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コメディかと思いきや・・・小さくなったおじさんが人生を見つめ直す『ダウンサイズ』

オデッセイ』ぶりに観たマット・デイモン主演作、『ダウンサイズ』を観てきました〜!
今年の3月1日に公開した作品はどれも気になるものばかりで、映画を観る時間が全然足りない・・・!

ダウンサイズ(Downsizing)

監督 ライアン・クーグラー
脚本 アレクサンダー・ペイン
ジム・テイラー
出演者 マット・デイモン
クリステン・ウィグ
ホン・チャウ
クリストフ・ヴァルツ
公開 2018年
製作国 アメリカ合衆国

あらすじ

人口が増え続け、住みづらくなってしまった地球。
科学の進化によって、なんと人間を1/14に縮小する技術が発見された。
ネブラスカ州オマハに住む、いたって平凡な夫婦、ポール(マット・デイモン)と妻オードリー(クリステン・ウィグ)。
低収入でストレスの多い日々を送る二人は、大金持ちで、大豪邸に住めるダウンサイズされた世界に希望を抱き、13cmになる決意をする。
しかし、ミニチュア化したポールに待ち受けるのは予想外の人生だった・・・。(公式サイトより)

アメリカで2017年に公開されたコメディ・SF映画
監督のアレクサンダー・ペインは、製作と脚本も担当しています。
タッグを組んだのは、マット・デイモン。
2016年に公開された『グレートウォール』に続いて、2017年も本作で主演を務めています。

割とシリアスな映画だった!

ポスターをみたときに、「マット・デイモンがコメディやるの〜??気になる!」と思っていたのですが、蓋を開けてみると、意外とシリアスな内容の作品でした
自分の体が小さくなったことでどうなるか、というよりも、環境問題自分の人生を見つめ直すヒューマンドラマな部分の方がメインテーマとして描かれています。

コメディだと思って観ると「ん?」と思うのですが、S(少し)F(不思議な)作品だと思うとまあまあ面白かったです。
慈善事業や環境活動を積極的におこなっているマット・デイモンは、こういう作品好きそうですね。

私はストーリーよりも、マット・デイモンの演技のうまさにハッとさせられました。
今まで彼の演技に関しては、うまいヘタとか特に気にしたことなかったのですが、本作の演技が結構良くて、マットって演技うまいんだなってあらためて思いました。

小さくなった人と元々の人が同じ画面に映るときのCGってどうやって合成してるのかな?

小さくなった世界で新たな人生と向き合う

1/14のサイズになれる薬が開発された世界で、一人の男性がダウンサイズの手術を受け新たな人生を築いていこうとするヒューマンドラマ
一見コメディっぽい雰囲気がありますが、実際に観てみると環境問題やなんでも挫折してしまう主人公を通して自分の人生をもう一度見つめ直そうという、わりと真面目なテーマで作品は作られています。

映画の雰囲気が前半と後半でガラッと変わっていて、それも特徴的

主人公がダウンサイズ化するまでの前半は、ワクワク感のあるストーリー展開で描かれているのですが、後半は完全に人生を見失った主人公が、いろいろな人との出会いで新たな人生を歩み始めるまでを、ややどんよりした雰囲気で描いています。

全体のストーリー展開は悪くなかったですが、中盤はちょっとテンポがだるくて眠くなりそうでした。

後半は、主人公の心情をていねいに描いて解剖していく一方で、人口増加による環境破壊や地球の未来を憂いた環境問題についても切り込んでいます。

そもそもダウンサイズ化が発明されたのも、とある研究者が地球の環境問題を解決しようとしたというきっかけがあります。
なのでコメディというよりは、実は社会派な作品なのでした。

冴えないおっさん感がすごい

ダウンサイズ化の薬が開発されたとき、主人公のポール・サフラネックは、作業療法士の資格をもっていて、長い間母の介護に時間を費やしてきました。

それから10年、母が亡くなり、ポールは結婚してオードリーという奥さんと、慎ましやかな生活を送る日々。
低収入で日々の暮らしに困窮していたとき、ダウンサイズ化の話を再び耳にします。
そして夫婦でダウンサイズ化しようと決意しますが、なんと直前で奥さんがドタキャン!

ポールは一人でダウンサイズ化することとなってしまったのです。
いや〜こういうのはダメですよね。
女の立場で言うのもなんですが、ほんと女はこういうこと平気でやりますからね、いけませんね(笑)

ポールは孤独な日々を過ごし、すっかりダメ男に
ぽってり太って顔は疲れていて、不幸せでかわいそうなオーラが出まくっています。

結局今までの人生となんら変わらない単調な日々を過ごしていたポールに、新たな出会いが訪れます。
それが、パリピのダンディおじさまドゥシャンと、掃除屋のノク・ラン

この2人と出会うことで、ポールの人生は少しずつ変わっていくのです。
2人に振り回されながらも、徐々に客観的に物事をみるようになってきたポールをみると、やっぱり人との出会いは大切だな〜と思います
人間ふさぎこんでいると、どんどんダメになっていっちゃうんでしょうね。

すぐに他人に影響される上に、いざ何か行動を起こすと上手くいかず結局挫折してしまうポールの姿に、自分のことか!?と思わずドキッとしました(笑)

ポールは最後の最後で目が覚めた上で、また挫折しますが(笑)、私も客観的に物事をみる力と、強い信念をもっている大人になりたい・・・

マッド・デイモンの演技力に再注目

本作は、主人公の視点を中心にしてストーリーが展開されていくので、主人公の心理描写がじっくり描かれていて、感情移入しやすかったです
主人公中心の物語となると、やっぱり演者の演技に注目してしまいますよね。

そんなわけで『オデッセイ』ぶりにマット・デイモンの演技をたっぷり堪能できたわけですが、なんだかすごくよかったぞ!?
『オデッセイ』よりもいい演技してるな〜と思っちゃいました。
喜怒哀楽の表現がうまくて、ちょっとくたびれた冴えないおじさんから、少しはマシなおじさんになるまでの移り変わりがとてもよかったです。

私はシリアスな演技をしているマットの方が好きなようです。
冴えないおっさんになるための、役作りも完璧
あのずんぐりむっくりな出で立ちとビール腹は、確実におっさんですわ!

あとダウンサイズ化する前に、全部の髪の毛を剃らなくてはいけなくて、実際にポールも剃られるのですが、そのときのマット・デイモンがめちゃくちゃ身体張ってる!
丸坊主で眉毛腕毛・すね毛も全剃り!
失礼だけど、毛1本ないマット・デイモンはイカれた犯罪者のようでした(笑)

ドゥシャン役のクリストフ・ヴァルツも、存在感抜群でしたね〜
あの人のあの胡散臭い感じの表情やセリフ回しが好きです。

13cmってめっちゃ小さい!

ダウンサイズ化された人間の大きさは13cm
その小ささが、現実の人間や乗り物と比較されているシーンは、みていて楽しかったです。
飛行機やバスに特別な席があったり、どでかいクラッカーが出てきたり・・・

一方で、本編を観ていてちょっと気になったのが、ダウンサイズ化という設定があまり生かされていなかったなということ。
序盤は、人間とダウンサイズ化した人間が同じカットに登場しているシーンが多くて、みていて面白かったのですが、後半はダウンサイズ化した世界や人々が中心の場面が多く、ただのヒューマンドラマになっていました

ヒューマンドラマなのはいいと思うのですが、もっと、身体が小さくなったことで得られるメリット・デメリットの部分も描いてほしかったです
ときどきビンやバラの花を登場させて大きさ比較していたのが面白かったので、そのパターンがもっとみたかった!

良かった点

・ダウンサイズ化する設定
・マット・デイモンの演技

マット・デイモンの演技力と身体の張り方には感服。

悪かった点

・ダウンサイズ化をもっと活かしてほしい

前半だけでなく、後半もダウンサイズ化したというのを活かした演出が欲しかったです。

まとめ

思っていたよりも真面目でシリアスな作品でしたが、人間を小型化させて人口増加対策や環境汚染の対策をするという設定は興味深かったです。
ダウンサイズ化しているんだな〜というのを実感できるシーンがもっとあったら、もっと面白かったかも。

そしてマット・デイモンの演技がよかった!彼の感情的な台詞や表情には引き込まれました。
マット・デイモンお好きな方はぜひ!

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