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こんな総理だったら日本は変わるかも!?『記憶にございません!』

9月2本目は邦画!三谷 幸喜の作品となりました。タイトルは、『記憶にございません!』。攻めたタイトルですね〜
実は三谷作品を映画館で観るのは、はじめてでした。何作か観たことがあったような気がしていましたが、どれも地上波だったようです。

三谷作品は毎回出演者が豪華ですよね。今作も主演の中井貴一はじめ、実力派の俳優、女優が勢揃い。役者同士の演技合戦も見どころですね。

記憶にございません!



監督 三谷 幸喜
脚本 三谷 幸喜
出演者 中井 貴一
ディーン・フジオカ
石田 ゆり子
小池 栄子
斉藤 由貴
吉田 羊
木村 佳乃
草刈 正雄
佐藤 浩市
公開 2019年
製作国 日本

あらすじ

病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。一切の記憶がない。
こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。
そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。
そして石を投げつけられるほどに・・・すさまじく国民に嫌われている!!!

部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。
「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失はトップシークレット、我々だけの秘密です」
真実を知るのは、秘書官3名のみ。

進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、自分の息子の名前すら分からない総理。記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。
どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。
そしてよりによってこんな時に、米国大統領が来訪!

他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!
果たしてその先に待っていたものとは・・・!?(公式サイトより)

政治の世界で繰り広げられる、ファンタジーコメディー

笑えて心が温まるコメディファンタジー。
かなり笑えるシーンが多く、声を上げてゲラゲラ笑ってしまいました。邦画でこんなに笑ったのは久々かも!

ただ、ストーリーはファンタジー要素が強すぎて、あまり世界観に入り込めませんでした
現実世界が舞台で、登場するキャラクターの役柄も実在する役柄が多いため、どうしてもリアルさに欠けるのが気になってしまうといいますかね。
特に後半はとんとん拍子で話が進むので、何かオチがあるんじゃないかと勘繰りながら観ていました(笑)

リサ

映画館でじっくり作品を鑑賞するというより、お茶の間で家族と一緒に観たい映画でした。

最悪な総理大臣が、一夜でただのおじさんに!?

主人公は総理大臣。史上最悪の総理と言われているほど、人間性は最悪の男。
そんな総理大臣が、ある日石を投げつけられて記憶喪失になってしまうことから、物語ははじまります。

記憶がなくなったことで、人間関係や仕事など、あらゆるしがらみから解放された総理は、心を新たに、国民のための政治をおこなうため尽力します。
はじめは様変わりしてしまった総理に動揺していた周囲も、いつの間にか総理の「国を良くしたい」という純粋な気持ちに心が動かされていくのです。
総理の記憶がなくなるという設定はおもしろく、すぐに引き込まれました。TVの中で口汚く罵っている意地悪顔の男と、謙虚で内気なおじさんが同一人部とは思えなかったです。

リサ

双子、もしくは兄弟なんじゃないかと思うほどでした。さすが中井貴一。

ストーリーはあまり波風立たず、終始安心して観ていられます。こんなにうまくいっていいのか?と思うくらい話がうまく進むので、それはちょっと拍子抜けしました。
後半、ラスボスとして官房長官が総理の前に立ちはだかるのですが、大きなクライマックスというほどでもなく、落ち着いて進みます。ラストはハッピーエンド。
もともと闇しか感じない政治の世界が舞台だったため、先入観もあるとは思いますが、この世界がこんなにやさしい世界なわけないよな〜

もしかしたら、こうだったらいいな、こうだったら世の中ももっと良くなるのにな、という三谷監督の願望があるのかもしれませんが、現実的な視点を取っ払うことができず、後半はあまり世界観に入り込めませんでした。

リサ

ファンタジーとリアルをコメディで繋ぐ、三谷監督らしい世界観になっています。

劇中で「今は、総理大臣になりたい、と思う子どもがいない。」というセリフがあり、とても印象的でした。
確かにそうですよね。私が小学生の頃は1人か2人くらいいましたが、学年の中に、というレベルでしたからね。そう考えると今の子どもは総理大臣になりたい子っていないのかもしれませんね。
昔の政治というものに詳しくありませんが、まあ、今に比べたら昔の方が勢いはあったろうし、憧れる子どもはもっといたんでしょうね。今は、いかに今の状態を保つか、というところが重要視されていて、閉塞感がありますし、政治家になって国を変えるぞ!という気持ちにもなれないですよね。
今の状態を保つのに精一杯で、大きな一歩を踏み出せない、そんな停滞した政治を、記憶喪失になったことでぶち壊す展開は、めちゃくちゃですが爽快感があって好きでした。

リサ

ファンタジー展開も多い中、的を得ているセリフも多く、考えさせられました。

総理大臣とおじさんのギャップがいい!

主人公は最凶最悪の総理大臣。こんなやつに国を任せられるのか!?と思わずにはいられない人間なのです。暴言は平気で吐くし、むちゃくちゃな政治をおこなうし、不倫、金、セクハラ、とやりたい放題。
そんな総理は、石が当たったことで、昔の頃の記憶以外まっさらな状態に。田舎に住んでいる純朴な少年のようなおじさんになります。
このおじさんがまた憎めない人のいいおじさんになっちゃって、愛着が湧く湧く(笑)
おどおどびくびくしていて、しょうもないけど、でも人のいいおじさんで、応援したくなるんですよね。

リサ

「総理応援上映会」とかやったらおもしろそう(笑)

キャラクターの作り込みはさすが三谷監督。記憶がなくなってからの総理は、以前に比べて魅力が120%増し。ちょっとクサいというか、クドいシーンやセリフも多いのですが、あのキャラクターだからこそ許されたという感じでした。

リサ

愛されキャラでかわいかったな〜

主人公以外のキャラクターも魅力的なキャラばかり。
書いていて思い出しましたが、どの登場人物もしっかりキャラが立っていて印象的でした。バランスがいいんですよね。真面目キャラもいれば、おっちょこちょいなキャラもいたり、影のあるキャラや二面性のあるキャラ、かわいらしいキャラなど・・・
クラスの生徒が全員揃ったような感じでしたね。キャラ作りは勉強になりますね。

出演俳優は全員実力派揃い。安心して観ていられます。メンツは三谷作品常連メンバーという感じでしたね。
主演の中井貴一は文句なしですし、中井貴一演じる主人公をサポートする、ディーン・フジオカ、小池栄子もよかったですね。小池栄子は昔から安定感のある演技をされていた記憶がありますが、安定感がますます増していました。しかも綺麗になったような。

リサ

スーツをカッコ良く着こなしていました〜!

総評

評価

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(5.0)
キャスト
(5.0)
演出
(3.0)
映像・音響
(3.0)
総合評価
(3.0)

良かった点

  • 登場するキャラクターが魅力的

悪かった点

  • 後半、ファンタジー要素が強くて合わなかった

まとめ

三谷監督の作品は、クセがあるため、やはり合う合わないがあるかな、という印象はありました。
設定はおもしろいですが、波風立たずに順調に進むストーリー展開は、私としては少し物足りなかったです。コミカルなシーンはどれもハイセンスで常に笑っていましたが、映画館で観るよりも、家で家族や友人とわいわいやりながら観る方がより楽しめるような気がしますね。

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