電話ボックスまで逃げろ!!仮想現実という世界観とバレットタイムを駆使したアクションに魅了される『マトリックス』

最近懐かしい映画を見返すのにハマってます。
子どもの頃にテレビでなんとなく観ただけの作品を改めて見返すと、意外と記憶と違っていたり、近年の作品に出ている役者さんの若かりし頃なんかに思わず出会えたりして、また違った楽しみ方ができますよ!

今回見返したのは『マトリックスシリーズ』
そう、キアヌですよキアヌ!(笑)

2017年7月から公開されている『ジョン・ウィック:チャプター2』で久々にキアヌをみて、懐かしくなって再び『マトリックスシリーズ』を観ることにしました。

今回はシリーズ第1作目の『マトリックス』をご紹介。
昔はよくテレビでやってたんだけどな〜
ここ数年やってないですよね。

matrix

マトリックス(The Matrix)


監督ラナ・ウォシャウスキー
リリー・ウォシャウスキー
脚本ラナ・ウォシャウスキー
リリー・ウォシャウスキー
出演者キアヌ・リーブス
ローレンス・フィッシュバーン
キャリー=アン・モス
ヒューゴ・ウィーヴィング
ジョー・パントリアーノ
グロリア・フォスター
公開1999年
製作国アメリカ合衆国


あらすじ



ニューヨークの会社でしがないコンピュータプログラマーとして働くトマス・アンダーソンには、裏世界の凄腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔があった。
ある日、“ネオ”はディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれるまま、謎の美女トリニティと出会う。
そして彼女の手引きによってある人物と接見することになった・・・(公式サイトより)


世紀末の1999年に公開された作品です。
ウォシャウスキー姉妹(公開当時は兄弟)の監督作第2弾にして最大のヒット作。

近未来を感じさせる作品の世界観と、斬新なSFXの映像により、人々だけでなく映画界にも衝撃を与えました。

主演を務めたのはキアヌ・リーブス
1994年にヒットした『スピード』以来、なんだかパッとしない数年を過ごしていましたが、本作の出演により再び世界で脚光をあびるスターになりました。

何回観ても面白い世界観だ・・・


久々に観ましたが、気づけば本編が終わってるというくらい夢中になって観てました!
やっぱり名作は何回観ても面白いな〜

私は『マトリックス』は映像よりも世界観が好きなんですよね!
我々が生きている世界は仮装空間で、実はコンピューターが人間を支配しているなんて、当時はなかなかにショッキングな物語でした。
子どもの時にこの作品を初めて観たときはよく意味もわかりませんでしたね(笑)

なんだか言葉にするのは難しいいのですが、自分の未知の世界をみてしまったというワクワク感が湧き起こるんですよね。
近未来的な世界なのにどこか退廃的な雰囲気のあるザイオンやマトリックスの世界やキャラクターたちの複雑な会話は、私にとってはどれも斬新に感じられました。

そして今回改めて見返して、もっとストーリーの部分やキャラクター同士の会話を理解することができて面白かったです。
本作を観ていない間に、『攻殻機動隊シリーズ』をみたというのも理解度が高まったきっかけになったかもしれません。
監督のウォシャウスキー姉妹も攻殻に影響されたシーンや演出が多々あると発言しているくらいですからね。
緑色の英数字(とカタカナ!)が滝のように流れ落ちてくるオープニングや、キャラクターたちの首にプラグが付いているデザインなんかはおそらく攻殻の影響でしょう。

SFXを駆使したスローモーションも印象的ですね!
有名すぎて、久しぶりにマトリックス避けのシーンをみたときはニヤニヤしちゃいました!

最後あんな俺たちの戦いはこれからだ!みたいな終わり方でしたっけ?(笑)
まあネオが強くてかっこいいので全然問題ないです。

コンピューターと人間の戦いが始まる


本作の大きな軸となっているのは、仮想現実の世界から解放されるために、目覚めた人間たちがコンピューターと戦うというストーリー。

ですが、そこには私たちが生きる現代への警鐘や、自分自身の心からの解放という哲学的なテーマも潜んでいます。
だからこそ多くの人の心に惹きつけられたのかもしれませんね。
宗教観や信仰についても劇中では考えさせられるシーンやセリフが多々ありました。

ありふれた設定ではありますが、主人公が作品世界に疎いというのも我々が作品の世界にのめり込みやすいいい演出ですね。
トーマス・アンダーソンは、冴えない会社員。ところが裏では凄腕のハッカー・ネオとして活動していました。
ネオはある日、自分が生きている世界は夢なのではないか?と疑問に思うようになります。
そしてトリ二ティモーフィアスと出会うことによって、ネオは自分が今まで生きてきた世界は、「マトリックス」という仮想現実の世界だということを知ります。

このあたりの会話は『不思議の国のアリス』を引用していますね。

脳は電気信号を感覚として感じているので、その電気信号と同じ信号であれば脳は実際の感覚として感じ、疑うことはできません。
「マトリックス」は、人間をプラグで接続し、脳に信号を流すことで人間に仮想現実を与え続け、人間もそれを現実と疑うことはできないのです。
これは、実際に私たちが生きている世の中もそうであっても疑うことはできないという「水槽の脳」という仮説に基づいた設定です。

もしかしたら私たちの生きている世界も「マトリックス」のようなシステムや、水槽の中に脳だけ浮かんでいて感覚は全て電気信号による疑似体験だったとしてもそれを疑うすべはありません。考えるとゾクッとしますね。

コンピューターと人間は長い間激しい戦いを繰り広げできた結果、コンピューターが勝利し、人間を支配するようになりました。
コンピューターたちが生きるためのエネルギーは人間から得ています。
そのエネルギーを得るために、わざと人間の脳に電気信号を与え、人間をコントロールしながら生き延びてきたのです。

ネオは、本当の人間は暗い研究施設のようなところで、プラグに繋がれてカプセルに保管されていたことを知ります。
モーフィアスたちはネオと同じように目覚め、コンピューターの支配から解放されるために救世主を探していました。
それが、ネオだったのです。

・・・というのも続編をみていると救世主とはっきり言っていいものかわかりませんね(笑)
ちなみに救世主というのは英語で「The ONE」というのですが、ONEを並び替えると、「NEO」になりますね。
ネオという名前はアナグラムだったのです。

クライマックスの戦いの方が注目されがちですが、私はモーフィアスとネオの特訓のシーンも好きなんですよね!
日本っぽい畳と障子の部屋に柔道着のようなものを着ているのにテンション上がります。

モーフィアス「速くしようとするんじゃない、速いと知るんだ」

こことかかっこいい〜!
これは『燃えよドラゴン』での劇中のブルース・リーの「Don't think feel.」のセリフのオマージュですよね!

モーフィアスはハッとさせられる名言が多くてかっこいいですよね。
そのあとネオはものすごい勢いで己に最強のプログラムを書き込んで行くのです。
こういうシーンは近未来へのロマンがあっていいですね。

ネオたちを追うエージェント・スミスは、コンピューターでいうとバグのような存在。
プログラムからどんどん独立していったスミスは、完全に自由になるためにモーフィアスたちの拠点であるザイオンを滅ぼすため、モーフィアスを捕らえてしまいます。

そしてネオたちのモーフィアス奪還作戦が始まる!
SFXを駆使したネオとスミスの戦いは、やはり本作の見どころですね。
もちろんマトリックス避けのシーンもいいですし、ネオが覚醒したシーンも胸熱です!

覚醒したシーンは本当にゾワーッとしてしまいますよね。
それまで全く歯が立たなかったスミスの攻撃をいとも簡単に避けちゃうんですから。
動きが早すぎてゆっくりにみえる、みたいなね!
そして最終的にはスミスと同化して、ネオは完全なる唯一の存在になるのです。

この同化するっていうシーンももしかして『攻殻機動隊』のオマージュ?
監督は他にも『AKIRA』やジョン・ウーブルース・リーなど様々な作品・人物に影響を受けて本作を作り上げたそうなので、似たような部分を探してみるのも面白いかもしれませんね。

ネオは完全なる存在となり、新たな時代を迎えたところで物語は終わります。

冴えない若造が救世主へと


主人公のネオは、最初はごく普通の青年なんです。
そんなネオが徐々に無敵になっていく過程をみるのも好きです。
トリッシュがどのタイミングで惚れたのかよくわからないのですが(笑)、まあわかるよ、強くて勇敢な男はかっこいいよね。

特に最初の頃と比べると、ラストは意味がわからないほど成長を遂げていますよね。
序盤で、エージェントから逃げるときにビルの壁をつたうシーンがありますが、あのシーンのネオのひよっこ感といったら可愛らしいものです。

知らない世界を知ってしまい、勝手に救世主だなんだ言われてもがむしゃらに特訓するネオは向上心があっていいやつだな〜

モーフィアスとトリニティの、「救世主」に対する信仰具合の高さもなかなか興味深いです。

私は『マトリックスシリーズ』の中では誰が1番好きとかあまりないのですが、やっぱりエージェント・スミスが人気なんですかね?
彼の存在感たらすごいですよね。終始サングラスをかけているというのに!
演じているヒューゴ・ウィーヴィングの力もありますね。

スミスはプログラムとはいっても、信念や考えがありとても人間らしいキャラクターですよね。
ネオたちからすれば面倒な敵ですが、人気があるのもわかります。
それまで完全無敵だったのに、最後ネオにフルボッコされるスミスのシーンが好きです(笑)

若くてハツラツとしたキアヌ


キアヌ・リーブス若い〜!めっちゃ顔綺麗です。肌も白いし。
なんだか目もキラキラしてて子犬のようでかわいい〜

私の中で最近のキアヌはヒゲもっさもさで渋めなイメージだったので、謎の懐かしさがこみ上げてきました(笑)
そうそう、キアヌ若い頃は爽やかな感じだったんですよ〜!

細マッチョなキアヌですが、アクションはキレッキレ
ほとんどスタンドは自分でやっているというから驚きです。
序盤の、モーフィアスに誘導されて高いビルの外に出るシーンはキアヌ自身がスタントをやっているそうですよ。あんなに高いのに!

キアヌはアクションへのこだわりがあるようで、色々な作品に影響を受けているようですね。
マーシャルアーツもかっこいい。
モーフィアスとの特訓中に鼻をこする動きは、ブルース・リーのマネでキアヌのアドリブなんだとか。細かい!(笑)

足技も綺麗に決まってますよね〜
繰り出す時の足の長さったら、さすが海外の俳優は違いますね。

映画界に革命をもたらしたSFX


本編の映像のインパクトは、何年経っても見張るものがありますね。
「マトリックス前」「マトリックス後」なんて言葉があるくらい。

やはり代表的なのはネオがスミスからの銃弾を避けるシーンでしょう。
「バレット・タイム」といって、被写体はスローモーションだけどカメラワークは通常の動きをするというその当時の映画界での映像技術としては、革新的なものでした。

初めてみたときは衝撃的でしたね!撃ち出された銃弾がスローモーションになって、そこから360度ぐるっと回るカメラワーク!
そしてそれを避けるネオ。そってます、すごいそってます。
子どもの頃は、ストーリーがわからない分そのシーンが強烈に記憶に残りましたね。

シリーズの中でも、本作は躍動感のあるアクションシーンが多くて楽しいですね。
トリニティの壁走りとかもかっこいいですし、地下鉄でのバレット・タイムを使った銃撃戦もテンション上がります!

良かった点


・斬新なストーリー、世界観
・SFXを駆使したアクション


コンピューターの行く末を描いた近未来的なストーリーは、ゾクゾクとワクワクが混じりあって不思議な高揚感を覚えます。
アクションももちろんかっこいいですよね!

悪かった点


・特になし

言うことなしです!

まとめ


1990年代の作品ですが、何度観ても面白く、作品の世界観に引き込まれる名作です!
数年ぶりに見返しましたが、歳をとって色々な知識・経験を重ねて見返すと作品への考え方も深まり、より一層本編の世界に浸れました。

SFアクションの金字塔、観たことがないという方はぜひ一度ご覧になってください!
SFXをうまく使いこなした数々のアクションシーンは必見!

何度も観たという方も、ぜひ何度でも観て欲しい作品です。

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