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未来の宇宙世紀の姿とは・・・映画作品としてボリューミーな『機動戦士ガンダムF91』

今年の4月から『機動戦士ガンダムシリーズ』を履修し始め、先日無事宇宙世紀シリーズを制覇した記念に『ガンダムって何からみればいいの?そんな疑問にお答えする!機動戦士ガンダムシリーズまとめ:宇宙世紀編』を公開しました。

ほとんどの土日を使って連続で観てきたのに、結構忘れている部分が多かったですね・・・
記事を公開してから「あ〜そういえばこの作品はあのシーンが熱いんだよな〜!!」なんて思い出したりして、もう書き直したくなっています(笑)

まあ加筆はまた機会があるときにやるとして、今回はそのまとめで最後にコメントした『機動戦士ガンダムF91』を鑑賞したので、作品の感想を書きたいと思います!

機動戦士ガンダムF91

監督 富野 由悠季
脚本 福井 晴敏
出演者 辻谷 耕史
冬馬 由美
前田 昌明
公開 1991年
製作国 日本

あらすじ

宇宙世紀0123年。
月の周辺に新設されたフロンティア・サイドのコロニー、フロンティアIV。
その内部にあるフロンティア学園では学園祭が開催され、いつもと変わらぬ平和な一日が過ぎようとしていた。
そんな中、フロンティアIVに近づくMS部隊の姿があった。
彼らの名は、クロスボーン・バンガード。
庶民のための真の貴族による支配主義「コスモ貴族主義」を標榜するマイッツアー・ロナが創設した武装集団に所属するMSだった。

クロスボーン・バンガードのMSはフロンティアIV内部に潜入し、迎撃する連邦軍MSとの戦闘によって、平和なコロニーは一転して戦場と化していく。
戦火の中、フロンティア学園の生徒であるシーブック・アノーは、幼なじみのセシリー・フェアチャイルドら学園の仲間と共に、シェルターへ避難しようとしていた。
しかし、死地を乗り越え、ようやく宇宙港に辿り着いたシーブックたちの前に現れたのは、クロスボーン・バンガードのMSだった。
彼らの目的は、ロナ家の血を引くセシリーを連れ帰ることにあったのだ。
迎えに来た兄と共に友人たちのもとを去るセシリー。
その後、脱出したシーブックたちはスペースボートでフロンティアⅠに辿り着いていた。

フロンティアⅠでクロスボーン・バンガードの追撃を逃れた練習艦スペース・アークに助けられたシーブックは、そこで母親が開発していた新型MSF91ガンダムと出会う。
しかし追撃の手はついにスペース・アークにも及び、シーブックはF91で出撃。
初戦闘ながらクロスボーン・バンガードのMS部隊を退けるのだった。
その頃セシリーは、ロナ家の女として生きることを心に決め、フロンティアIVで行われるコスモ・バビロニアの建国式典に参加しようとしていた。
建国式典の前夜、コロニーに戻り、セシリーと再会するシーブック。
しかし、彼女の決心を覆すことはできず、再び離ればなれとなってしまう。

そして、再び始まるクロスボーン・バンガードによるフロンティアⅠへの侵攻。
そこで、敵と味方という立場になってしまった二人は、それぞれがMSパイロットとして戦場で再会する。
しかしその進行作戦の裏ではセシリーの父である鉄仮面の巨大な陰謀が進行していた。

離ればなれとなったシーブックとセシリーは、再び通じ合うことができるのか? そして、鉄仮面が企てる陰謀の正体とは・・・?(公式サイトより)

『劇場版 機動戦士ガンダム』劇場公開10周年を記念して制作されたオリジナル作品。
『機動戦士ガンダム』の舞台となった一年戦争から40年以上が経った宇宙世紀0123年が、本作の舞台となっています。

ぜひテレビシリーズで観たかった!

劇場版とは思えないボリューミーな作品でしたね!
宇宙世紀0100年を越えた時代が舞台ということで、アムロやシャアというおなじみの言葉は全く出てきません

これまでの宇宙世紀シリーズとの繋がりを感じさせない姿勢は、いっそ潔くてよかったです。

リサ

もちろんコロニーやモビルスーツなどの世界観は引き継いでいますよ!

全く新しい時代・キャラクターが登場し、 ガンダムっぽくない不思議な新鮮さが印象的でしたね。

新鮮だったけど、ストーリー展開がノンストップ状態で所々はしょられているのが気になってしまいました。
鑑賞後に本作について調べていたら、テレビシリーズ1クール分の構想をそのまま劇場版として制作した、という情報を知り、まあ納得(笑)

おもしろい要素はいっぱい転がっているのに、無理矢理映画にしたせいでおもしろい要素全部潰してしまっているような、ちょっと惜しい感じがしました。

未来の宇宙世紀の姿

『機動戦士ガンダム』の舞台となった一年戦争から40年以上が経った、宇宙世紀0123年が本作の舞台となっています。

地球と宇宙をかけた戦いが終わり、30年。(UCやNTを考えると、30年といっていいのか微妙ですが。)
平和に過ごしていたひとつのコロニーに、とある武装集団が襲来したことで、一瞬にして戦いが始まってしまいます。

本作は、前半と後半で話の流れが大きく変わってきます
前半は戦争の悲惨さや反戦のメッセージが伝わってきました。

リサ

この点はとてもガンダム(というか富野監督?)らしいなあと思いますね。

特に平和なコロニーと、そこで暮らす人々の姿は、現代の私たちにつながっている部分があります。
だからこそ、敵の襲撃を受けて逃げ惑う人々や、攻撃を受けて死んでしまう人々のにリアルな恐怖を感じました
序盤で主人公の仲間が死んでしまって、それを嘆き悲しむシーンなんか、なんて生々しいんだろうと辛くなりましたね。

後半は、戦いに加えて家族の物語になっていきます。
ヒロインが血筋を受け継ぐ者の務めと、自分らしく生きることの葛藤に悩みます。

正直、後半に差し掛かったあたりから、何が何だかわからなくなってきます(笑)
ダイジェストのように猛スピードで進む展開に、完全に置いてけぼりをくらってしまいました・・・

さっきまで敵だと思っていたキャラが、次のシーンでは味方になっていたり、いきなり場面展開したり、前半はわりとわかりやすかったから、後半の駆け足感が余計に強く感じました。
またね、大事なキーワードやシーン、テーマの部分は誰かのセリフ一言で済ませちゃうんですよ。

リサ

頭の中で関係図やストーリーの流れを必死で追いかけていました(笑)

テレビシリーズ1クール分のボリュームを2時間におさめるってのはなかなか難しいですね。
ストーリーはおもしろいけど、詰め込みすぎてちんぷんかんぷんになってしまった感じですね。

もっと各キャラクターを掘り下げて欲しい!

キャラクターも魅力的な子が多いのですが、いかんせん時間がないのでそれぞれのキャラクターにフォーカスする前に終わってしまう〜!
宇宙世紀ベースのガンダムシリーズは、キャラクターひとりひとりがキャラが立っているので、どの子も愛着がわきますよね。

本作の主人公、シーブック・アノーは、王道の主人公キャラでした。
時々衝動的な行動に出てしまうけど、でも勇敢で、周囲の人望もあるタイプ。

リサ

ジュドーをもうちょっと大人にしたらシーブックになりそう。

歴代主人公の中でも落ち着いているので普通っちゃ普通なんだけど、それがある意味主人公らしさを引き立ててますね
ニュータイプかどうかというのも関係ないというのは、大きな特徴ですよね。
おそらくシーブックはニュータイプに近い存在なんだろうけど、それを劇中ではっきり示さないんですよ。

本作では、「ニュータイプ」という概念は、ほぼ伝説と化しています。
それまでのニュータイプはもっと哲学的な、かんたんに定義できない概念として恐れられていましたが、本作では「ガンダムの操縦が上手い人」というのがニュータイプの定義となっていました。

ニュータイプについてあっさり流すね〜!と思いましたが、「次の宇宙世紀の姿」を描いているんですよね。
今まであんなにニュータイプの存在で散々揉めていたのに、どうやってあそこまで廃れてしまったのか気になるところですね。

リサ

この部分は今後の「UC NexT 0100」プロジェクトで描かれるのでしょうか。楽しみですね〜

シーブックの戦いの物語の裏では、ヒロインのセシリー・フェアチャイルドの血族にまつわる物語も展開されます。
セシリーはもともとロナ家という貴族の生まれでしたが、貴族の考え方や暮らし方に嫌気のさした母に連れられ、コロニーに移住して暮らしていました。
しかし、今回の戦いで、ロナ家の末裔として活動せざるを得なくなってしまいます。

セシリーと彼女の祖父マイッツァー・ロナのやり取りの中に「貴族の血筋に生まれたものには、それ相応の務めがある。」というようなセリフがあって、それが印象的でした。

いわゆる「ノブレス・オブリージュ」ですね。
高貴な身分に生まれた者には、それに応じた社会的責任と義務が生じるという、欧米的な考え方です。
それまでの宇宙世紀シリーズでは、血筋とか家族にこだわった話はあまりなかったので、とても記憶に残っています。

リサ

そう考えると、『機動戦士UCガンダム』では戦いだけでなく、血筋もストーリーに関わってきますよね。本作にインスパイアされてるのかな?

青春物語だけでは終わらないテーマの奥深さが、やっぱりガンダムおもしろいな〜と思わせてくれますね。

そういえばキャラクターの絵のタッチがおもいっきりセーラームーンでびっくりしたんですけど、一応デザインの担当は安彦良和さんなんですよね。
時代的にああいうタッチの絵が流行っていたのかな。
何回も「めっちゃセーラームーンじゃん!」と口にしてしまいました(笑)

モビルスーツも未来化!

ガンダムが化石化している世界なので(笑)、モビルスーツもかなり変わったデザインのものが多かったです。
地球連邦軍側はまだガンダムっぽさが残っていますが、敵軍のクロスボーン・バンガードのモビルスーツは全く新しいデザインでしたね!

リサ

モビルスーツだけみているとガンダムっぽくない!(笑)

特にラスボスのラフレシアはすごかったな・・・
もはやバケモンですよあれは。

戦闘シーンの迫力は劇場版クオリティでアガりました!
スピード感もあるし、書き込みもしっかりしていて見応えがあります。
特にコロニー内の攻防戦は、地上戦と空中戦がかわるがわる繰り広げられるので、見応えがありました!
シーブックが戦いの中で葛藤しながらもスキルを上げていくのも、ガンダムらしくていいですね。

クライマックスのラスボス戦はもはやバケモンvsF91で、モビルスーツ戦っぽくないんですよね(笑)
まあ技術が進化することの恐ろしさは感じますね。
 完全に人間が機械に支配されていましたからね。

リサ

あれ?なんかそんなくだり『機動戦士ガンダムNT』であったような・・・

総評

評価

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(4.0)
キャスト
(5.0)
演出
(2.0)
映像・音響
(5.0)
総合評価
(3.5)

良かった点

  • テーマはしっかりしている
  • キャラクターが魅力的
  • モビルスーツの戦闘シーンがアツい

興味深いテーマだし、キャラクターも主人公だけでなく脇役もいい感じのキャラが多かったです。
技術が進化してモビルスーツが小型化している設定もちゃんと考えらていて感心しました。

悪かった点

  • ストーリー詰め込みすぎ
  • 展開が駆け足で置いてかれる

本作はここに限る気がしますね。
無理して全部のストーリーを詰め込まなくてもよかったんじゃないかな〜
それこそ劇場版にするなら前後編に分けるとかね。

まとめ

ストーリーやテーマはおもしろかった!
アムロやシャアをはじめとしたそれまでの宇宙世紀シリーズのキャラクターが全く絡んできませんが、だからこそ今まで描けなかった平和な世界で突然起きる戦いだったり、家族の物語がテーマになっていて新鮮でした。

ただ、ボリューミーすぎて2時間で収まりきっていないのが本当に残念。
何回かに分けてOVAにしてくれてもよかったな〜
キャラクターも掘り下げで欲しい子いっぱいいたし。

これからの作品展開で、UCやNTの流れがどうやって本作に繋がるか楽しみですね!

リサ

次は『Vガンダム』かな〜
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