ナイフひとつでなんでもできる!戦争の傷を負った一人の男の壮絶なゲリラ戦は必見!『ランボー』

『コマンドー』好きなの?じゃあ『ランボー』も観なよ」と言われて、ついに観たぞー!
皆さんが大好きな『ランボー』の感想です。



ランボー(First Blood)


監督テッド・コッチェフ
脚本マイケル・コゾル
ウィリアム・サックハイム
シルヴェスター・スタローン
出演者シルヴェスター・スタローン
リチャード・クレンナ
ブライアン・デネヒー
公開1982年
製作国アメリカ合衆国


あらすじ



ベトナム帰りの復員兵ランボーは、戦友を訪ねてある町にやって来る。だが戦友は化学兵器の後遺症で死んでいた。復員兵に冷たい国への怒りが、よそ者に対する警察の屈辱的扱いをきっかけに爆発する。たった一人の軍隊と化したランボーは、数百人の警官隊を相手に壮絶な戦いを開始する。 (Blu-rayディスクパッケージより)


ドンパチ映画ではないけど、すごく訴えるものが伝わる1作目


えっこれがみんなの言う『ランボー』・・・?
めちゃくちゃ胸が締め付けられるシリアス映画じゃないか!

私、もっと燃え盛る炎の中をランボーが暴れまわって、ドンパチドンパチ!爆発ドーン!みたいなものを想像していたので、いい意味で裏切られました。
いい映画じゃないか・・・すごく映画としてしっかり作られてる。ちゃんとした映画だった・・・(褒めてます)
今で言うPTSDを抱えた男の話なんですね。

山の中と市街地での銃撃戦はランボーの無敵っぷりが垣間見得て、ちょっと安心しました。
そうそう、こういうの待ってた、みたいな。
山中で次々と警官を殺していくシーンの描写がエグくて、うわあと口にしながら観ちゃいました。

ベトナム帰還兵の苦難


かつてベトナム戦争で戦績をあげ英雄と称された男が、PTSDに悩み、苦しんでいる姿を描いています。

戦争から帰ってきても、仲間はみんな死んでしまい、国民には足蹴にされ、警備の仕事ですらつけない。
そんな浮浪者のランボーは、食事に訪れた街でも警官に怪しまれ、挙げ句の果てには逮捕されてしまいます。
警察署でちょっかいをかけられているうちに、ランボーは戦争で受けた拷問を思い出し、PTSDが発症。
彼は警察署から逃げ出し、山へと立てこもり、ランボーにとっての戦争が始まるのです。

なんとも切ない物語です。
国のために命をかけたのに、いざ帰ってくると片っ端から非難を受ける。心がおかしくならないわけがないのです。
この作品には、戦争はもちろん悪いものですが、ただ闇雲に非難するだけではなく、兵士たちの気持ちも理解してほしいというメッセージが込められているのかなと思いました。

言いたいことは伝わりますが、物語の歴史背景は日本人には少し分かりづらいですね。

ベドナム戦争は1960年代に10年続いた戦争。
南ベトナムと北ベトナムの争いですが、バックには米ソの冷戦が絡んでいます。

ベトナム戦争とは - 時事用語 Weblio辞書

ベドナム戦争については、こちらのページが分かりやすいので参考にしてみてください。

己の戦闘能力の高さを遺憾無く発揮するランボー


さすが戦争の英雄だけあって、戦闘能力はとても高い。
初めて入った山でもランボーにとっては庭のようなもの。

「この山では俺が法律だ」

うーんイカす。
サバイバルナイフ一つで自然の様々なものを、罠に変え、追いかけてくる警官たちを一網打尽にしていきます。
木を削ってトラップにしたり、蔦を集めて首を絞めたり・・・普通の人間じゃ思いつかないような罠の数々に目を剥いてしまいます。
あんなにボコボコにされてもめげずにランボーを捕まえようとしてる警官たちをみてると、いいからもう逃げろ!諦めろ!ってなりますね(笑)

ランボーが現れる度に、テケテケテケン!ってBGMが流れるのですが、本人はかっこいいのに曲が浮わついているというギャップが妙に滑稽でした。古臭くてグッド。

喧嘩両成敗


ランボーと対峙するのはブライアン・デネヒー演じるティールズ保安官
この保安官の、なんとしてもランボーを捕らえんとする執念がすごかったですね。印象的でした。

そもそも事の発端はティールズ保安官がランボーに絡んできた事で始まります。
なかなか嫌味な言い方するんですよ〜
ランボーと初めて出会った時も、浮浪者は街には入れられないと、パトカーでご丁寧にランボーを街のはずれに送り返す保安官。
しかしそんな保安官の態度にカチンときたランボーは、送ってもらった道を戻ろうとして保安官と揉める。
こうしてランボーと保安官の壮絶な鬼ごっこの幕が上がるのです・・・

本編中盤では、大佐や州警察にふっかけたのは保安官とばれるのですが、知らんぷりしてランボーを一方的に悪者扱い。
本人が全く悪びれていないのが逆に清々しいほどでしたね。
それくらいの悪役の方が、最後のランボーとの決戦が引き立っていいと思います。

ラストのシルヴェスター・スタローンにグッとくる


シルヴェスター・スタローンかっこいいですねー!
若い。当たり前だけど。
まだほっそりしてますね。これが続編の『ランボー 怒りの脱出』になるとムッキムキの超人野郎になってしまうんだから信じられないわあ。

本編は、ほぼゲリラ戦でランボーは全く喋らないんですよ。
アーノルド・シュワルツェネッガーを彷彿とさせるんですが(笑)、それはラストの大佐との会話で打ち砕かれました。
ランボーの悲痛な叫び、胸にずっしりときました。

「俺の戦争はまだ終わっていないんだ!」と叫んで、自分がどんな思いで今まで過ごしてきたかと、大佐へ感情をぶちまけるランボー。
なんの言葉もかけられずに大佐がランボーへ寄り添い、ランボーが慟哭するシーンは涙が溢れそうになりました。

肉体派俳優と位置づけていましたが、シルヴェスター・スタローン、なかなかいい演技するじゃないですか〜

ド派手な爆破や銃撃シーンの数々


シリアスな映画に反して、アクションはものすごく派手。
あっちこっち爆発するわ、銃弾は飛び交うわ。
勢いパワーのあるアクション!

山中での籠城戦もなかなか面白かったのですが、やっぱり本編終盤の市街地でのゲリラ戦の方が印象強いですね。
もうなんだろう、言葉にできないくらい規模がでかい。
ランボーは遠慮なく街の送電機をぶち壊すし、店にガソリン撒いて火をつけてぶっ飛ばすし、確実に市民に被害が出てるだろうというレベル。

でもそのくらい勢いとパワーがあるので、ついつい見入ってしまいます。

良かった点


・映画としてしっかりした脚本
・銃撃戦のクオリティ
・ランボーの孤独で哀愁漂う姿


しっかりつくられた戦争映画なので、ネタ的な観点でなく、普通の良作映画として観るべきですね。
所構わず爆発しまくってるのは、それはそれで見所かなと。

悪かった点


・日本人には共感しづらいアメリカの世情背景

悪いというかどうしようもないですね、こればっかりは。
ベトナム戦争で何が起きて、なぜ多くの人に非難されたのか調べてから観るとより映画を深く味わうことができそうです。

まとめ


いい意味で期待を裏切られました!
メッセージ性の強い良作ですね。

私からは「『ランボー』観なよ(笑)」ではなく、「『ランボー』観てほしいな〜いい映画なんだよな〜!」とみなさんにオススメしたいです。

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