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ウィル・スミスと戦うのは・・・ウィル・スミス!?細部にまでこだわった映像技術を堪能『ジェミニマン』

10月もおもしろい映画が続々と公開されていますが、なかなか追いつけず・・・
『ジョーカー』とか『フッド ザ・ビギニング』、『最高の人生の見つけ方』などなど、気になる作品はたくさんあるんですけどね。悩んだ挙句、直近で公開された『ジェミニマン』を観てきました!
今年はウィル・スミス大活躍イヤーですね!

CG技術が大躍進したおかげで、ついに実現した、ウィル・スミスvsウィル・スミス
ポスターだけみると、結構アガるのですが、本編はどんな感じに2人(?)がコラボしているんでしょうかね。楽しみです。

ジェミニマン



監督 アン・リー
脚本 デイヴィッド・ベニオフ
ビリー・レイ
ダーレン・レムケ
出演者 ウィル・スミス
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
クライヴ・オーウェン
ベネディクト・ウォン
公開 2019年
製作国 アメリカ合衆国

あらすじ

腕利きのスナイパーとして、その名をとどろかせるヘンリー(ウィル・スミス)は、政府からのミッションに臨むが、正体不明の人物から襲撃を受ける。
自分の動きや考えを見越しているだけでなく、バイクを使った武術を繰り出す襲撃者にヘンリーは苦戦を強いられる。
やがてヘンリーは襲撃者を追い詰め、襲撃者の正体が若いころの自身のクローンだと知る。(シネマトゥデイより)

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』、『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督最新作。
構想20年をかけたといわれる本作は、映画業界の映像技術の限界に挑んだ、新感覚の作品。

CGはすごいけども・・・

あ・・・ありのまま 今 起こった事を話すぜ・・・
ウィル・スミスはこの世にひとりしかいないと思っていたが、2人いた・・・

な・・・ 何を言っているのか わからねーと思うが 
おれも 何をされたのか わからなかった・・・

ということで、本当にウィル・スミスとウィル・スミスが共演してました。そんなことってある?
CGとは思えないリアルな質感で、若きウィル・スミスが存在しているんです。動物やエイリアンなんかのCGの精巧さに感動することはよくありましたが、人間もCGであそこまでリアルにつくりあげられるとは。驚きや感動を通り越してもはやゾッとしてしまいました。すげえな・・・

ストーリーは90〜00年代くらいによくあったテーマのお話なので、あまり新鮮味はありませんでした。いくつかのインタビュー記事には、もともと20年前に立ち上がった企画が、映像技術の問題でようやく今になって制作することができるようになったと書かれていたので、やや古臭い感じがしてしまうのは仕方ないのかも。羊のドリーとか久しぶりに聞いたなあ。

トム・クルーズが好きそうな作品だったなと思っていたら、観賞後に読んだインタビューで、主役はウィル・スミスかトム・クルーズの2択だったと書かれていました。やっぱりね!(ちなみに、トムは多忙のためNGだったらしい。老トムvs若トム、ちょっとみたかった・・・)

リサ

というか、トム・クルーズは今なにしてるの・・・?

スナイパーを引退した男の前に立ちはだかるのは・・・昔の自分!?

伝説のスナイパー、ヘンリー・ブローガン。彼は長年の危険な任務で、心も体もすっかり消耗し切っていました。ある日の任務で、一般人、それも幼い女の子を巻き込みそうになってしまったことで、ヘンリーは引退を決意。ところが、その任務のあと、彼は組織の裏切り者扱いされ、命を狙われる対象に。ヘンリーは自分を狙う凄腕の男の正体を追いながら、組織に隠された真実を暴こうと動き出すのです。

ストーリーは単純で、小難しさはなく、よくあるスパイアクション映画。おもしろいけど、話がいきなり飛んだり、ご都合主義的なツッコミどころがあったり、やや強引で雑な印象も。本作の見所はヘンリーの命を狙う人物が若き頃の自分だった、というところにあるので、2人が殴り合い殺し合いをしているだけでなく、会話から心を通わせていくようなシーンがみたかったな。それまでの境遇から、感情を爆発させる方法が2人にとっては拳しかなかった、と察することもできますが・・・

リサ

見所に関しては、予告とポスターで盛大にネタバレしているので、言っちゃっても大丈夫だよね・・・?

それにしても、若ヘンリーはリアルで驚いた!初めてヘンリーとクローンである若きヘンリーが対峙するシーンは、完全にポカーンでしたね(笑)
いやすごいんですよ。クローンのCG感が全くない。漫画やアニメの世界が、ついに実写でも再現可能になったんだな〜

リサ

自分と同じ人間が対峙する映画は、昔からよくあり、大抵はどちらかの顔しか映っていない、もしくは特殊メイク、という手法で乗り切っていましたが、いよいよその必要もなくなるわけですか・・・

でも同じ顔が並んでいるってちょっと変な感じがするんですね。気持ち悪いというか、変な居心地の悪さみたいなものはずっとありました(笑)

老ヘンリーと若ヘンリーのやりとりがもっとみたかった!

先ほども書きましたが、老ヘンリーと若ヘンリーのやりとりがアクションシーンのように疾走感がありすぎて、ちょっと置いてけぼりになる部分も。

特に若ヘンリーの心理描写が物足りないのが残念。自分がクローンだと知ってからの立ち直りの早さなんかは、年頃の人間らしくないといいますかね。ソルジャーとして育てられてきたのに、急に出会ったもうひとりの自分にそんないきなり影響を受けるもんかな。もっと葛藤があると思うんですよね。
若ヘンリーが戸惑いを抱えたまま、養父であるヴァリスの元を訪れるシーンが一番混乱しました。若ヘンリーが涙をボロボロこぼす姿には非常に心が打たれましたが、ヴァリスの裏表が読めなさすぎて、どうなるのかと思ったら、場面転換して若ヘンリーはあっさりヘンリーたちの側へ寝返るし・・・

ヴァリスは悪いやつなのか良いやつなのか中途半端なところもあったし。アクションシーンを入れたいがあまり、個々のキャラクター描写が中途半端になってしまったのかな。ストーリーよりも人間関係の描写が充実している方が好きな私としては物足りなかったです(笑)

映像処理がものすごくリアル

映像に関しては、あらゆるこだわりをもって作られている本作。
CGのリアルさもそうですが、より私たちの没入感を高めるためか、カメラワークや背景の明度などもリアルを重視しています。

特に背景の明度は、日常的に過ごしているようなボリュームになっていて、かなり明るい。明度だけでなく、ぼかしも少なく、背景にピントが合っていることが多かったのでF値は高めに設定して撮影していたのではないでしょうか。CGだけでなく、世界観までリアルを追求してつくりこまれています。

リサ

映画っぽさがないというか、ドキュメンタリーやメイキング映像をみているような感覚にもなりました。

若ヘンリー(若ウィル・スミス)のCGは、もう何度も書いていますが、つくったというよりも、そこに存在している、という感じ。実際に映像をみてほしいですね。うまくつくられすぎて、逆に違和感があるというか。なんというか。実際にみないと味わえない不思議な感覚。

そうそう、映像だけでなく、音もよかった!最近はただ爆音にするだけでなく、細かい部分にまでこだわりをもって音を作っているんだろうなと感じられる作品が多くて嬉しいです。
本作は、銃を撃つときの音が最高にイイ!銃を撃ったときに響くであろうキーンとした振動と、薬莢が落ちる音。これらがしっかりと耳の奥に届いて、非常に興奮しました。たまらん。

総評

評価

ストーリー
(3.0)
キャラクター
(3.0)
キャスト
(3.0)
演出
(3.0)
映像・音響
(4.0)
総合評価
(3.0)

良かった点

  • 映像へのこだわり
  • 若ウィル・スミスのCG

悪かった点

  • ストーリーに新鮮味がない
  • 人物描写が中途半端

まとめ

90〜00年代に流行った映画を今の技術で再現したらこうなるのかな、と感じた映画でした。
映像は文句なし、普段アクション映画の印象がないアン・リー監督にしては、かなりアクションシーンも力が入っていて、終わらない緊張感にはハラハラさせられて楽しめました!
若きウィル・スミスのクオリティは、ぜひ映画館のスクリーンで確認してください!(笑)

ちなみに、日本語吹き替え版は老ウィル・スミスを江原 正士さん、若ウィル・スミスを山寺 宏一さんが演じているそう。ナイスチョイス・・・気になりますね・・・!

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