命をリセットして敵を倒せ!スピード感とキレのあるアクションシーンが見どころな『亜人』

久しぶりに邦画を鑑賞してきました!
その名も『亜人』

漫画が原作ということで、元ネタわからないしスルーしようかなと思っていたんですよね。
ところが、原作を読んだことのある友人が「漫画おもしろいよ!」と勧めてくれたので、いってみることにしました

鑑賞するまでに漫画を読もうと思っていたのですが、結局そんな時間も取れず気がつけば公開日に。
ということで、原作は未読のまま映画館へ・・・



亜人


監督本広克行
脚本瀬古浩司
山浦雅大
出演者佐藤健
綾野剛
玉山鉄二
城田優
川栄李奈
浜辺美波
吉行和子
宮野真守
公開2017年
製作国日本


あらすじ



病気の妹を救うために研修医となった永井圭はある日、事故で死亡。
しかし直後、生き返る。
亜人と発覚し、崩れ去る圭の人生。
国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。

そんな圭の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト【佐藤】が現れる。
自分の運命に葛藤する圭は、佐藤が描く亜人の未来に共感できないでいた。

やがて始まる、佐藤による衝撃の国獲りゲーム。
衝突する人類と亜人。
そして亜人と亜人。

【絶対に死なない男】と【絶対に死なない男】の終わることなき【エンドレス・リピート・バトル】が始まる。
亜人たちは、永遠の命をどう生きるのか・・・?(公式サイトより)


2017年現在も連載中の、桜井画門による漫画『亜人』の実写化。
2016年にはアニメ映画化、テレビアニメ化となった人気作です。

監督を務めるのは、『踊る大捜査線シリーズ』でおなじみの本広克行
バリバリテレビ畑の方だとずっと思っていましたが、結構アニメや特撮もお好きのようで、『サイコパスシリーズ』などのアニメ作品も手がけているんですね。
2013年からはProduction I.Gの企画部に所属。今作のCGはProduction I.Gが担当しているのも、その関係なのでしょうか。

2018年には、こちらも漫画原作の『曇天に笑う』が控えています。

主役を演じたのは、佐藤健
やはり『るろうに剣心シリーズ』のバリバリこなしていたアクションのイメージが強いですね。
今作では、どんなアクションをみせてくれるのか期待。

アクションとCGのクオリティにビックリ!


原作未読でも楽しめました!
亜人という特殊能力を活かして戦うアクションムービー。

そもそも亜人という設定がわからなかったらどうしようかなと思っていたのですが、大丈夫でした(笑)
漫画原作だと、時々細かい設定についていけないことがあったりするのですが、本作はシンプルな能力だったので、ちゃんと本編についていくことができました
そしてストーリーもわかりやすい。特に番狂わせもなく、サクサクと進んでいきます。
ひねりがないというのが欠点ですが、原作未読の人間からすると複雑ではないストーリーは、作品の世界観を理解しやすくてありがたかったです。

キャストも佐藤健と綾野剛という時点で安心していましたが、予想通り安定感があってよかったです。
綾野剛のキャラめっちゃよかった〜!
ああいうふざけているようなサイコパスキャラって、実写化でやると寒くなっちゃうことがありますが、綾野剛はうまく演じていましたね。
2人の筋肉もすごかった。ムッキムキ。

アクションとCGのクオリティが高くて、アクションシーンはぐいっとスクリーンに見入ってしまいました。
スピード感と勢いがあります。特に佐藤のアクションシーンがお気に入り。
遠慮なく腕が切れたり頭が吹っ飛んだりしているシーンも、攻めの姿勢が感じられていいですね。

亜人の体から出てくる「ユーレイ」のCGも自然でよかったですね。
体からユーレイの分子が出てくる動きのCGの、自然さと細かさがリアルで役者と馴染んでいました。

亜人の能力に目覚めた主人公のデスマッチ!


亜人という特殊な生き物が、作品の中心となって物語が展開します。
見た目は人間と変わりありませんが、彼らは死ぬことができない、不死身の肉体をもった生き物

亜人を保護し、密かに人体実験を続けていた政府に、かつて実験台とされていた「佐藤」という男が、組織を作り人間に復讐せんとしていました。
そこに、主人公の永井圭は亜人の能力に目覚め、政府と佐藤の戦いに巻き込まれていきます

シンプルでわかりやすいストーリー。
実は政府が秘密で非人道的なことをしている設定というのは、少年漫画によくある設定ですよね。
それに反発した亜人たちの構図や、そこに巻き込まれていく主人公の三つ巴のバランスが小気味良い。
「お守り」の伏線を2回回収していたのは、してやられました。
最後永井はスーパーマンみたいになってましたが、続編もできますよ〜という終わり方がちょっとやらしいですね(笑)

原作未読でも十分楽しめます。
登場人物も多くないし、亜人の能力も不死身の存在だという、シンプルなものなので色々考えながら観る必要はありません。
うまく2時間でまとめているなとは思いますが、時々話が急展開になるなと感じる部分もありました

まず、主人公が状況を飲み込む力がありすぎるのは、まあ漫画ではよくあることなので、しょうがないとしましょう。
あんまり葛藤しているシーンがないというか、永井の心情が描かれたシーンが少なかったので、彼に感情移入しずらかったです。

特訓しているシーンもありましたが、研究所から逃げ出してからどのくらいの期間が過ぎたのかもよくわからなかったので、急に強くなった永井に違和感。
ただ普通に暮らしたかったわりには、ちゃんと自分の置かれている状況に順応してるじゃん!とつっこみたくなりました。
妹ちゃんと話したり、おばあちゃんのところで過ごしているうちに、気持ちに整理がついたのかな。

あとは、あの誤射でキレて急に仲違いしちゃう佐藤には笑いました(笑)
原作では最初は永井は佐藤たちの仲間に入って、そのあと佐藤たちのやり方についていけなくなって抜ける・・・という流れがあるんだそうです。

そこは原作通りにしたほうが、自然な理由づけができたんじゃないですかね?
2時間だとそこまで詰め込んじゃうのは難しいかな。
まあでも佐藤のイかれた性格を理解するにはいい切り返し方なのかもしれません。
佐藤を殺そうとする永井の理由が「お前が大っ嫌いなんだよ!」も、若者らしい感情的な理由でいいなと思いました。
そのあとの政府のえげつない処理も、さすがでしたね。ゲスゲスな政府でした。

もしかしたら、前編・後編にしたほうがよかったかもしれませんね。
それぞれのキャラクターも深く掘り下げられたし、ストーリーもチグハグにならずに正統派なSFアクションムービーに仕上がったかな。

平凡に暮らしたい亜人 vs 人間を憎む亜人


亜人は不死身の存在で、何度も命をリセットすることのできる特殊能力。
一瞬『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を思い出しましたが、あれは死ぬと時間が戻るんですよね。
亜人は、時間は戻らず、肉体そのものを復活することができます
この能力を使いながら戦います。

さらに亜人は謎の物体を生み出すことができます。見た目はミイラのような姿。
ジョジョのスタンドのような感じというと伝わりやすいでしょうか。
主人公は「ユーレイ」と呼んでいました。映画では彼らの存在について、解説は特にありません
原作ではもっと詳しく描かれているようですが、今回は中途半端に触れなくて正解だったと思います。
話がどんどんややこしい方向に進んでいってしまうもんね。

お察しの通り、この能力は自分が死んで初めて気づきます。
主人公の永井も、交通事故に遭って自分が亜人だと気づくのです。
永井は普通の男の子。無口でぶっきらぼうですが、病気の妹のために医者を目指していた、というなんとも健気な青年
しかし亜人の能力に目覚めたことで、彼の人生は一転します。

そんな永井の敵となるのが、同じ亜人の佐藤。
ニコニコしているが、言動は最強にイかれた男
仲間の田中によると、20年以上も政府の人体実験に使われていたそうで、政府への恨みは相当。
永井の能力の強さを気に入り、仲間に引き入れようとしますが、これを永井は拒否。
佐藤は人間とともに永井も葬り去ろうと様々な策を講じていきます。

正統派主人公とサイコパス悪役
特に佐藤のイかれた言動は、頭おかしいと思ってもついひかれてしまいますね。
佐藤の人を呼ぶときに、「〇〇く〜ん」と語尾をのばす呼び方がツボです。
あとは「おかーをこーえーゆこーおよー」と「ミスタースポック、転送だ」がお気に入りです。
佐藤はコミカルなセリフもあって面白いキャラですよね。

綾野剛の存在感が素晴らしい


今回のMVPはやっぱり綾野剛じゃないですかね!
いままでなんとも思っていなかったのですが、今作であらためて綾野剛いいな〜、いや、いいねえ〜と思いました(笑)
クセのある悪役を見事に演じていました。

友人曰く、「見た目は原作とはちょっと違うけど、喋り方が佐藤っぽくてよかった」とのこと。
キレさせたらやばそうな雰囲気を醸し出しているのもいいですし、何考えているんだかわからない表情もいい具合にキャラクターを作り上げていましたね。
アクションもキレがあってカッコよかった!SAT戦はもう完全に綾野剛の独壇場でしたね
相変わらずラ行の滑舌が悪いのは気になるんだけどね。

主演の佐藤健もよかったですよ〜
アクションは期待通り完璧。特に体のどこかを負傷したときの動きが自然なんですよね。
やり過ぎず、でもこの部分を怪我したらどんな姿勢になるか、動きになるか、というのを彼は熟知しているんだと思います。
普通のキャラクターを演じるというのが実は難しいと思うのですが、自然に演じていました。

女性陣は川栄李奈浜辺美波と、いまいろいろな作品に出ているフレッシュな女優2人。
川栄李奈は、どうしてもいかり肩みたいになっている姿勢が気になって気になって。
スーツが悪いのか、本人の素の姿勢なのか・・・いやそんなとこ気にすんなよって感じですが(笑)
城田優とのアクションシーンはカッコよかった!特に、飛びついて首に足回して締め落とす動きがお気に入りです。
女の人のアクションシーンって、あの動きめっちゃ多いですよね。なんでだろう。

浜辺美波は『君の膵臓を食べたい』でちょっと注目していたので、またお目にかかれて嬉しいです。
でもまた病気の役(笑)ちょっと違う雰囲気のキャラクターもみてみたいです。
キミスイのときの、クセのある口調がなかったので、今回はより自然さが出ていました。

あと本広監督って、SATのあのおじさん絶対好きだよね(笑)

アクションとCGがかなりかっこいい!


アクションとCGのクオリティが高い!おすすめ!

アクションはどのシーンもスピード感があり、キレッキレ
息をするのも忘れそうになるくらい、スクリーンに夢中になってしまいました!
特に佐藤が、亜人研究所と厚生労働省に乗り込んで、1人でじゃんじゃん敵をなぎ倒していくシーン、どっちもむちゃくちゃカッコよかったー!
銃をぶっ放しナイフで切り裂き爆弾を投げる!
そして時々自殺。画面の切り替わりが早くて面白かったです。
綾野く〜ん、いいねえ〜

グロい描写もしっかり描いていて好印象
腕をぶった切る瞬間や、頭をぶっ放すシーンって、なかなか邦画じゃ見れない気がします。
ビルに飛行機が突っ込むシーンは、これ(9.11とか)大丈夫なのか?とちょっとヒヤヒヤしたけど。

本編クライマックスの、永井vs佐藤&ユーレイ同士のバトルもよかった!
ノンストップであっちこっちめまぐるしく動き回るカメラワーク。
緊張感と興奮度がマックスになりました。

CGはさすが、Production I.Gが担当しているだけある!
数少ないお気に入りアニメたちの製作が大抵Production I.Gだったので、私はこの会社に絶大な信頼を寄せています(笑)
でも贔屓目に見なくても、かなりよく作られていたなあと思います。
ユーレイの自然な存在感だったり、動きのスムーズさもよかったですし、ユーレイから流れる細かい粒子のCGもよくできてました。

良かった点


・スピードとキレのあるアクションシーン

アクションシーンの完成度は文句なしです。

悪かった点


・もっとキャラクター描写が欲しかった

変にダラダラするよりは、2時間ですっぱり話をまとめていて良かったです。
欲を言えば、もっとキャラクターたちの心情を描いて欲しかったな〜

まとめ


漫画原作の実写化、かつ原作未読ということで、楽しめるかちょっと不安だったのですが、原作を読んだことがなくても問題なく楽しめました
アクションシーンにとても力が入っていて、こちらも一生懸命になってみてしまうほど。
出演者たちのアクションもかっこよかったです!

綾野剛がいいキャラしていて、私はすごく綾野剛が好きになりました(笑)
原作とちょっとストーリーが違うということで、どんな話なのか気になったので、漫画も読んでみようと思います!

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