冒険劇のようなホラー映画!ピエロ恐怖症になりそう・・・『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

ずっと観ようか観るまいか悩んでいた、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を、遅ればせながら観てきました。
実はホラー映画を映画館で観るのは、かなり久しぶりなのでドキドキです・・・!



もう公開からかなり時間が過ぎているし、空いてるだろうなと思っていたのですが、結構座席は埋まっていてビックリしました。
みんなホラー好きなのね〜

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(IT)


監督アンディ・ムスキエティ
脚本チェイス・パーマー
ゲイリー・ドーベルマン
キャリー・フクナガ
出演者ビル・スカルスガルド
ジェイデン・リーベラー
ジャクソン・ロバート・スコット
ジェレミー・レイ・テイラー
フィン・ウルフハード
ソフィア・リリス
ワイアット・オレフ
ニコラス・ハミルトン
チョーズン・ジェイコブス
ジャック・ディラン・グレイザー
公開2017年
製作国アメリカ合衆国


あらすじ



一見、平和で静かな田舎町を恐怖が覆い尽くす。
子供の失踪事件が多発していたのだ。
内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。
悲しみに暮れ、行方不明の弟を案じるビルの前に、“それ”は突然現れる。
“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。

しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。
不良少年たちにイジメの標的にされている子供たちも“それ”に遭遇していた。
自宅の地下室、バスルーム、図書館、そして町の中・・・
何かに恐怖を感じるたびに“それ”は、どこにでも現れる。
神出鬼没、変幻自在の“それ”からは、決して逃れられない・・・

ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは“それ”に立ち向かうことを決意。
“それ”の正体とは何か?
その目的は?
消えた子供たちはどこに行ったのか?
真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた・・・(公式サイトより)


1990年に放送されたホラー映画、『IT』のリメイク
原作は、『スタンド・バイ・ミー』『グリーンマイル』などでおなじみの、スティーヴン・キング

スティーヴン・キングとの初めての出会いが『スタンド・バイ・ミー』で、続いて『ショーシャンクの空に』だったので、よく調べもしない私としては、「彼はホラー作家だったのか!」と、この映画を観てとても驚きました。
いやはやお恥ずかしい。
『シャイニング』『ペット・セメタリー』も、スティーヴン・キングが原作だったんですね〜

そんなリメイク作品の監督を勤めたのは、アンディ・ムスキエティ
監督作は『MAMA』に続く2作目。
『MAMA』もホラー作品で、彼はホラー映画監督として活躍しているようですね。

怖いけど、どこかファンタジー


おーーーーーー怖かった!
ピエロってなんであんなに不気味なんですかね〜
もうピエロのこと楽しい気持ちで見れないですよ(笑)
某ハンバーガーチェーン店のアイツですら不気味に見える・・・

ホラーの演出は、やっぱりアメリカ映画という感じ。
日本のホラー映画のような、寒気のゾッとする怖さというよりも、音や演出でビックリさせられる怖さがありました。
ホラーだけでなくて、バイオレンスなシーンや、少年たちの青春物語などが詰め込まれているので、徹底的なホラーというよりも、ちょっと娯楽っぽかったです。
そもそもの設定が若干ファンタジーでしたしね。

怖さレベル的にはそこまで怖くないと思うので、ホラー初心者の方でも観やすいのではないでしょうか
いきなり怖いシーンになるんじゃなくて、音楽が大きくなっていくにつれて、怖いシーンがやってくるので、心構えがとてもしやすかったです。

少年たちが繰り広げる、半ば冒険劇のようなストーリーには、「これホラー版スタンド・バイ・ミーじゃん」と思ったりしたのですが、なんと原作の作者が同じスティーブン・キングでした!(笑)
そりゃあ同じになるわ〜と、妙に納得。
いじわるな年上の青年がいたり、それぞれに家庭の事情をかかえているとかね、完全に『スタンド・バイ・ミー』。

キャラに新鮮味はなかったですが、みんなかわいかったな〜
全員腰の位置が高くてひっくり返りそうになりました(笑)

呪われた街で、子どもたちが「IT」に立ち向かう!


27年ごとに現れる、「IT(それ)」
人間の恐怖と肉体を貪る、恐ろしい生き物がはびこる街で、少年たちが、「IT」退治に繰り出すストーリー。

意外とホラーというか、冒険物語のようなストーリーでもありましたね
普段ほとんどホラー映画を観ないので、比較対象がなくて申し訳ないのですが、もっとこう、全体的に薄暗くて、重々しい画で・・・と、精神的に参りそうなものを想像していたんです。
でも、子ども相手ということもあってか、わりと軽いテンポで進んでいたような気がします。

中盤とかは、子どもたちが仲良く遊んだり、家庭の事情で悩んでいたり、恋に落ちたりと、青春物語な部分もあって、観ている側も時々リラックスしながら観れたのは良かったです。
少年少女の成長ドラマも描かれているなんて、初心者には大変優しいホラー映画だと思います(笑)

そういったホラーだけじゃない部分も、高評価の要素につながったのでしょうか。
アメリカでは、ホラー映画No.1の興行収入を獲得したんだとか。

「IT」の正体であるピエロ、ペニーワイズは、子どもたちにしか見えない不気味な存在。
次々と子どもたちに襲いかかる恐怖は、大人には全く見えないんです。
例えば、図書館の中でペニーワイズに追いかけられても、大人にはその追いかけられている姿が見えなかったり、バスルームが血で真っ赤に染められていても、その状態はなんと大人には見えない。
子どもたちだけが体験する、不気味で恐ろしい恐怖体験を、我々も一緒に体験し、そしてペニーワイズに立ち向かっていきます。

そんな恐怖のシーンの数々を観ているうちに、不思議と彼らの仲間の一員のような感覚に陥って、ドキドキハラハラしながら物語にのめり込んでいきました。
今も思い出しただけでちょっとドキドキする。
一番怖かったのは、クライマックスよりも、プロジェクターのスクリーンから飛び出してきたときですかね。
あんなんもうお終いじゃん・・・

終盤のペニーワイズ袋叩きには、子ども故の容赦のなさを感じられて若干ほのぼのしてしまったのですが(決してほのぼのするシーンじゃない。笑)、しっかりオチがつけられていて良かったです!スッキリしました。

スッキリした直後、まさかの「Chapter 1」の文字にポカンとする私。
まさか続編が作られているとは、全く知りませんでした。
エンディングから推測するに、大人になってからの物語になるのかな?
また効果音が大きくなる度に、目を細めなくてはいけないのか・・・(笑)

王道なキャラクターたち


ピエロのペニーワイズと対峙するのは、まだまだかわいい少年少女。
勇敢な主人公ビル、おしゃべりなリッチー、生真面目なスタンリー、潔癖症なエディ、太っちょなベン、冷静沈着なマイク、そして紅一点のべバリーの6人。
なんともバランスのとれたキャラクターで、彼らの存在は、本作の魅力の一つでもあります

やっぱり主人公のビルが頼もしい!
ペニーワイズに連れ去られた弟の仇というのもあったと思いますが、たくましいビルの姿に泣けてきます。
クライマックスでの、弟(偽物)とのやりとりは、思わず泣きそうになってしまいました。

ちゃっかりべバリーといい雰囲気になっているのも、さすが主人公。
最後のキスシーンは、突然の甘酸っぱい展開に、脳が混乱しまくってました(笑)
ん?これホラー映画だよね?

ポストカードのくだりから、ベンルートくるか!?と思ってたのですが、何事もなかったようにビルとベバリーがくっついているのなんかね、もうね、いいんだけどさ、ベン幸せになれよ!

まあね〜べバリーえらいべっぴんさんでね〜、好きになっちゃうよね。
でも思春期真っ只中の少年たちの中で、下着になって一緒に遊ぶのはどうかと思うぞ!?
いい歳した私でもドキドキしちゃいましたよ!?

ビルの友人のリッチー、スタンリー、エディの3人もいいキャラしてるんです。
リッチーなんかは、みんなの3倍くらいは話していたんじゃないかってくらい口達者。
彼が喋るだけで、ピリピリ張りつめた空気が和らぐんですよね。ああいうキャラは大事ですね。
ずっと見張らされていたのに、最後だけ一緒になって井戸の家に入っていくオチも笑いました。

そんな少年たちが、独りで抱えている心や家族との問題に立ち向かい、成長していく姿も描かれていて、胸が熱くなるシーンもあるんですよね。
ますます本作は単なるホラー映画ってだけではなかったなあ、と思わされます。

みんな撮影頑張りました


あんな怖いシーンをさ!よくみんな撮ったよね!?
メイキングとかインタビューを全くみていないので、撮影の裏側はわかりませんが、10代かそこらの少年少女たちがめちゃくちゃ身体張ってるんですよ〜
怖いピエロやゾンビに追いかけ回されたり、泥まみれになったり、身体中血だらけになったり・・・小さいながらも、プロ根性を感じました。お見事。

個人的にはジェイデン・リーバハーは正統派イケメンという感じでたまりませんね。
早く歳をとっていい役者に成長して欲しいですね。(親目線)

ここまであまり触れなかった、ピエロのペニーワイズについてもちょっと書きましょう。
いや〜、書いたら呪われそうじゃないですか(笑)

とにかく一度見たら忘れらないルックス、今もすぐに思い出せますよ・・・!
よく見るような典型的なピエロの姿ではなくて、おでこが妙に出っ張ってて、どこかアンバランスな不気味さが漂っているのも、うまくキャラクターを作り上げています。
思わず声を返したくなってしまうような声色・話し方もさすがですね〜

そんなペニーワイズを演じているのが、ビル・スカルスガルド
本人はいたって爽やかな俳優さんなんです!(笑)
スターダムを登り始めた若手俳優の一人で、このペニーワイズの熱演っぷりに、世界中から一気に注目を集めています。
本当にペニーワイズという役へのアプローチはすごい。若手の役者とは思えませんね。

ペニーワイズの両目は、ちょっと斜視っぽいのですが、なんとこれ、CG処理ではなく、ビル本人が目を動かして斜視っぽくしているんだとか
役への本気度を感じますね。
これからもきっと活躍の舞台が増えることでしょう。楽しみだな〜!

怖さとグロさのオンパレード!


さすが、R-15作品というだけあって、序盤からグロテスクで、まさかあんなちっちゃい男の子の腕が食いちぎられるとは思いませんでした(泣)
いやまあ『エイリアンシリーズ』とかに比べたらかわいいもんですが・・・

思っていたよりもグロ要素があって、個人的にバイオレンス好きな私としては、そういうシーンの数々は楽しかったです(笑)
クライマックスで、ペニーワイズの口がものすごく開いてかなり気持ち悪くなるシーンがあるのですが、エイリアンのようで大変興奮しました。

でもね、子どもが怪我したりするのは辛かったね・・・
あんなに遠慮なく怪我させていて、やっぱりハリウッドはやることが違うね(苦笑)

正直、序盤でベンのお腹をナイフで切り込んだりするのはいらなかったと思うんだよね〜
ヘンリーの狂気っぷりの演出って、他の方法でもなんとかなったんじゃないかと思うよ。

あれって何か意味があるのかな?
ん、もしかして「It」って読ませる演出だっ・・・た・・・?

良かった点


・ホラー初心者でも楽しめるストーリー

全編通してホラーというわけでなく、少年たちの冒険物語でもあるので、普段ホラーを観ない人でも楽しめます。
あと、怖くなるよ〜って事前に音で知らせてくれます(笑)

悪かった点


・本編がちょっと長い

ホラーに青春物語がプラスされているので、全体的にもうちょっとテンポよく進んでも良かったかなと思います。

まとめ


それなりに怖いのですが、ホラーだけでなく、青春物語や冒険物語が加わって、どことなくファンタジックでバイオレンスな作品に仕上がっています
子役たちや、ピエロ役の熱演も素晴らしかったです。

ホラー映画を普段観ない私ですが、とても楽しめました。
ホラーが苦手な方や、初心者の方にオススメです!

どうやら2019年に、続編の公開が決まっているようなので、今から楽しみにしています!

IT イット“それ
ベンジャミン・ウォルフィッシュ
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