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日中合同超大作!豪華で迫力のある映像美はぜひ大画面でみてほしい!『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』

先日観た『マンハント』同様、予告で気になった『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』を観てきました。
2作連続で中国の映画を観るのは初めてかも。

日中合同映画ということで、かなり気合の入った映像美に惹かれ、地味に楽しみにしていました。

空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎(妖猫传)

監督 チェン・カイコー
脚本 チェン・カイコー
ワン・フイリン
出演者 染谷将太
ホアン・シュアン
阿部寛
チャン・ロンロン
松坂慶子
公開 2017年
製作国 中国
日本

あらすじ

1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海。
あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。

空海は、白楽天とともに一連の事件を探るのだが、約50年前に同じく唐に渡った、鍵を握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂の存在を知る。
仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。
極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」――。
楊貴妃の命を案じた阿倍仲麻呂は何を知っていたのか…?
空海と白楽天、二人が辿り着いた真実とは…?

海を渡った若き天才僧侶・空海と、中国が生んだ稀代の詩人・白楽天。
二人はやがて、歴史に隠された哀しき運命と対峙することとなるー。(公式サイトより)

構想およそ10年をかけた日中合同超大作。
原作は夢枕貘『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』
小説は文庫本で4巻もあり、ボリューミーで読み応え抜群な作品です。

監督は『さらば、わが愛/覇王別姫』チェン・カイコーが担当。
主演は染谷将太
日中合同映画とあって、豪華なスターが出演しているのも見所です。

気合の入った超大作!

さすが合同映画というだけあって、気合入ってますね〜!
ストーリーも壮大な歴史物語とファンタジーの融合で結構面白かったです。
があそこまでメインで出てくるとは思いませんでしたが(笑)

空海はもちろんのこと、白楽天楊貴妃阿倍仲麻呂など、国語や歴史の教科書で一度はみたことある登場人物ばかりなので、物語にも入り込みやすいです。
これも歴史物あるあるですが、楊貴妃が存在したあたりの歴史や、空海が唐へ渡ったときの歴史背景を知っていたら、もっと楽しめたかなと思います。

そして期待していた映像ですが、予想通りものすごくキレイでした。
豪華で壮麗な映像は息を飲んでしまうほど。

とくに楊貴妃が登場し始めるあたりのシーンは、めちゃくちゃキレイでしたね〜
楊貴妃役のチャン・ロンロンもびっくりするほど美人。
CGもかなりつくりこまれていて、猫のリアルな描写は現実の世界によくなじんでいました。

本作の主演を務めた染谷将太よかったですね。
ああいう系統の若手俳優は、最近菅田将暉におされてる感じを受けてましたが、彼は彼らしく我が道を順調に進んでいる感じがいですね。

今回吹き替え版しかなくて、『マンハント』で受けた違和感のこともあったし、かなり心配していたのですが、わりと吹き替えは違和感なく受け入れられました

空海が化け猫退治!

物語はおよそ800年の唐が舞台。
密教の教えを乞うために遣唐使として唐の都・長安を訪れた空海が、とある怪奇事件にでくわし、その謎を解き明かしていく物語

長安で謎の化け猫に人々が襲われる事件が起きる。
空海は白楽天とともに、いくつもの手がかりを元に、怪奇事件の謎を解き明かしていくうちに、30年前国を揺るがすほどの存在だった楊貴妃や、彼女のそばにいた人々の存在にたどり着き、楊貴妃の死の真相へとやがてつながっていきます

巷でいろいろな人が言ってましたが、まさにシャーロック・ホームズに東洋のおとぎ話をまぜたような物語でした。
バディものといってもいいかもしれませんね。

おとぎ話の要素として、「幻術」が物語に大きく絡んでくるあたりが、東洋の作品らしくてよかったです
本編中に登場する幻術が当時の唐の建物や人々、世界観にうまくはまっていて、違和感がないんですよね。
歴史物語にそういうファンタジーな話って白けちゃうタイプなのですが、違和感のない世界観のおかげでなかなかおもしろかったです。

本編自体は2時間超えとやや長め。
中盤ちょっと疲れてきますが、次々と謎が現れて展開が変わっていくので、そこまで長ったらしく感じませんでした

予告や日本版のタイトルには猫要素をほとんど感じられないのですが、本編をいざ観てみると、猫がかなり重要なキーを握っていました。
クライマックスでは楊貴妃の死の真相に迫るので、まあタイトルは間違えてないのですが、ちょっと思っていた話と違うな?という感じ。

歴史物はその時代の歴史を調べておいた方が面白さ倍増する、というのは、過去に観た歴史映画で散々学んでいたはずなのに、今回も結局下調べせずに行ってしまったのは失敗でした。

もちろん歴史を知らなくても十分楽しめますが、ざっくり楊貴妃が生きた時代はどんな時代だったのか、楊貴妃の一生はどんなものだったのかを調べておくとより作品のなかにのめり込めそうです。

歴史上の人物が登場

唐からやってきた空海は、若いながらも天才的な能力をもった僧侶。
空海という人物がどんな人柄なのか、あまりよくわからないのですが、個人的なイメージは真面目で何考えてるかわからない人でした(笑)
じゃあ本作での空海はどうだったかというと、想像通りの部分と、意外だなと思う部分がありました。

幻術を見破るなど、するどい洞察力をもっていたり、悟りを開いたような穏やかな性格は、まあそんな感じなんだろうなと納得。
一方で、遊郭を訪れたときは、いきなり遊女と一緒に踊り出したり、どんどん事件に首を突っ込んでいったりと、時々お茶目で好奇心旺盛なところがあり、まだ若い青年らしい側面も描いています。

若いのに全てを悟ったかのような落ち着きっぷりをみせつつも、次々に解けていく謎に興奮する姿はちょっとかわいかったです。
つねにほほえみを絶やさないあの表情もよかったですね〜
さすが染谷将太、わかってますわ。

空海とバディを組む白楽天は、空海よりも人間味があって、喜怒哀楽のはっきりした若造っぽさがあるのですが、それが空海といいコンビネーションを生み出していました。

そのほかにも、楊貴妃や阿倍仲麻呂、玄宗皇帝、李白など、一度はどこかで聞いた名前がずらり。
特に楊貴妃なんかは日本では「世界三大美女」といわれていて、超有名ですよね。
歴史に詳しくなくても、この名前だけで本編にとっつきやすいんじゃないかなと思います。

染谷将太がハマり役!

染谷将太の作品をまともに観たのって、実は初めてでした。
ここ数年は彼もいろいろな邦画で主役を張っている、まさに旬の役者さんですね。
最近みかけないな〜と思っていたんですが、本作の撮影にこもりっきりだったんでしょうね。

染谷さんは『永遠の0』にも出演していて、脇役ながらすごくいい演技だったな〜という印象がありました。
なので本作でも特に心配してなかったのですが、やっぱりいい演技しますね。

彼の緻密に計算された自然な演技、すごく好きです。
本作の空海役は、まさに彼が適任だったと思います。

あとめちゃくちゃまつげ長いのどうにかして
羨ましすぎます。

日本からは阿部寛松坂慶子などが出演。
阿部ちゃんが思ってたよりも脇役だったなと思っちゃいました。
いやまあそれなりにキーパーソンではあるんですけどね。

あとは楊貴妃役のチャン・ロンロンがすごく印象的でした。
めちゃくちゃ美人。いまでも思い出せるくらい顔の造形が美しい。
あと肌の透明感がすごい。
うんうん、傾国の美女といわれるのもうなずけるほどの適役です。

と、気になって調べてみたらチャン・ロンロンは、台湾人とフランス人のハーフ
は〜どうりで美人さんなわけです。

ちなみに当時の唐でうつくしいとされる女性は、ちょっとふくよかな人だったんだとか
つまり楊貴妃はもうちょっとぽっちゃりだったかもしれませんね・・・
この頃は日本でもぽっちゃりおかめ女子が流行っていたので、時代なのかも。

本当は本国版で観たかったのですが、吹き替え版しかなかったのでそっちで観ました。
吹き替えか〜とちょっと不安だったのですが(笑)、割とみなさんうまくて気が散ったりすることもなかったです

高橋一生吉田羊など豪華キャストが吹き替えを担当されていました。
おふたりとも自然な演技で違和感なかったです。

あと山ちゃんも!
山ちゃんの真面目な吹き替え久しぶりに聞けてよかったです。

美しい映像に圧倒

映像のうつくしさと迫力が、やはり本作のオススメポイント。
相当金かかってるな〜と思わず頭で考えてしまうほど(笑)、豪華で圧巻でした。
実際に、総製作費150億円スタッフおよそ1,000人と、ハリウッド映画並みにお金がかかっているので、まあその考えはあってるっちゃあってるわけです(笑)

そんな本編のセットは、なんと6年以上もかけて作られたのだとか。
大きさは、東京ドームおよそ8個分
まるで唐の街並みが復活したかのようなていねいな作りと、スケールに驚きます。

セットや映像の色使いも、いかにも昔の中国という感じの配色でよかったです。
赤と金がすごくきれいなんですよ〜
みていて目が楽しいですね。
特に「極楽の宴」のシーンはすごかった!

さらに、衣装に関してもかなり凝っていて、見入っちゃいます。
遊郭での女郎達の派手で鮮やかな着物も印象的でしたが、楊貴妃のぞっとするくらい美しい豪華な着物はさすがでした。
すそが扇状に広がっていて、彼女を上から撮ったカットでため息が出ちゃいそうでした。

よく中国に媚び売ってる映画をみかけると、うーんとかいってしまうけど・・・(笑)、中国の建物や衣装のうつくしさは圧倒されるところがありますよね。

CGにも気合がかかっていて、とくに物語の重要キャラクターでもある妖猫のCGはすごくよくできてました。
毛並みも細かくて、セットとの違和感もなく、かなりリアルなCG
思わずすげーと感動しました。
いや〜頑張れば日本の映画だって、ハリウッド超えられるんじゃないでしょうか・・・

良かった点

・鮮やかで豪華な映像美
・空海と楊貴妃が超美人

こりゃ気合入ってるな〜と拍手を送りたくなるくらい、映像やセット、CGの出来が素晴らしかったです。
あとね、ぜひ天才僧侶と傾国の美女を一目拝んでください。

悪かった点

・やや中だるみする

本編の展開は、歴史パートとファンタジーパートがあって、中盤の歴史パートはちょっと眠くなりそうでした。

まとめ

あまり中国映画を観ないので、正直期待していなかったのですが、蓋をあけてみるとなかなか面白かったです!
ちょっと長ったらしいシーンもありますが、わりとテンポよく進むし謎がどんどん増えていくので、次の展開が気になって見入っちゃいました。

美しい映像や、豪華なセット・衣装も一見の価値あり。
本編の舞台となった時代背景を知っておくと、もっと楽しめそうです!

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