
CGは全体的にやはり昔っぽさが出てしまいますが、逆に、今の技術で作ったらどんなものができるんだろうなあと考えたりしました。
オリジナルを愛するタイプなので、自分が好きな作品のリメイクはあまり好きじゃないのですが、でもやってくれるなら観に行っちゃいますね・・・!
良かった点
・世界観が面白い
・アクションがかっこいい
シリーズを通してやはり世界観そのものが面白いですよね。
人間の動きをコードにして表現するシーンなんかも、『マトリックスシリーズ』ならではの要素でいいですね。
悪かった点
・初見だとわかりづらい
・いらないシーンが多い
独特の世界観ゆえに、いきなり本作からみるのはあまりオススメしません。
なにを思ったのか、ちょっと蛇足なシーンが多く気になりました。
まとめ
前作よりもアクションが多く、より映像の迫力は増しています。
ただ、ちょっといろんなシーンを詰め込みすぎたかなとは思いますね。
前作のようなあの独特の世界観が好きな人には、今作はあまりお口には合わないかも。
ストーリーはむずかしくはありませんが複雑な用語や言葉が多いので、前作を観てからこちらを観るといいですよ。
ラストは次回に続く気満々なので、一気に次回作の『マトリックス レボリューションズ』まで観ちゃいましょう!
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