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もう俳優は必要ない!?リアルなCGとカメラワークに注目!『ライオン・キング』

2019年、夏、ついにディスニーアニメの名作『ライオン・キング』が、満を持して実写化!
予告をみたとき、映像のクオリティの高さに、これは映画館の大きなスクリーンで観なくては!と決め、IMAXのどでかいスクリーンで鑑賞してきました。

『ライオン・キング』は子どもの頃に何回か観たのが最後なので、ぼんやりとしか覚えていなかったのですが、本編を鑑賞すると、急にアニメの記憶が蘇ってきたりして、意外と思い出せました。

ここ数年、ディズニーアニメはものすごいスピードで実写化されてますよね。年に2、3本は公開されているんじゃないのかな??
『ライオン・キング』の予告ですら、ディズニーの映画盛りだくさんでしたし・・・
あと数年もしたら、ディズニーアニメの実写化はやり尽くしました!みたいな状態になるんじゃないのかなあ(笑)

ライオン・キング

監督 ジョン・ファブロー
出演者 ドナルド・グローヴァー
セス・ローゲン
キウェテル・イジョフォー
アルフレ・ウッダード
ビリー・アイクナー
ジョン・カニ
ジョン・オリバー
ビヨンセ・ノウルズ=カーター
ジェームズ・アール・ジョーンズ
公開 2019年
製作国 アメリカ合衆国

あらすじ

命あふれるサバンナの王国プライドランド。
その王であるライオン〈ムファサ〉に、息子〈シンバ〉が誕生する。
だが、シンバはある“悲劇”によって父ムファサを失い、王国を追放されてしまう。

新たな世界で彼は仲間と出会い、“自分が生まれてきた意味、使命とは何か”を知っていく。
王となる自らの運命に立ち向かうために―。(公式サイトより)

1994年に公開された、ディズニーアニメを実写化。
当時大ヒットを記録した本作は、その後ブロードウェイでミュージカルとして上演。日本では劇団四季の代表作品のひとつでもありますね。

本作の監督は、『アイアンマンシリーズ』でおなじみのジョン・ファブローが務めています。

もはや映画に俳優はいらないのか!?

人間のいない実写映画・・・なんと不思議な響きだろう。
CGだけで実写映画を1本作りきれる、技術の進化に2時間半圧倒されました

オープニングの陽が昇るシーンは実際にカメラで撮影したもので、以降のシーンはほとんどCGで処理しているのだとか。
いやあすごいわ。動物が演技をしているわけだから、動物が話したり動いたりするのに違和感はあっても、動物の毛並みや背景との調和は違和感がなく、とても自然
その気になれば、人間ですらCGだけで動かせるんじゃないですかね・・・

ストーリーはオリジナル版の記憶が曖昧なのですが、ほぼ同じだったのではないでしょうか。
ただ大人になって改めてみると、モヤっと感じる部分もあり、いろいろ考えさせられました。

ストーリーは改めて観ると、気になる点も・・・

動物たちが暮らすプライドランドは、ライオンであるムファサが王となり、国を守っていました。
ある日ムファサの子ども、シンバが誕生したのを機に、ムファサの弟であるスカーが、王位を奪うために策略し、ムファサを殺害、シンバを国から追放してしまいます。
そして大人になったシンバが、スカーから大切な故郷を守るために、再び故郷へと戻るのです。

・・・と、まあストーリーの大まかな流れはオリジナル版とほとんど変わりません
アラジン』ではオリジナルキャラクターの登場で、ややストーリーに違いがありましたが、『ライオン・キング』はこれでもかとオリジナル版に忠実でしたね。
原作に忠実に制作される映画やアニメを愛する私としては、ジョン・ファブローに賞賛を送りたい!ストーリーに新鮮味がなくても、原作に忠実な方が楽しめる人間なんですよね。おお、このシーンは実写化するとこうなるんだ!という楽しみ方をしたい。

ただ、改めて観たからこそ気づかされる部分もありました。
一番気になったのが、思っていた以上のご都合主義感。ライオンが虫を食べて生き延びれるのか?本編のように大きくてたくましいライオンになれるのか?狩りをするのはメスな訳だから、本当はシンバを助けに行くのはお母さんなんじゃないのか?ジャングルでのんびり自由に生きてきたシンバが、いきなりスカーと戦って勝てるものなのか?とかね。

リサ

ハイエナも悪役として描かれていますが、彼らの視点からしたら、飯を食らうのは生きるために当然のことですし、利用されたり除け者にされているってのもちょっと疑問。それってライオンの都合じゃない?みたいな。

ファンタジーなんだからこまけえことは気にすんな!ディズニーが伝えたいのはそこじゃないんだよ!という意見はごもっともですし、もちろん理解していますが、あれはあれで子どもへ間違った知識を植えつけてしまうんじゃないでしょうかね?

シンバが国から逃げ出してから故郷に戻るまでの、彼の心境の変化や成長もざっくりとしていて、ものたりない。
ナラに出会って、故郷に戻るまでが早送りのように進むので、そんなあっさり帰るの!?と、急展開に驚いてしまいました。

リサ

せっかく実写化したのだから、アニメではみられない、シンバの成長をもっとていねいに描いてもよかったんじゃないでしょうか。それならストーリーに影響されることはないですしね。

動物たちのリアルなCGは文句なし!

CGの出来に関しては、こちらから何もいう必要がありません。映画館の大きなスクリーン(できればIMAX)で鑑賞してください!
めちゃくちゃ綺麗ですし、本当に生きているかのような動物たちの動きに感動しますね。
今だからこそ、実写化できる作品ですね。

カメラワークもかなり本格的で、生きている動物を撮影しているかのようなリアルさが印象的でした。
序盤でねずみが水辺から移動するシーンがあるのですが、その時のねずみを追うカメラワークが完璧。ねずみの素早さにカメラが追いつけない、という印象を与えるカメラワークは、まるで本物の生きているねずみを追っているかのよう。
シンバたちが会話をするシーンはきちんと本編の情報が伝わるように固定されていましたが、自然の風景を捉えているシーンのカメラワークは、リアルを追求していてとてもよかった!

ただ、やはりリアルな動物を動かしているので、表情に乏しさがあり、感情が伝わりきらないところもありましたね
アニメではデフォルメ化されているため、喜怒哀楽を表現しやすいですが、リアルを追求する必要がある実写となると、怒ったり悲しんだりする表情は、あまりはっきりと出すのは変ですしね。

リサ

本物の動物が口をニコッとさせるのは変ですしね・・・

動物たちがメインで登場する『ジャングル・ブック』のと。きに気にならなかったのはなんでだろう、と考えたのですが、「モーグリ(人間)」の存在が大きいかもしれませんね。
動物たちの喜怒哀楽がモーグリとシンクロしているから、モーグリが楽しそうにしていれば動物たちも楽しんでいるな、モーグリが怒っていれば動物たちも怒っているんだな、と感情が伝わりやすくなっていたのかもしれません。

「感情」の部分は、リアルな動物で表現するには限界があるかもしれませんね。

あと、リアルすぎて、キャラクターを見分けられなくて笑っちゃいました
特にメスライオンとハイエナ。ナラがこっそり国を出て行くシーンは、一瞬お母さんが出て行くのかと思ってびっくりしました(笑)
最終的にメスライオンとハイエナは声で判別していました。

迫力満点のミュージカルシーンが盛りだくさん!

楽しい楽しいミュージカルシーンは、より豪華さと迫力が増していて見応えがありました
オープニングでいきなり始まる「サークル・オブ・ライフ」の壮大さはすごかったな。映画館のスクリーンで見たから、迫力も3割増しでした。

リサ

ア〜〜〜〜〜エンヤ〜〜〜〜〜〜〜

『ライオン・キング』はどの楽曲も耳に残る名曲が多いですね。エルトン・ジョンが楽曲作成をしているとは知らず、エンドロールで名前が出てきて驚きました。
「王様になるのが待ちきれない」「ハクナ・マタタ」も一緒に歌い出したくなるワクワク感がたまりません。
実写映画のミュージカルシーンは、作品ごとにがっつり雰囲気が違っておもしろいですよね。『アラジン』なんかは、ガイ・リッチー節がめちゃくちゃきいてましたが(笑)、本作はザ・正統派な演出で作り上げられたミュージカルシーンでした。

そういや、オリジナル版にないと思うのですが、クライマックスでティモシーとプンバァがハイエナの囮になるとき、ティモシーが『美女と野獣』のパロディで「ビー・アワー・ゲスト」の冒頭を歌おうとするシーンがあったんですよね。
これがめちゃくちゃおもしろかった!劇場で一番笑いが起きたシーンでした。

総評

評価

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(3.5)
キャスト
(5.0)
演出
(3.0)
映像・音響
(5.0)
総合評価
(3.5)

良かった点

  • 映像美
  • オリジナルに忠実なストーリー
  • ミュージカルシーン

悪かった点

  • ストーリー展開の違和感

まとめ

そもそものストーリーに疑問をいだいたものの、原作に忠実なストーリー、自然の美しい映像やリアルな動物たちの再現度は素晴らしく、実写化としては花丸満点の出来栄えでした。
ファンの方からしたら大満足の仕上がりになっているのではないでしょうか。

私は本作を観て、ミュージカルではこの物語をどう表現しているんだろう、と気になったので、劇団四季バージョンを観に行きたくなりました(笑)
夏休みに、家族やお友達で楽しめる良作です!

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