アメリカ政府が隠していた嘘のような本当の話を映画化!お茶目なトムに釘付け!『バリー・シール アメリカをはめた男』

ここ何日がずっとそわそわが収まらなかったぜ!
トム・クルーズ主演の新作『バリー・シール アメリカをはめた男』を観てきました!
トムの主演作は、夏に公開された『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』ぶりですね。
彼はここ数年は毎年何かしらの主演映画があるけど、ちゃんと休んでるんだろうか・・・



バリー・シール アメリカをはめた男(American Made)


監督ダグ・リーマン
脚本ゲイリー・スピネッリ
出演者トム・クルーズ
サラ・ナイト
ドーナル・グリーソン
ジェイマ・メイズ
公開2017年
製作国アメリカ合衆国


あらすじ



天才的な操縦技術を誇り、民間航空会社のパイロットとして何不自由ない暮しを送っていたバリー・シールの元に、ある日CIAのエージェントがスカウトに現れる。
CIAの極秘作戦に偵察機のパイロットとして加わる事となったバリーは、その過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、麻薬の運び屋としてもその才能を見せ始める。
ホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをするバリー。
しかしそんな彼の背後には、とんでもない危険が迫っていた・・・(公式サイトより)


実在した男、バリー・シールの半生を描いた伝記物語
監督は『ボーン・アイデンティティ』や『ジャンパー』のダグ・リーマン
ダグ・リーマンというとばりばりアクション監督のイメージですが、今回は珍しくドラマ映画を製作しています。

主演はトム・クルーズ。2人は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』で共演していますね。
トムが実在する人物を演じたのは、2008年に公開された『ワルキューレ』ぶり。珍しくアクションがメインの映画ではないので、じっくり彼の演技を堪能できそうです。

やっぱアメリカはやることが違うよな!


アメリカのスキャンダルってほんと日本じゃ考えられないくらいぶっ飛んでますね!
やっぱアメリカはやることが違うな、スケールでかすぎ!
金やら麻薬やらが絡んだスキャンダル映画って、何回観ても最終的にその感想に落ち着きます(笑)

ストーリーは実話のスキャンダル映画として、まさに王道な内容
なんというか、バリー・シールのやってきたことが地味なのか、脚本が良くないのか、いまいち盛り上がりに欠けるのが残念。
テンポが良くて展開がころころ変わっていくのは面白いですが、淡々としているのでちょっと飽きちゃうときもありました。

もっとキャラクターに貪欲さがあったらよかったな〜
バリーは意外と普通の男なんです。
家族を大切にしていて、あまり金とか権力に固執していないのが、今までみてきたスキャンダラスな男たちと違って新鮮でした。

ストーリー展開よりも、小型飛行機があっちこっち飛び回っているシーンが多かったのも印象に残ってます。
トムらしい演出だな〜と思いました。
飛行機やっぱかっこいいね!

肝心のトムですが、なんともまあお茶目なこと!
調子いいことは言うし、笑顔全開だし、お尻は出すし・・・
『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』のときも謎の全裸サービスがありましたが、今度は半ケツ
ご機嫌じゃないですか〜
予告でみたチャリンコを奪うシーン最高でした。

優秀なパイロットから、アメリカ1の密輸王へ


実在したパイロットのバリー・シールという男の半生と、彼がしてきた悪事をド派手にコミカルに描いています。
事実を基にしたストーリーで、わりとドラマチックな演出は控えめ

腕利きのパイロットだったバリーは、CIAにその腕を買われて密偵の仕事をするようになります。
それと同時に、パナマの独裁者からの麻薬の密輸という仕事も受けるようになります。
アメリカとパナマそれぞれで仕事をこなし、金を巻き上げていく彼の半生を、私たちは彼の独白とともに淡々と追体験します。

やっぱり金と麻薬が絡むので、ラストは今までのツケを払うような終わり方
はっきりとしたネタバレは避けますが、トムがあの終わり方した作品ってすごく珍しい気がします!

まあバリーも悪いやつなのですが、CIAや密売組織に利用されていた部分もあって、誰が悪いってのはな言い切れない
誰しもが悪くて、みんなどうしようもないやつら!
この世の中には金と権力が渦巻いていて、そこに浸かり続けるためにお互いにうまく取引して成り立っている危ない世界ってのがあるんでしょう。
これは80年代の物語だけど、もしかしたら今だってこういうことやってるかもしれませんよね。

私はやっぱり国がクズだなと思いました(笑)
あんなに金やら情報やらばらまいて、ソ連への恨みつらみは相当なものだったのでしょう・・・
製作陣は、あえて今80年代の人物を取り上げることで、クリーンでオープンな政治活動を求めるための警鐘を鳴らしたかったのかもしれません。今アメリカ大変ですからね〜

80年代がいかにスキャンダルまみれで荒れ狂った時代だったのかはよくわかりました(笑)
ささっと調べてみたら、冷戦やレーガンの経済政策の影響で景気は落ち込んで、経済的にはあまり良い時代ではなかったんですね。
アメリカ史きちんと勉強しないと、こういう映画を観たとき拾えない小ネタがあるので困っちゃいます。

実は普通の男?


バリーはお茶目で、機転が利いて頭の回転が早い
まさにヤバい仕事をこなすのにうってつけの逸材だったのでしょう。
でもなんか淡々と仕事をしすぎて、彼が一体何の目的で運び屋をやっているのかがいまいち伝わりにくかったです。
アメリカ最高!フゥー!ってのしかわからなかった(笑)

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』とか『ゴールド 金塊の行方』の主人公たちって、すごく貪欲で野心家なんですよね。
金が欲しい!どんどん稼ぎたい!アメリカンドリームを実現したい!そういった気持ちが全身から溢れ出しているんです。
こいつはとんでもないクズなのに何だか心が惹かれる・・・そんなカリスマ性を彼らからは感じられて、みていて引き込まれました。

ところが、バリーは何のためにあんな危険な任務をして金を稼いでいるのかよくわからない。
CIAの言葉に乗せられてやったと言う感じもない。かつての悪事をダシに脅されている描写も弱い。家族のためにもっと稼いで楽をさせたいなら、金で黙らせるんじゃなくて奥さんをもっと情熱的に説得させるべき。
バカみたいに金を使っているってワケでもない。冷戦の勝利に貢献したいという正義感(?)もない。
なんで?なんで運び屋やってるの?

金があれだけ入っても変わらない性格と、家族への一途な愛を感じるシーンをみるたびに、こんなまともな運び屋っているのか?と逆に驚きました。
ほら、運び屋って大体頭のネジ飛んでるから・・・

もうちょっとバリーがどんな人間なのか掘り下げて欲しかったです。
ドラマチックな要素と、リアルな描写のさじ加減って難しいですね〜

お茶目なトム最高!


ここ数年の中では一番お茶目なトムなのでは!?
アクションシーンがないので、今回はじっくりトムの演技を堪能できました。
やっぱりオーラがすごいよね!ちょっとニッコリするだけで全員イチコロですよ
立ってるだけでカリスマ性を感じる・・・憎めない・・・
今回は喋るときの「タメ」が3割増しくらいあって、すごく気になりました(笑)

そして珍しいベッドシーン。あっそんなにハッスルするんだ!?と、なんかよくわからない感動に満ちあふれる私。
画面にうつってるのはほぼ奥さんだったけど(笑)
無重力状態でハッスルしてるシーンなんか、盛り上がりすぎだろ!とさすがにツッコミを入れたくなりました。

正直見た目に関しては、トムって実在の人物を演じるの向いてないですよね(笑)
顔に特徴がありすぎるのか、本人がモデルになる人物に寄せる気がないのか・・・
本物のバリー・シールをみたら全然違うじゃん!と(当たり前)笑っちゃいました。
バリーの持つ茶目っ気や愛嬌なんかは、ちゃんと似せてるんだろうと思うんですけどね。

見た目まで似せるって相当難しいけど、マシュー・マコノヒーのように体重増やしたり毛を抜いたりするガッツは欲しいですよね。
また実在人物を演じるときは、『コラテラル』のように衝撃的な姿を期待してます。

小型飛行機が世界各地を巡る


本編で多かったのが、小型飛行機が飛び回るシーン
飛行機からみえるパナマの大自然や、大海原の美しい映像をみれます。

そして大方の予想通り、トムは劇中の飛行シーン全てを自分で操縦しています。
劇中で何度もみた低空飛行や、急降下の操縦もトム自身でやっているんだとか。
いやーすごいね。トム飛行機大好きだもんね。
単純に飛行機が好きな人がみても面白い映画なのではないでしょうか。

良かった点


・テンポがいい
・お茶目なトム


コミカルでテンポよくストーリーは進んでいきます。
重苦しい内容の物語はちょっと・・・という方にオススメ。

トムはとってもキュートでした!

悪かった点


・人物描写が弱い

バリーがどういう考えでそれまでの仕事をこなしてきたのか、彼の心情をもう少し描いて欲しかったです。

まとめ


アメリカの闇を覗ける映画シリーズに、新たな作品が誕生しました。
こんなこと本当にあったのか?と目を疑いたくなる衝撃的な内容は、アメリカのスケールのでかさに驚かされます。

やってることはかなりぶっ飛んでますが、主人公はわりとまともな男で、キャラクターのぶっ飛び要素は物足りなかったです。
・・・完全に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に侵されてますね(笑)

トムのお茶目な演技や、小型飛行機の操縦シーンも楽しんでください!

バリー・シール  アメリカをはめた男
VA
Rambling RECORDS (2017-10-18)
売り上げランキング: 23,130

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

YOU MIGHT ALSO LIKE

シェアしていただけると励みになります!

フォローはこちらから!

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)