哀しくも、新たなる希望へと繋がる物語。スター・ウォーズの世界観を忠実に守った『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』

昨年公開した『スター・ウォーズ フォースの覚醒』に続き、今年もスター・ウォーズ作品が公開!
その名も『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』
わくわくしながら初日に観に行ってきました!

rogue_one00

あらすじ



銀河を征服せんと目論む帝国軍は、ついに究極兵器デス・スターを完成させようとしていた。
一方反乱軍はデス・スターの完成を阻止すべく、兵器の開発に関わった男ゲイレン・アーソの娘ジン・アーソを帝国軍の牢から助け出し、自由の身とする代わりに父であるゲイレンと接触するよう命じる。
ジンは自らの育て親であるソウ・ゲレラと再会し、彼が帝国軍のパイロットから預かったゲイレンからのメッセージを託される。
そのメッセージにはゲイレンの真の目的と、デス・スターの弱点が隠されていた。
ジンは父の意思を継ぐため、仲間と共にデス・スターの設計図を盗み出そうと計画する。


スター・ウォーズシリーズのスピンオフ作品として、『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の10分前までの出来事を描いています。
監督はギャレス・エドワーズ。最近だと『GODZILLA ゴジラ』の監督として注目を浴びました。

感想


最後の、水平線に輝く光を見つめるジンとキャシアンのシーンが目に焼き付いて離れない・・・
美しくも哀しい、けど最後には希望を抱ける、まさに「新たなる希望」に繋がる物語でした。
薄々わかってはいたけど、あのラストは辛いですね。
日本版ポスターの「希望は、死なないーー。」というキャッチコピーがある意味壮大なネタバレでした。

自己犠牲の精神や仲間との信頼を感じるシーンが多いので、日本人は気にいる人が多いんじゃないかなと思いました。
映画の鑑賞後に配られた「スター・ウォーズ新聞」に載っていた、プロデューサーキャスリーン・ケネディ
インタビューにも、ジョージ・ルーカスが黒澤明監督の作品に影響を受けてシリーズが作られた(有名な話ですね)ことを触れ、“『ローグ・ワン』も『七人の侍』のような、日本人の精神を描いた感動的な作品に仕上がっています。(中略)日本人の魂にリスペクトを捧げたような映画と言えるでしょう”と書かれています。
特に後半にかけての盛り上がりは激しい戦闘の中にも哀愁が漂い、余韻の溢れるシーンが多く、印象に残りました。

ストーリーも、こうもうまくエピソード4に繋がるもんなんだなあと感心。
最後のダーズベイイダーが乗り込んできたシーンから、レイア姫が出てくるまでのシーンを見ていたらあれ?このままもしかしてエピソード4が始まるんじゃないの?と思ってしまうほど。よくできてましたね。

そしてダース・ベイダーがシリーズ一かっこよく撮られていた気がする。
最初の登場シーンのBGMが流れた時と、最後のビームソードを出した瞬間は口が開いちゃいましたね。

あのオープニング・クロールのたった3行を壮大な物語に!


エピソード4でのオープニング・クロールにある“・・・反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密の設計図を盗み出すことに成功した・・・”という一文が今回の映画のストーリーとなっています。
このたった一言を一つの物語にしようという、誰かが思いつきそうだが今までになかったアナザーストーリー。

デス・スターの開発の秘話や、なぜ設計図が必要だったのか、誰がどうやってその設計図を盗んだのか。
誰もが知りたかったその一文の全てが詰まっています。
ストーリーは極めてシンプルでわかりやすい。
前半は駆け足でごちゃっとしてしまった感じがありましたが、特に後半からじわじわ盛り上がっていくストーリー展開にワクワクします。
設計図を盗むために帝国軍に奇襲をかけるシーンからの勢いは最高でしたね。惑星での地上戦もよかったし、宇宙での戦いも迫力満点で、目をあちらこちらにこらしながら観ていました。

ならず者たちが一つのチームに


主演は近年注目の若手女優フェリシティ・ジョーンズ
どんな作品に出ているんだろうと検索をしたら『博士と彼女のセオリー』でホーキング博士の奥さんを演じた方だったんですね!!
全然雰囲気違って驚きました。
あとは最近ですと『インフェルノ』にも出演していたそうです。インフェルノ観なかったんだよね〜
ムッキムキで格闘派なジン。エピソード7のレイ同様、孤独だけどたくましく勇敢な女性でした。

タイトルの『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』の「ローグ・ワン」は、ジン率いる反乱軍のスパイ達のチーム名というのが劇中で判明します。(予告ですでにネタバレしてたけど)
パイロットのボーディーが貨物船を無断で離陸させる際に、とっさについた名前が「ローグ・ワン」でした。
「ローグ(Rogue)」というのは英語で「ならず者」という意味。「ワン」はご存知「1」ですね。つまり「ローグ・ワン」とはならず者が集まったチームなのです。

そんなならず者の集まりである「ローグ・ワン」には頼もしい仲間達がいます。
ジン、そしてジンのお目付役であるキャシアン、警備ドロイドのK-2SO
ソウに会いにいった先で出会う、盲目の僧侶チアルートと無鉄砲な兵士ベイズ
ソウに捕らえられていたエースパイロットボーディー
この5人が主戦力となって、デス・スターの設計図を盗もうとするのです。

みなそれぞれに才能があって、個人個人の才能を活かして帝国軍に立ち向かっていきます。
私はチアルートがお気に入りですね。
再びジンたちの前に姿を表すシーンがもうかっこいい。ストーム・トルーパーに囲まれて、危機一髪かと思われた矢先に持っていた杖で次々敵をなぎ倒していくあのシーン!!
劇場で叫んでいいのならあのシーンでうおおお!と言いたくなりました。
最後の、自らを犠牲にしてマスタースイッチを押しにいくシーンも泣けましたね。

スター・ウォーズシリーズを意識した配色やCG演出に感動


映像に関して感銘を受けたのが、ものすごくエピソード4を意識して作られていたということ。特に宇宙でのシーン。
宇宙が黒一色だったり、戦闘機や宇宙船の色、帝国軍のエンブレムのデザインなどがエピソード4公開当時の色彩に寄せているのがわかります。
CGも今風のよりリアルなものよりは、一昔前のようなデザインが多く、そもそもそこまでCGをごり押ししたシーンが少なかったような気がします。
今だともっと奥行きが出るような、より立体感のあるCGを作ると思うのですが、全体的にのっぺりした仕上がりで、エピソード4へ繋がっていくんだという意思を感じました。
新しい作品なのにどこか懐かしさを感じます。
まあエンブレムに関しては同じにしないと話の繋がりがなくなってしまうので、当たり前の演出ではありますが、それにしてもどこか安っぽさがあるというか・・・それがすごく嬉しかったです。

ただ戦闘シーンのカメラワークは近年のSF作品のように、酔いそうなほどの勢いが満載でした。
今はカメラが固定されている方が少ないので、より映画への没入感が高まりますね。

シリーズの往年のファンにはたまらない演出がいっぱい


スピンオフですから、今までの『スター・ウォーズシリーズ』を観ているからこそ楽しめるポイントがたくさんあります。

シリーズの人気キャラが出てくる出てくる。
R2-D2C3POがほんの数秒ですが画面に登場します。そして一言二言会話を交わす。
この2人が出て来た時、客席が若干ざわっとしてました(笑)

そしておそらくシリーズ最後の出演だろうと言われているダース・ベイダーの出演。
彼はしっかり物語に絡んでいて、思っていたより出番が多くてテンション上がりました。シリーズ制覇している私からすると、ダース・ベイダーが動いて喋っている姿を見るのはなんだか変な感じがしますね。
最後の宇宙船に乗り込んでくるあのシーンも、ファンサービスしすぎなのではというくらいイカした演出でしたね。
ライトセーバーが出て来た瞬間の心の中のテンションの上がり具合ったらもう・・・!
エピソード3と4に出ていたターキン提督も本作に出演しており、CGを使ってピーター・カッシングと同じ顔を作り出したんだとか。すごい気合いだ。

その流れでいよいよエピソード4へと繋がる、本編のラスト。
まさかのレイア姫のお顔が拝めるとは・・・!
後ろ姿が映し出されて、ああレイア姫も出るんだ!と思っていたらまさかの顔までしっかり画面に映し出されてびっくり。
そして一言、「これは希望です」
言葉にできない、胸がいっぱいになりました。
CGと見まごうほど似ているのですが、きちんと女優さんを用意して撮影したんだそうです。似てたな〜

劇中も敵の制服に扮装して敵地に侵入したり、高い橋の上で敵と対峙して戦ったりと、過去のシリーズで見たような演出がありました。

初日ならではのサプライズや入場者プレゼントも!


本作は、なんと入場者全員にポスターと号外の「スター・ウォーズ新聞」のプレゼントがあります。

rogue_one01

かっこいい。
ポスターのサイズはB3と部屋に飾るのにちょうどいいサイズです。
なんとこのポスター、10部だけキャストとスタッフのサインが入っているものが混ざっているんだそうです。
全国の映画館が対象だそうなので、その中から当てるのはものすごい確率ですね。

新聞の方は『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』のストーリーやキャラクター、過去のシリーズとの繋がりなどが書かれています。
手前のメガネクリーナーはT・ジョイPRINCE品川と横浜ブルク13で配布されているものみたいです。

さらに初日だからか、上映後には劇場の外に反乱軍とストーム・トルーパーが集結していました!

rogue_one

こういうの初めてだったのでテンション上がりました!

まとめ


エピソード4の始まりを描いた、そして過去のシリーズへのリスペクトと愛が詰まった作品でした。
スター・ウォーズファンは必見です!

自己犠牲や絆、信頼をテーマにしたこの物語は、我々日本人だからこそより深く心に突き刺さるものだと思います。
そしてラストの水平線に輝く光のシーン、ぜひたくさんの感動を胸に抱きながら観てください。

今年はこれで映画は見納めとなりそうです!
スター・ウォーズに始まり、スター・ウォーズに終わりました。


アート・オブ・ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
ジョッシュ・クーシンズ
ヴィレッジブックス (2016-12-16)
売り上げランキング: 718

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

YOU MIGHT ALSO LIKE

シェアしていただけると励みになります!

フォローはこちらから!

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)