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ジョン・ウー節炸裂!アクションは最高だが、吹き替えが・・・『マンハント』

ジョン・ウー監督の最新作『マンハント』を観てきました!

映画館で流れた本作の予告で、白ハト・二丁拳銃・スローモーションジョン・ウー三段撃ちをみて、鑑賞を決定(笑)
さらに舞台は日本ということで、ワクワクも倍増です。

マンハント(追捕)

監督 チェン・カイコー
脚本 ニップ・ワンフン
ゴードン・チャン
ジェームズ・ユエン
江良至
ク・ゾイラム
マリア・ウォン
ソフィア・イェ
出演者 チャン・ハンユー
福山雅治
チー・ウェイ
ハ・ジウォン
桜庭ななみ
池内博之
竹中直人
國村隼
公開 2017年
製作国 中国

あらすじ

酒井社長(國村隼)率いる天神製薬の顧問弁護士であるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)がパーティの翌朝、ベッドで目を覚ますと、社長秘書・希子の死体が横たわっていた。
現場には自身の指紋が付いたナイフが置かれるなど、突如として殺人事件の被疑者となった彼は、何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走。
そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・矢村(福山雅治)は、新人の部下・里香とともに独自の捜査で追っていく。

カギとなるのは、天神製薬研究員だった婚約者を3年前に失った謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。
次々と警察の包囲網を潜り抜けていく被疑者に近づくほどに、この事件に違和感を覚え始め、次第に見解を変えていく矢村だったが、ついに真由美の実家である牧場にいるドゥ・チウを捕らえることに成功。
だが、手錠をかけた彼とともに、女殺し屋・レイン(ハ・ジウォン)たちからの襲撃に立ち向かった矢村は、彼の無実を確信する。
何者かによって捜査が妨害されるなか、身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人はともに手を組み、事件の真相に立ち向かうことを決意する。
だが、そこには恐ろしくも、巨大な陰謀が待ち受けていた――。(公式サイトより)

『男たちの挽歌シリーズ』、『ミッション:インポッシブル Ⅱ』、『レッドクリフシリーズ』などのジョン・ウー監督の最新作。
本作は、1976年に公開された日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』リメイク作となっています。
・・・というのを、鑑賞後に知りました(笑)
原作は西村寿行の小説で、オリジナル版は、高倉健や原田芳雄、倍賞美津子などのそうそうたるキャストが出演しています。

主演は、チャン・ハンユー福山雅治のW主演。
日本を舞台に大きな陰謀渦巻く事件が勃発します。

ジョン・ウー節炸裂!

予告をみたときの期待を裏切らない、見事なジョン・ウー映画でした。
白ハトは飛び交うわ、二丁拳銃は使われまくるわで、彼の健在っぷりを確認できましたね。
スローモーションは昔ほど露骨な感じの使われ方はしてなかったですが、やっぱりちょこちょこ入ってるんですよね(笑)

ストーリーは、冤罪を晴らしていくサスペンスの展開で、まあよくある感じのテーマ。
演出がちょっと古臭いかな〜と感じました。
2003年の映画を観ているような気分になりました。

そうそう、音楽が本編の状況に合わなすぎる、謎のミスマッチ感が印象的でした。
昭和の歌謡曲が流れたり、シリアスなシーンでポップなBGMが流れたり・・・オリジナル版もそういう演出があったようなので、リスペクト的な意味の演出なんでしょうか。

本編中うん?と思うシーンもありましたが、やっぱりアクションのカメラワークはかっこいいんですよね〜
二丁拳銃をはじめとしたアクションシーンももちろん、ジェットスキーでの追走シーンもよかったですね。
ジョン・ウーファンなら観て損なしです。

なんというかあれかな、邦画じゃなかったら普通のサスペンスアクションなんだけど、日本が舞台だからストーリーやアクション、演出に違和感を覚えてしまうのかもしれませんね。
だって日本でドンパチって、なかなか変な感じしませんか?(笑)

濡れ衣を着せられた男と、彼を追う刑事の攻防戦

本作は、濡れ衣を着せられて逃亡しながらも、真犯人を追い詰めていくストーリー
この手のストーリー展開の作品ってのはたくさんあるんですよね。
ヒッチコックとかはその代表のようなもんですね。

ということで、正直ストーリーに新鮮味はあまりなかったですね。
おおむね予想通りの展開でした。
事件の全ての始まりのきっかけが、しょうもないことだったというのは面白いオチだなと感じましたが。

ストーリーよりも、全体的に漂う2000年代感の方が気になって気になって・・・
本作は現代のお話でいいんですよね・・・?

事件を追っていくうちに暴かれるある秘密があるのですが、その秘密も原作が昔の作品というのもあってか、なんかちょっと古臭いんですよね〜
そのネタも何回もみたね!みたいな。

ああいう新薬開発が絡む作品は、1980年とか90年くらいにドカンと流行って、2000年代で落ち着いちゃったイメージがあるんですよね。
だからなんとなく古いなと感じたのかも。
今でも使われるネタですが、なぜこんなに古臭く感じるんだろうか・・・

新薬開発のネタがそう感じたように、演出に関してもところどころ、2000年代の香りが漂っていたのも印象的でした。
とくに場面が切り替わる瞬間が、いかにも2000年代って感じ!

なぜかキャラクター2人が重なってアップになってフェードアウトしたり、スクリーンが切り替わるような暗転の仕方とかみると、もはやわざとやってんじゃないのかって思っちゃうほど(笑)

それが悪いとかじゃないんですよね。昔の映画好きだし、そういうコンセプトの作品って今でもありますし。
でも別に、この作品にそういう懐かしさはいらないかなと思いました。
せっかくのリメイク版なんだし、アクションサスペンスなんだし、今らしいスタイリッシュさもうまく取り入れたらもっと面白かったのではないでしょうか。

あと日本が舞台なのに、なんか日本じゃないんですよね(笑)半分中国みたいな。
主人公が中国人だからって、中国語喋れる人多すぎじゃない!?!?
大阪ってそんなに中国人いるの!?

外国人が観たらなんとも思わないんだろうけど、日本人が見ると違和感全開でした(笑)

弁護士強すぎ!

いわれのない罪を着せられ、警察から追いかけ回される主人公は、中国人の国際弁護士のエリートドゥ・チウ
そこまではいいんですよ、ただ、めちゃくちゃ強い!(笑)
いいよいいよ、ジャッキーとかよくやるじゃん、普通の大学教授かと思ったらカンフーの達人だった、みたいなね、よくあるよね!

でも今回は、普通の人と思ったら実は強かった設定に無理があったような気がします。
あまりの強さにもしかして元スパイとかだったのかな?と、展開を考えたりしていたのですが、そんなことは一切なく、本当にただの国際弁護士だったようでした。

アクションシーンは面白かったのですが、こんなアクロバティックで武闘派な弁護士いるか!?と、ツッコミをおさえられずにはいられませんでした。
へなへなな主人公が、別の登場人物のサポートを受けながら逃げるとかならまあわかるんですがね。
あれなのかな、中国人はみんな基本的な格闘技を覚えるものなのかな・・・

そんなむちゃくちゃ強い主人公を追いかけるのが、一匹狼の刑事、矢村
洞察力がある優秀な刑事で、ドゥと協力して事件の真犯人を追いつめます。

周囲からは一線を置いて、個人でドゥのことを追いかける。
くたびれたおっさんみたいなキャラクターでした。

彼も一人で行動するには理由があって、とある辛い過去を抱えていることが後半で判明します。
そんな矢村の人物像も気になったのですが、なんせ捜査とおにごっこの時間がメインなので人間ドラマはあまり楽しめません

矢村にフォーカスするシーンがあるも、あっさり話がまとまってしまっていたり。
どうせキャラ付けをするなら、もっと2人の交流シーンがほしかったな〜

日中の豪華俳優が共演

さて日本のキャストがわらわら登場するのに、公開が中国より3ヶ月も遅かった本作。
W主演の片方は福山雅治ですよ!
そのわりには、プロモーションがいまいち少なかったかな〜と思ったのですが、どうやら日本での公開日前後は、福山さんツアー中だったのだとか。
うーん、タイミングが悪かったですね。

久しぶりに画面でみた福山雅治は、なんだか歳とったな〜という感じ(笑)
もともと、私の中の福山さんは、あまり若いキャラをやるイメージがないのですが、くたびれた感じが思っていた以上に似合っていて驚きました

W主演のもう片割れは、チャン・ハンユー
彼の出演作はどれも観たことがなく・・・
『グレートウォール』にも出ていたんだとか。見損ねたの失敗したな〜

チャン・ハンユーは、映画俳優というよりも、声優として活躍している方だそうです。
ディズニーのドナルドの声を担当しているのは、中国でかなり有名みたいですよ。

そのほかの出演者も、桜庭ななみ國村隼竹中直人池内博之と実力派俳優が揃っているだけでなく、ちょい役で斎藤工吉沢悠なども登場。キャストに関しては文句なしの豪華さかと思います。

演技に関していろいろ言いたいと思っていたのですが、これは吹き替えがかなりひどかった
正直、吹き替えがダメダメすぎて、スクリーンの中の演技がこちらに伝わってこなかったです。

空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』でも、わざわざ出演者のかたが吹き替えていましたが(こちらの吹き替えはまだマシだった)、別に日本人キャストだからって、無理に本人がやる必要ないと思うんですよね
本作は吹き替えによって出演者自身が自分の首を締めてしまったような気がして、残念です。

吹き替えをご本人が担当してもいいのですが、字幕版でみたかったな〜
別に日本人キャストが中国語話してたってなんとも思わないよ!そういう設定なんだから!

ジョン・ウーアクション健在!

ストーリーや演出はイマイチなところもありましたが、アクションはやっぱり面白かったし、かっこよかった!
冒頭の謎のヤクザ演出で???となっていたのですが(笑)、そのあと女スパイが二丁拳銃をいきなりぶっ放してくれたシーンから、変な安心感が生まれました。

中盤、白ハトがわんさか出てきたときは、思わずフゥ〜!と声をあげたくなりました(笑)
二丁拳銃のアクションは、地味に今でもいろいろなアクションシーンで使われていますが、やっぱりジョン・ウーの二丁拳銃が一番かっこよく見えるな〜

そして、二丁拳銃とスローモーションの合わさったタイミングが絶妙
それで役者が飛んじゃったりしてるとまたかっこいいんですよね。

同じ構図死ぬほどみたよ!と言いたくもなるのですが(笑)、それでもやっぱりすげー!と見入ってしまいますね。
ジョン・ウーのことなので、使っている拳銃もこだわりがあると思うのですが、知識不足のためよくわからず。
そろそろ拳銃やら戦闘機やら、ミリタリー系の資料本買おうかな・・・

本編にかなりのタイミングでアクションシーンが組み込まれているので、ジョン・ウーの作り出すアクションシーンが好きな人は興奮しっぱなしだったのではないでしょうか
女性のアクションが大好きなので、女スパイが活躍しているの最高でした。

一方で気になるのが、先ほども述べましたが、ドンパチを日本でやってるってのはどうも変な感じ
私が日本の裏側の世界を知らないだけかもしれませんがね・・・?

良かった点

・ジョン・ウー節全開!

もう良かったのこれに尽きます。
久々に二丁拳銃とか回転スローモーションとかみたけど、やっぱかっこいいですね!

悪かった点

・ツッコミどころが多い
・吹き替えがイマイチ

ところどころ、無理のあるストーリーや演出だったのが、やっぱり気になっちゃいますよね。
ジョン・ウー三段撃ちだけでは満足できませんでした・・・(笑)

まとめ

あちこちツッコミどころ満載でしたが、ジョン・ウーはブレずに元気にやっているというのを確認できてよかったです(笑)
監督お決まりの三段撃ち(白ハト・二丁拳銃・スローモーション)目当てで観るのは大いにアリだと思います。

もっと宣伝に力を入れたらよかったのにな〜

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